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戦国浪漫  「愛乱武優」  作者: 三ツ星真言
14/20

狙撃手の素顔

「ご無礼。」

 柔磨が牙王を押し倒した瞬間、牙王の頭があった場所を一発の銃弾が

通過して、後ろの柱に炸裂する。

バーン

 牙王とて戦国武将、武人、何が起こったか瞬時に理解した。

 実は、牙王はバイセクシャルなので、柔磨の激しい抱擁が

嬉しかったが、そんなことは今は言っておれない。命が、惜しい。

 二発目の銃弾が襲ってきた。

バーン

 牙王の周りに駆け寄った家来の一人が楯となって撃たれた。

 見物客はパニックに陥り、わめき騒ぐ。


「あそこだ。」

 そんな中、冷静な柔磨は狙撃手の姿を発見した。

 かなりの距離があるだけに、銃の名手と見た。

 新しい玩具を見つけた子供のように、柔磨は、牙王を家来にまかせ、

疾走する。

バーン

 狙撃手は柔磨を狙って撃ったが、頬をかすめるだけであった。

 腰を抜かすどころか、笑みを浮かべる柔磨に驚いた狙撃手はあきらめて、

逃亡を図った。

 それを許すような柔磨ではない。

 たちまち追いつき、銃を奪い、覆面を剥いだ。

「何と・・・・・」

 覆面の下の素顔に、柔磨は言葉を失ったのである。



 



  



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