第3話 蜂害の魔女⑤
魔女を退治したジャンヌとアタランテは別れ道に出る。
「私、こっちに行くから、ここでお別れね」
「今回は先輩と戦えてうれしいかったです!」
スピカに乗っているアタランテは、嬉しく話す。
「こっちも助かった」
「そういえば、先輩。大丈夫ですか?あのストーカーに付きまとわれて」
「あ・・・心配してくれてありがとうね。それはなんとかして退治するから」
アタランテまで巻き込ませたくないが、アキセは獣が嫌いでスピカがいるから、おそらくないだろう。
「分かりました。困った時は私に言ってください。いつでも殺しに参りますので」
目をキラキラに見せるアタランテ。
「その殺意は、魔女以外に無駄に向けないこと」
アタランテに軽く注意する。
「分かってますって。先輩!お元気で~」
アタランテは手を振り、スピカに乗って去った。
人間に襲われ、怯えていたアタランテは、今では聖女の一員としてスピカと共に戦っている。たくましくなったとジャンヌは感心する。
「あ~やっといったか~」
一気に肩が重くなった。
タイミングを見計らって、アキセが現れる。
「まだいたわけ」
冷たい視線を送る。
「ひどい目にあった。ハチどもがしつこくで」
「そのまま蜂の餌にでもなればよかったのに」
悪運が強いアキセに嫌になる。
「なんだよ。俺を巻き込ませやがって」
「あんたに言われだって、痛くもかゆくもない」
「ホントに可愛げがない。てか、聖女ってかわいい子いないわけ」
「あんたのかわいいの定義は分からない」
「例えば・・・」
アキセがジャンヌの顎に手を持ち、顔に近づけようとするが。
「いや~お疲れお疲れ」
あの風の魔女が何知らずに声をかけてくる。
わあと声を上げてお互い一歩引く。
「どの面下げて出やがった・・・」
ジャンヌは眉を吊り上げながら、ロザリオを構える。
「え~言ったじゃん!手伝うって」
風の魔女は頬に人指し指を立てあざとく言う。
「あれのどこか手伝うっていうのよ!」
ジャンヌは風の魔女に怒声を上げる。
「ジャンヌ。結局なんなんだ?この魔女は?」
アキセがジャンヌに問いかける。
「君も察しが悪いな」
風の魔女は鈴を鳴らす。その瞬間、アキセの表情が変わった。
「まさか、この間俺の指輪を・・・」
この間とは、アキセが指輪を失くした時だろう。
「本当に気づくの遅いんだから」
アキセは魔女に向かって銃を撃つが、頭を傾けられ、弾は彼方へ飛んでいった。
アキセも眉を吊り上げる。
「なぜ?」
「イッタズーラで!」
魔女はリズミカルに言いながら、アキセが打ってくる弾を華麗に避ける。
アキセが珍しく怒っている。これに乗じることにした。
「どうする?一緒に魔女狩りでもする?」
「いいねえ。俺も賛成」
ジャンヌとアキセは風の魔女に対してロザリオと銃を構える。
「え?何。そんな敵意むき出しするの?」
風の魔女が焦っている。
「あ!そうだ。今回の報酬。あんたたちの関係の噂。あたいなんだ」
噂。ジャンヌが知っている噂は、アキセの彼女にされているということだ。
そういえば、どの魔女から風の噂で聞いたと言っていた。風は、つまり彼女のことだろう。
「おまえが!」
ジャンヌはすかさずロザリオを横に振るうが、魔女は逃げられる。
「噂を流したのはッ!」
「怒ってる~」
魔女は面白がっている。
「なぜ流した!」
「え~」
あざとく言う。
「君たちず~っと一緒にいるからさ。聖女とリリムでさ。できてるのかなって。もっとくっつきたくて盛り上げようと思ってね」
「ふざけるな!こんなクズとくっつくことなんて、一生ない!」
「ちょっと待った」
アキセが横から入る。
「噂流すなら、ジャンヌはセフレの仲だって流せよ」
ゴツ!
