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『高卒で人生終了?――伝説の投資家に資本主義の裏ルールを学んだ俺、4年で資産1億円を築いて元同級生を見返します』  作者: 月神世一


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EP 7

バックエンドの魔力!1回30万円の個別コンサルで純資産2,000万円突破

 お盆休みが明けた八月下旬の月曜日。

 容赦ない残暑の熱気がアスファルトを焼き尽くす正午、三晃紙器工業の第一工場・社員食堂の引き戸が、ギギギと力なく開いた。

「……う、動けねえ……。腰の骨が砕け散りそうだ……っ」

 首から腰にかけて大量の湿布を貼り巡らせ、腰を両手で押さえながら、すり足で這うように入ってきたのは同期の山岸だった。

 目の下は紫色に窪み、頬は削げ落ち、まるで十歳老け込んだかのような生気のない顔をしている。

「おい山岸、大丈夫か? まるでお化け屋敷から抜け出してきたようなツラだぞ」

 俺――倉科湊が、母が持たせてくれた冷製トマトスープと豚しゃぶサラダ弁当のフタを開けながら声をかけると、山岸は涙目で俺のテーブルへ倒れ込んできた。

「大丈夫なわけ……あるかぁぁぁっ!

 お盆休みの七日間、朝は炎天下の駐車場で誘導灯を振り回し、夜は居酒屋で熱湯と油まみれになって皿を洗い続けたんだぞ!

 睡眠時間は毎日二時間半! 身体をボロボロにして、七日間で【十万二千円】の現金を稼ぎ出したんだよ!」

「ほう、十万円か。時給労働としてはよく身体を張ったな」

「張ったさ! 死ぬ気で張ったよ!

 なのに……なのに今朝、銀行アプリの残高を見たらよぉぉぉっ!!」

 山岸はテーブルに突っ伏し、拳をバンバンと打ちつけて絶叫した。

「先月増額された住民税と、居酒屋の深夜手当で上がった社会保険料、それにブログ塾のリボ払いとサラ金の利息が綺麗に引き落とされて……

 十万二千円稼いだはずなのに、手元に残った残高は【二千四百円】だぁぁぁっ!!

 なんでだよぉぉぉっ!? 俺の七日間の血と汗と命の対価が、たったの二千四百円かよぉぉぉっ!!」

 周囲のベテラン工員たちも、手元の給与明細を見ながら「今月も税金で半分持ってかれたよ」「残業しないと食っていけないな」と、死んだ魚の目で安売りのそうめんをすすっている。

 俺はため息を一つこぼし、冷たい緑茶を一口喉へと流し込んだ。

「山岸。中学生でもわかる、労働集約型とキャッシュの消失の算数をしよう」

「算数なんか聞きたくねえよ! 俺の努力が報われないのは社会のせいだ!」

「社会のせいじゃない。お前自身の【キャッシュフロー構造の欠陥】だ。

 時給労働で手に入れたお金は、税務上、もっとも控除が少ない『給与所得』として扱われ、稼げば稼ぐほど社会保険料と税率の階段を駆け上がる。

 さらに、手に入った現金を『負債の利息(リボ・サラ金)』という穴の空いたバケツに注ぎ込んでいる以上、いくら蛇口を全開にしても水は一滴も溜まらない。

 自分の肉体を資本家に安売りして、利息を吸い取られ続けるラットレースから降りない限り、お前の命は死ぬまで他人に搾取され続けるんだよ」

「ぎゃあぁぁぁっ! 正論で殴るなよぉぉぉっ!!」

 頭を抱えて食堂から逃げ出していく山岸。

 その背中を見送りながら、俺は胸ポケットの中でスマートフォンを取り出した。

(お盆休みの七日間……。

 山岸が身体を削って二千円しか残せなかった横で、俺たちの城がどれだけのキャッシュを自動で叩き出したか)

 画面に映し出されたのは、合同会社ミナト・キャピタルの法人口座アプリだった。

『お盆休み期間中(8月11日〜17日)の確定売上:【894,000円】』

・特化ブログ3サイト経由の特単アフィリエイト報酬:+447,000円

・完全自動ウェビナー(エバーグリーン)自社教材成約:+447,000円(15本)

「……七日間で、約九十万円の完全不労純利益」

 俺が一秒も残業せず、同窓会で学生たちを論破し、涼しい部屋で読書や筋トレをしていた間にも、ネットの海に仕掛けたエバーグリーンの歯車が二十四時間働き続け、山岸の七日間の命の対価の【四百五十倍】の手取り現金を会社の金庫へ運び込んでいた。

(だが――これでもまだ、ビジネスの『前半戦』に過ぎない。

 いよいよ、資本主義の真骨頂――【バックエンド商品の解禁】だ)

