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SECOND YOUTH~二回目の青春~  作者: 六依由依
第三章:夏休みサマーデイズ
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第10話:真夏の恋バナ


「あー・・・遊んだねー」


「まさか由依が参戦してくるとは思わなかったよ」


「ふぅ・・・なんか・・・二人が、遊んでるの・・・見てたら、羨ましくなっちゃって・・・」


私だけ疲労のレベルが目に見えて違う。

そんなに走ったりしてるわけじゃないのに・・・


足首程度の水深でも、波打ち際で立ってるだけで結構体力は消耗するのだと学んだ。



「お姉ちゃん・・・大丈夫?無理してない?」


「辛いなら休んでもいいよ?」


「ありがと・・・無理はしてないよ。休むけど・・・」


そのまま牧原さんが待つレジャーシートの所まで戻り、倒れこむような勢いで座り込む。


「おつかれさん、ほら、全員分のスポドリだ」


牧原さんはクーラーボックスの中から、ドリンクを取り出しで手渡してくれた。


「ありがと」

「サンキュ」

「ごめんね」


三者三様の返事と共に運動後の水分補給を行う。


「ふぅ・・・あ、慎二、今何時?」


「えーっと、12時半だな」

え?もうそんなに経ってたの?


「もうそんな時間なんだ、そういえばお腹すいてるかも、お姉ちゃんは?」


「私も、すこし空腹かも・・・」


「じゃあ昼飯タイムだな。そこに海の家があるしそこで何か買ってこようか?」


「むこうで食べたりはしないの?」


「それだと荷物見てる人用意するか、これ一回全部片付けなきゃまずくない?」

全員で目を離してたら盗まれちゃうかもしれないしね。


「あー。そっか」


「じゃあ、やっぱり買ってきてここで食べるしかないね・・・」


「誰が買いに行く?」


「とりあえず慎二は確定ね」


「はいはい。まぁ力仕事は俺の仕事だな」


「あともう一人、私と鈴ちゃんのどっちかだね」


「私は?」


「お姉ちゃんは休んでてよ。一番疲れてるでしょ?」


「うっ・・・」




ジャンケンの結果、鈴と牧原さんが買い物に、私と朱音さんが荷物番になった。


「ねぇ、朱音さん」


「何?」


「牧原さんの事、どう思ってるの?」


「由依も!?鈴にも聞かれたよ!?」

前に水着選んでる時なのか、それともそのあとさらに何かあったのか、

朱音さんは手をわたわたさせながら激しく言い返してくる。


「あ、いや、私は鈴みたいに露骨なのじゃなくて、幼馴染として、どう思ってるのかなって」


「幼馴染として?」


「そう」


「幼馴染かー。まぁ、信頼はしてるよ。今までお互いに色んな事助け合ってきたからね」


「へー」


「勉強も、運動も、昔から一緒だったなぁ」


「でも、恋人関係ってわけじゃないんだね」


「やっぱりその話になるー。あんたら姉妹はー」


「だっていつも仲良さそうなんだもん。息ぴったりだよ?」


「別に恋人じゃなくても昔から付き合い長ければそんなもんでしょ?っていうか、それをいうならあんたら姉妹だって息ピッタリだからね?」


「あぁ・・・まぁそうかな」

鈴との仲かぁ。牧原さんにもまえにすごい仲いい方だぞって言われたかも。


「でしょう?あいつと私は幼馴染なだけだって」


「って事はさ、牧原さんが他の子と付き合ってても別にいいって事?」


「え?・・・うーん・・・考えた事無かったなぁ・・・」


「もし私が牧原さんと付き合うって、言ったら、どう思う?」


「え?えぇ!?由依・・・もしかして・・・?」


「例えの話ね」


「た、例えね。例えか・・・たしかにちょっとビックリはするかもしれないけど、私が慎二の人生を左右する権利は無いよね。私も、慎二以外の子と付き合ってた事あるし、人の事は言えないと思う。」


「ふーん・・・」


「もし慎二が、私より好きな子が出来たって言ったら、それはもうしょうがないのかな・・・」

朱音さんの顔はなんか複雑な感じだ。


「もしその人が由依だっていうんなら、私は応援するよ?由依と慎二が彼氏彼女の関係になっても、幼馴染の関係と、友達の関係が無くなるわけじゃないしね」


「だからそれは例えだってば」


「分かってるって。でさ、由依は慎二の事、どう思ってるの?」


「私!?」

朱音さんはニヤニヤしながら聞いてくる。

形勢逆転された!


「そ、私だって色々言ったんだし、由依も答えてよね」


「う・・・そうだね・・・牧原さんは、私の事よく心配してくれるし、細かい気配りとかしてくれるし、優しいよね」


「わかるなー。あいつ世話焼きな所あるよね」


「うん。あとは・・・強そうだし、結構さわやかな感じだし・・・頼りに・・・なる、かな?」


「へー、好印象だね」


「かもね」


「付き合いたい?」


「えぇ?」


「慎二の事、好き?」

ええええ?ど、どうなんだろう・・・

私は牧原君のこと・・・好き?普通?

付き合うってどうなる事なんだろう。


「えぇ・・・ええと・・・うーん・・・わかんないよ・・・」


「っていうか、誰かを好きになった事ある?」

過去にはあったらしいけど、今の私には・・・無いかも。


「好き・・・まだ、よくわかんないかも」


「そっか・・・まぁいつかわかると思うよ」


そこまで話したところで、二人が戻って来て、会話は終了した。


好き・・・好きって、どんな感じなんだろう・・・

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