ジャンヌはアキセを地面にめり込むほど殴る。
「仲良しじゃ~ん」
どこからどう見ればそう思えるだろうが。
「ねえ知ってる?噂を流す女は嫌われてるってさ」
ロザリオに白い炎を溜める。
「そんなの知らな~い。話したくて話しているだけだもーん」
子供のようにいう。
「それに噂っていうのは、 魔女を退治したジャンヌとアタランテは別れ道に出る。
「私、こっちに行くから、ここでお別れね」
「今回は先輩と戦えてうれしいかったです!」
スピカに乗っているアタランテは、嬉しく話す。
「こっちも助かった」
「そういえば、先輩。大丈夫ですか?あのストーカーに付きまとわれて」
「あ・・・心配してくれてありがとうね。それはなんとかして退治するから」
アタランテまで巻き込ませたくないが、アキセは獣が嫌いでスピカがいるから、おそらくないだろう。
「分かりました・・・困った時は私に言ってください。いつでも殺しに参りますので」
目をキラキラに見せるアタランテ。
「その殺意は、魔女以外に無駄に向けないこと」
アタランテに軽く注意する。
「分かってますって。先輩!お元気で~」
アタランテは手を振り、スピカに乗って去った。
人間に襲われ、怯えていたアタランテは、今では聖女の一員としてスピカと共に戦っている。たくましくなったとジャンヌは感心する。
「あ~やっといったか~」
一気に肩が重くなった。
タイミングを見計らって、アキセが現れる。
「まだいたわけ」
冷たい視線を送る。
「ひどい目にあった。ハチどもがしつこくで」
「そのまま蜂の餌にでもなればよかったのに」
悪運が強いアキセに嫌になる。
「なんだよ。俺を巻き込ませやがって」
「あんたに言われだって、痛くもかゆくもない」
「ホントに可愛げがない。てか、聖女ってかわいい子いないわけ」
「あんたのかわいいの定義は分からない」
「例えば・・・」
アキセがジャンヌの顎に手を持ち、顔に近づけようとするが。
「いや~お疲れお疲れ」
あの風の魔女が何知らずに声をかけてくる。
わあと声を上げてお互い一歩引く。
「どの面下げて出やがった・・・」
ジャンヌは眉を吊り上げながら、ロザリオを構える。
「え~言ったじゃん!手伝うって」
風の魔女は頬に人指し指を立てあざとく言う。
「あれのどこか手伝うっていうのよ!」
ジャンヌは風の魔女に怒声を上げる。
「ジャンヌ。結局なんなんだ?この魔女は?」
アキセがジャンヌに問いかける。
「君も察しが悪いな」
風の魔女は鈴を鳴らす。その瞬間、アキセの表情が変わった。
「まさか、この間俺の指輪を・・・」
この間とは、アキセが指輪を失くした時だろう。
「本当に気づくの遅いんだから」
アキセは魔女に向かって銃を撃つが、頭を傾けられ、弾は彼方へ飛んでいった。
アキセも眉を吊り上げる。
「なぜ?」
「イッタズーラで!」
魔女はリズミカルに言いながら、アキセが打ってくる弾を華麗に避ける。
アキセが珍しく怒っている。これに乗じることにした。
「どうする?一緒に魔女狩りでもする?」
「いいねえ。俺も賛成」
ジャンヌとアキセは風の魔女に対してロザリオと銃を構える。
「え?何。そんな敵意むき出しするの?」
風の魔女が焦っている。
「あ!そうだ。今回の報酬。あんたたちの関係の噂。あたいなんだ」
噂。ジャンヌが知っている噂は、アキセの彼女にされているということだ。
そういえば、どの魔女から風の噂で聞いたと言っていた。風は、つまり彼女のことだろう。
「おまえが!」
ジャンヌはすかさずロザリオを横に振るうが、魔女は逃げられる。
「噂を流したのはッ!」
「怒ってる~」
魔女は面白がっている。
「なぜ流した!」
「え~」
あざとく言う。
「君たちず~っと一緒にいるからさ。聖女とリリムでさ。できてるのかなって。もっとくっつきたくて盛り上げようと思ってね」
「ふざけるな!こんなクズとくっつくことなんて、一生ない!」
「ちょっと待った」
アキセが横から入る。
「噂流すなら、ジャンヌはセフレの仲だって流せよ」
ゴツ!
ジャンヌはアキセを地面にめり込むほど殴る。
「仲良しじゃ~ん」
どこからどう見ればそう思えるだろうが。
「ねえ知ってる?噂を流す女は嫌われてるってさ」
ロザリオに白い炎を溜める。
「そんなの知らな~い。話したくて話してるだけだもーん」
子供のようにいう。
「それに噂っていうのは、面白くて話したいから流れるものなのよ」
魔女から風が吹き荒れる。
顔を上げれば消えていた。
「最後に一つ。あたい。風鳴の魔女ウィム・シルフ。またね」
声だけが響き、鈴の音と共に去っていった。
「ち、逃げやがった」
面倒な魔女に目をつけられたジャンヌとアキセだった。




