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魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク  作者: 白崎詩葉
第2章

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第3話 蜂害の魔女⑤

 魔女を退治したジャンヌとアタランテは別れ道に出る。

「私、こっちに行くから、ここでお別れね」

「今回は先輩と戦えてうれしいかったです!」

 スピカに乗っているアタランテは、嬉しく話す。

「こっちも助かった」

「そういえば、先輩。大丈夫ですか?あのストーカーに付きまとわれて」

「あ・・・心配してくれてありがとうね。それはなんとかして退治するから」

 アタランテまで巻き込ませたくないが、アキセは獣が嫌いでスピカがいるから、おそらくないだろう。

「分かりました。困った時は私に言ってください。いつでも殺しに参りますので」

 目をキラキラに見せるアタランテ。

「その殺意は、魔女以外に無駄に向けないこと」

 アタランテに軽く注意する。

「分かってますって。先輩!お元気で~」

 アタランテは手を振り、スピカに乗って去った。

 人間に襲われ、怯えていたアタランテは、今では聖女の一員としてスピカと共に戦っている。たくましくなったとジャンヌは感心する。

「あ~やっといったか~」

 一気に肩が重くなった。

 タイミングを見計らって、アキセが現れる。

「まだいたわけ」

 冷たい視線を送る。

「ひどい目にあった。ハチどもがしつこくで」

「そのまま蜂の餌にでもなればよかったのに」

 悪運が強いアキセに嫌になる。

「なんだよ。俺を巻き込ませやがって」

「あんたに言われだって、痛くもかゆくもない」

「ホントに可愛げがない。てか、聖女ってかわいい子いないわけ」

「あんたのかわいいの定義は分からない」

「例えば・・・」

 アキセがジャンヌの顎に手を持ち、顔に近づけようとするが。

「いや~お疲れお疲れ」

 あの風の魔女が何知らずに声をかけてくる。

 わあと声を上げてお互い一歩引く。

「どの面下げて出やがった・・・」

 ジャンヌは眉を吊り上げながら、ロザリオを構える。

「え~言ったじゃん!手伝うって」

 風の魔女は頬に人指し指を立てあざとく言う。

「あれのどこか手伝うっていうのよ!」

 ジャンヌは風の魔女に怒声を上げる。

「ジャンヌ。結局なんなんだ?この魔女は?」

 アキセがジャンヌに問いかける。

「君も察しが悪いな」

 風の魔女は鈴を鳴らす。その瞬間、アキセの表情が変わった。

「まさか、この間俺の指輪を・・・」

 この間とは、アキセが指輪を失くした時だろう。

「本当に気づくの遅いんだから」

 アキセは魔女に向かって銃を撃つが、頭を傾けられ、弾は彼方へ飛んでいった。

 アキセも眉を吊り上げる。

「なぜ?」

「イッタズーラで!」

 魔女はリズミカルに言いながら、アキセが打ってくる弾を華麗に避ける。

 アキセが珍しく怒っている。これに乗じることにした。

「どうする?一緒に魔女狩りでもする?」

「いいねえ。俺も賛成」

 ジャンヌとアキセは風の魔女に対してロザリオと銃を構える。

「え?何。そんな敵意むき出しするの?」

 風の魔女が焦っている。

「あ!そうだ。今回の報酬。あんたたちの関係の噂。あたいなんだ」

 噂。ジャンヌが知っている噂は、アキセの彼女にされているということだ。

 そういえば、どの魔女から風の噂で聞いたと言っていた。風は、つまり彼女のことだろう。

「おまえが!」

 ジャンヌはすかさずロザリオを横に振るうが、魔女は逃げられる。

「噂を流したのはッ!」

「怒ってる~」

 魔女は面白がっている。

「なぜ流した!」

「え~」

 あざとく言う。

「君たちず~っと一緒にいるからさ。聖女とリリムでさ。できてるのかなって。もっとくっつきたくて盛り上げようと思ってね」

「ふざけるな!こんなクズとくっつくことなんて、一生ない!」

「ちょっと待った」

 アキセが横から入る。

「噂流すなら、ジャンヌはセフレの仲だって流せよ」

 ゴツ!

