異世界転移魔法陣3
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「リオール様?」
「何?」
「ジェラール様に伝言とかはよろしいのですか?」
えっ!?
別にしなくてよくない?
「必要ある?」
フェリーラザもジェラールももう関わらなくて良くない?
「他人に迷惑をかけるのはやめなさいって言った方がよろしいのでは?」
あー、説教は必要?
でも、この転移陣の先に私がいることがバレちゃうじゃないのよ。
「ジェラールがこっちに来たら、嫌なんだけど?」
300年以上もリオールに執着してるとか怖すぎるんだよ。
私は、確かにリオールだけど、今は理織だもん。
「その点はなんとかなると思います」
「どういうこと?」
「リシスさんと検討しました。ニャーナさんが向こうに戻ったときに魔法陣を破棄、いえ破壊出来る魔法陣を作成しました」
なんですって!?
「本当に!?」
「はい。ただニャーナさんに破壊の魔法陣のオーブを帰還した時に魔法陣に叩きつけてもらわなくちゃ行けないのですが…」
それは…ニャーナにお願いするしかないね。
それからはみんなで神凪ダンジョンで、狩りをした。
向こうで持っててもおかしくないバッグを探して、マジックバッグ化した。
それを理編にピックアップの付与をお願いして、ニャーナに魔力登録をしてもらった。
で、肉やら野菜やら魔石やらを詰め込む詰め込む詰め込む。
内容量は、1番大きいのにしたわよ。
で、私はニャーナにお願いをした。
ジェラールへの手紙を渡してもらうのと、帰還後魔法陣が消える前に、魔法陣破壊のオーブを叩きつけてもらうのを。
ニャーナは、二つ返事で頷いてくれた。
よかった。
そして、新宿ダンジョン3階層の予想通りの場所に転移の魔法陣が浮かび上がった。
『みんな、ありがとにゃ。たのしかったにゃ』
ニャーナの嬉しそうな笑顔は、可愛い。
『『ニャーナちゃん、げんきでね』』
『ありがとにゃ!』
手を振る双子とニャーナ。
『ニャーナ、オーブよろしくね』
『わかってるにゃ』
私のお願いに、もう一度頷いてくれる。
ホントにお願いだよ。
『手紙もジェラールって人に渡すにゃ』
『わざわさ探さなくてもいいからね?帰還した場所に誰かいたらジェラールか確認してジェラールだったら渡せばいいから』
『わかってるにゃ』
「嵐くん、いいの?」
「そうだよ、最後だよ?」
「嵐?後悔するなよ?」
嵐はみんなに背中を押されて?むしろ突き飛ばされて?ニャーナの目の前へ移動した。
『ニャーナ。俺、ニャーナのこと大好きなんだぞ』
ニャーナはすごくビックリして、
『ありがとにゃ、でもごめんにゃ。ニャーナ結婚してるんだにゃ』
はぁ!?
ニャーナ、人妻だったの!?
嵐が膝から崩れ落ちた。
あー、嵐………(合掌)。
そんな時に、魔法陣が光り出した。
向こうに戻る時間ってことだね。
『みんな、ありがとにゃ!!』
そこまでで、ニャーナの姿は消えて見えなくなった。
無事に帰れてるといいけれど…。
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