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帰郷

ずっと黙ったままの電話以来、修哉君の態度が変、どうしよう


生徒会

「身構えないでよ。今日はただの仕事なんだ。終わったら一緒に帰ろうね。帰りは、危ないから」


手はつないでくるものの、今日は1回もやらしいことしてこない

「またね、江美」

私の手の甲にキスをして、振り返らず帰ってしまう。こんなことが何日も続く、樹君と話す気にもなれない。それに、誰にでも優しくなったから告白する女生徒続出


「江美。修哉様からプレゼントよ。初めてじゃないの。心配してたけど大丈夫ね。」

母から渡されたバラの花束、手紙には「江美に一目ぼれした日が今日です。いつもごめんね。好きです。素直にいえなくてごめん。あなたの幸せが僕の幸せです。」

私、修哉君のこと勘違いしてた、傷つけたんだ、本当はいい子だったんだ、きっと伝わってた。最低だ、私


ドキドキしながら、手をつなぐ。振り払われたらどうしよう。

「手、自分からつないでくるの初めてだね・・・。そうだ、話があるんだ。明日の夜、空いてる?」


「よかった、来てくれた。江美が望むならだけど、他の女好きになったことにして別れるよ。そうすれば、江美は返金しないで縁切れるし、いざとなったら助ける。江美のこと、本当に好きだからもう我慢させたくないんだ。返事は、後でいいよ」踵を返す修哉君

「待って、お願い・・・。行かないで。そばにいて」

「・・・江美?」

あんなに邪魔に思っていたこともあったのに、いなくなると言われると不安で、涙がこぼれる。

「江美・・・。泣かないでよ。笑ってるほうが可愛いよ・・・」

白いハンカチで私の涙を拭く。涙が止まらない、どうしよう。私は身勝手かな。

「修哉君、嫌わないで。一人にしないで、嫌だよそんなの。寂しくしないで」

「ばか、泣くなよ・・・。江美が望むとおりにするから」

「ごめんなさい、修哉君。私、修哉君のこと好きだよ。いつも何もできなくてごめん」

衝動的に抱きついて泣きつく。一瞬と惑った後、私のことをあやすようになでる。

「大丈夫。江美は、お前だけは何をしてでも守るから。愛してるよ、江美」


「落ち着いた?江美の大好物のオムライス、作ったよ。スープもあるけど江美なら食べれるよね。まあ、江美の食いしん坊なところも好きだよ」照れ笑いする修哉君、かっこいいな。今までもこんな表情してはいたよね。

おいしい、本当に何でもできるな、かっこいい。家庭を持つのもいいかも。樹君にはくるみ先輩がいるし、これが最善かもね。


「ねえ修哉君、したくなっちゃった。」

それに、上手だしね。

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