 ジャンヌはアキセを地面にめり込むほど殴る。

「仲良しじゃ~ん」

 どこからどう見ればそう思えるだろうが。

「ねえ知ってる?噂を流す女は嫌われてるってさ」

 ロザリオに白い炎を溜める。

「そんなの知らな~い。話したくて話しているだけだもーん」

 子供のようにいう。

「それに噂っていうのは、 魔女を退治したジャンヌとアタランテは別れ道に出る。

「私、こっちに行くから、ここでお別れね」

「今回は先輩と戦えてうれしいかったです!」

 スピカに乗っているアタランテは、嬉しく話す。

「こっちも助かった」

「そういえば、先輩。大丈夫ですか?あのストーカーに付きまとわれて」

「あ・・・心配してくれてありがとうね。それはなんとかして退治するから」

 アタランテまで巻き込ませたくないが、アキセは獣が嫌いでスピカがいるから、おそらくないだろう。

「分かりました・・・困った時は私に言ってください。いつでも殺しに参りますので」

 目をキラキラに見せるアタランテ。

「その殺意は、魔女以外に無駄に向けないこと」

 アタランテに軽く注意する。

「分かってますって。先輩!お元気で~」

 アタランテは手を振り、スピカに乗って去った。

 人間に襲われ、怯えていたアタランテは、今では聖女の一員としてスピカと共に戦っている。たくましくなったとジャンヌは感心する。

「あ~やっといったか~」

 一気に肩が重くなった。

 タイミングを見計らって、アキセが現れる。

「まだいたわけ」

 冷たい視線を送る。

「ひどい目にあった。ハチどもがしつこくで」

「そのまま蜂の餌にでもなればよかったのに」

 悪運が強いアキセに嫌になる。

「なんだよ。俺を巻き込ませやがって」

「あんたに言われだって、痛くもかゆくもない」

「ホントに可愛げがない。てか、聖女ってかわいい子いないわけ」

「あんたのかわいいの定義は分からない」

「例えば・・・」

 アキセがジャンヌの顎に手を持ち、顔に近づけようとするが。

「いや~お疲れお疲れ」

 あの風の魔女が何知らずに声をかけてくる。

 わあと声を上げてお互い一歩引く。

「どの面下げて出やがった・・・」

 ジャンヌは眉を吊り上げながら、ロザリオを構える。

「え~言ったじゃん!手伝うって」

 風の魔女は頬に人指し指を立てあざとく言う。

「あれのどこか手伝うっていうのよ!」

 ジャンヌは風の魔女に怒声を上げる。

「ジャンヌ。結局なんなんだ?この魔女は?」

 アキセがジャンヌに問いかける。

「君も察しが悪いな」

 風の魔女は鈴を鳴らす。その瞬間、アキセの表情が変わった。

「まさか、この間俺の指輪を・・・」

 この間とは、アキセが指輪を失くした時だろう。

「本当に気づくの遅いんだから」

アキセは魔女に向かって銃を撃つが、頭を傾けられ、弾は彼方へ飛んでいった。

 アキセも眉を吊り上げる。

「なぜ?」

「イッタズーラで!」

 魔女はリズミカルに言いながら、アキセが打ってくる弾を華麗に避ける。

アキセが珍しく怒っている。これに乗じることにした。

「どうする?一緒に魔女狩りでもする?」

「いいねえ。俺も賛成」

 ジャンヌとアキセは風の魔女に対してロザリオと銃を構える。

「え?何。そんな敵意むき出しするの?」

 風の魔女が焦っている。

「あ!そうだ。今回の報酬。あんたたちの関係の噂。あたいなんだ」

 噂。ジャンヌが知っている噂は、アキセの彼女にされているということだ。

 そういえば、どの魔女から風の噂で聞いたと言っていた。風は、つまり彼女のことだろう。

「おまえが!」

 ジャンヌはすかさずロザリオを横に振るうが、魔女は逃げられる。

「噂を流したのはッ!」

「怒ってる~」

 魔女は面白がっている。

「なぜ流した!」

「え~」

 あざとく言う。

「君たちず~っと一緒にいるからさ。聖女とリリムでさ。できてるのかなって。もっとくっつきたくて盛り上げようと思ってね」

「ふざけるな!こんなクズとくっつくことなんて、一生ない!」

「ちょっと待った」

 アキセが横から入る。

「噂流すなら、ジャンヌはセフレの仲だって流せよ」

 ゴツ!

 ジャンヌはアキセを地面にめり込むほど殴る。

「仲良しじゃ~ん」

 どこからどう見ればそう思えるだろうが。

「ねえ知ってる?噂を流す女は嫌われてるってさ」

 ロザリオに白い炎を溜める。

「そんなの知らな~い。話したくて話してるだけだもーん」

 子供のようにいう。

「それに噂っていうのは、面白くて話したいから流れるものなのよ」

 魔女から風が吹き荒れる。

 顔を上げれば消えていた。

「最後に一つ。あたい。風鳴(かざなり)の魔女ウィム・シルフ。またね」

 声だけが響き、鈴の音と共に去っていった。

「ち、逃げやがった」

 面倒な魔女に目をつけられたジャンヌとアキセだった。



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