表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク  作者: 白崎詩葉
第2章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/155

第1話 工作の魔女①

 ナリカケの戦いから、アキセとは平然と会うことが増えた。

 ある時は夜な夜なセックスしようと眠っている時に襲われ、またある時は、魔女と戦わせると嫌がらせなストーカーとなり、ストレスが重なる一方だった。

「いい加減にして!」

 ジャンヌは森の中で響くほど怒鳴っていた。

「え?何が?」とアキセは何知らずにいう。

 明らかに何かを企んでいる。気が抜けない。

「しつこい!夜這いするな!巻き込ませるな!仕事を増やすな!」

 口を開けば、星の数ほど文句を言える自信がある。

「あれは俺なりの愛情表現で」

「こんなにイラつかせることが!」

「ほら。人それぞれにあるじゃないか」

「そんなの知らん!」

 黒髪で整った顔。黒いコートで全体的に黒を基調とした服装。指には指輪をはめている。

 アキセ・リーガンは魔術師であり、リリムでもある。

「てか、リリムなんだから、ついて来ないでよ」

 リリムは、この世で最強と言われるよきの魔女リリス・ライラ・ウィッチャーの子供をさす。アキセは人間のリリムである。

「何?リリスが怖いのか」

 アキセは冷やかす。

「この世で強い魔女よ。誰だって目つけられたくないわよ」

「あ~おまえみたいなちっぽけ聖女になんか目つけるかよ」

 ムッとする。それはそれでなんか嫌。

「リリムって言ったって、リリスに捨てられているのが大半なんだ。可愛がっているリリムなんて、あの中性子以外に見たことないし。リリスから名前をもらえるのもそんなにいないしな」

 中性子とはおそらくレオンのことだろう。

「ガルムってリリスからもらったんでしょ。気に入ってるってことじゃないの」

「名前をもらっても飽きたら捨てるしな」

――リリスは子供なのか。

「まあ、俺もリリスに一度は捨てられているしな」

「え?」

 その発言に首をかしげる。

 どういうことだろうか。アキセの話では、リリスは捨てたものをもう一度拾うような魔女には見えない。妙に気になるので、訊き返す。

「それって・・・」

「お、町が見えてきたぞ」

 ジャンヌの言葉を遮るようにアキセが言う。

 アキセが向いている先を見る。

 もうすぐ日が暮れ、町から点々と灯していた。

「今日は野宿にならなくてすみそう」

 ジャンヌはつぶやく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