 ◇ ◇ ◇

 午後十七時零二分、定時退社。

 夕暮れの風を受けながら自転車を走らせ、地方都市の駅前に構えたデザイナーズ・シェアオフィスへと向かった。

 静かに作動する最新型のエアコンが室内を快適な二十四度に保ち、ディフューザーからはペパーミントとベルガモットの清涼感あふれるアロマが漂っている。

「湊くん……! お帰りなさい!」

 扉を開けると、そこには白石詩織が待っていた。

 淡いシェルピンクのサマーニットに、風に揺れる清楚なホワイトのリネンロングスカート。

 ショコラブラックの豊かな髪を後ろでハーフアップにまとめ、うなじの透き通るような白さが際立っている。

 黒縁メガネを外した大きな茶褐色の瞳が、夕陽を浴びてキラキラと輝き、すれ違う誰もが息を呑むような大人の気品と透明感を放っていた。

 デスクの上には、最新のM4搭載iPad Proと、受講生からの熱烈なメッセージが並んだ管理画面が開かれていた。

「白石、待たせたな」

「ううん、全然待ってないよ! 湊くん、工場の暑いライン作業、本当にお疲れ様……!

 これ、喉渇いてるでしょ? 冷たい水出しの白桃アールグレイティー淹れておいたよ!」

「サンキュー、白石。生き返るよ」

 グラスを受け取り、喉を潤す。

 華やかな白桃の香りと紅茶の渋みが、全身の熱気を心地よく鎮めていく。

 だが、俺は彼女の華奢な指先に、長時間の画面操作による微かな赤みがあるのを見逃さなかった。

(……いかんな。また俺の経営者センサーが過敏に作動している)

 俺はデスクの引き出しから、あらかじめ用意しておいた重厚な桐箱をスッと取り出し、詩織の前に差し出した。

 老舗高級フルーツパーラーが完全予約制で仕立てた『最高級・完熟巨峰とシャインマスカットの極上シャンパンジュレパフェ』と、微細な超音波振動で手指の筋膜を深層から優しくほぐす、医療機器クラスのコードレスハンドスパ機だ。

「ほら、白石。これを受け取れ」

「えっ……!? これ、すごく大きなブドウが二種類もぎっしり入ったパフェ……! それに、最新のハンドスパ……!?

 湊くん、私がお茶を出しただけなのに、どうしていつもこんなに高価なものをくれるの……?」

「勘違いするなよ」

 俺は腕を組み、冷徹な仮面を必死に張り直して早口でまくしたてた。

「中学生でもわかる組織財務と人的資本レバレッジの講義だ。

 我が合同会社ミナト・キャピタルの最高アートディレクター(お前)が、手指の疲労や末梢神経の緊張によって新サービスの専用会員サイト用UIグラフィックの最終微調整を〇・四秒遅延させた場合、高単価オファー公開に伴う機会損失は【試算で最低でも月額四百万円】に跳ね上がる!

 完熟巨峰に含まれる良質なレスベラトロールとアントシアニンによる網膜疲労の急速回復、ならびに超音波ハンドスパによる手内筋群の血流促進は、組織の基幹クリエイターの【中長期的アジリティを担保するための戦略的BCP防衛および役員福利厚生投資経費】だ!

 お前への甘やかしなどではない!

 今後生み出される何千万円ものバックエンド純利益から逆算すれば、このパフェ代などROI(投資対効果)は【実に一千五百万%】を超える!

 極めて合理的でドライな財務上の防衛支出だから、一ミリも遠慮せず胃袋に収めて手を突っ込め」

 息をつかずに言い切った俺の、世界一長くて過保護な言い訳。

 詩織は桐箱を胸にぎゅっと抱きしめ、目をパチクリさせて聞いていたが――やがて、その桃色の唇をふにゃりと綻ばせ、クスクスと愛おしそうに笑った。

「ふふっ……あはは! しゅないきんぐん……? ROIがいっせんごひゃくまんパーセント……?

 湊くんの言い訳、本当に世界一長くて……世界一甘くて幸せだよ!」

「な、何がおかしい。純粋な企業防衛だぞ」

「うん、そうだね! じゃあ私、湊くんの『防衛経費』で美味しく手をポカポカにして、一千五百万パーセントのお返しができる世界一可愛いデザインを描き続けるね!

 ……あ、湊くん! 巨峰、すっごく大粒で果汁がジュワッてしてるよ! はい、あーん!」

 スプーンに大粒のブドウとキラキラ輝くシャンパンジュレをたっぷり乗せ、夕陽に照らされた満面の笑顔で差し出してくる詩織。

 至近距離から漂う甘美な果実の香りと、彼女自身の透き通るような白い肌、潤んだ茶褐色の瞳。

「お、おい……自分で食える……」

「ダメー! 社長さんへのエネルギー補給なんだから! ほら、あーん!」

 観念して口を開けると、濃厚で芳醇な巨峰の甘みと、爽やかなジュレの風味が口いっぱいに弾け飛んだ。

 めちゃくちゃうまい。

 そして――心拍数が異常なスピードで跳ね上がり、俺の脳内プロセッサが完全に一時停止しかける。

(……ダメだ。この女の『あーん』の破壊力は、資本主義のどんなアルゴリズムをも一瞬で停止させる……)

「ふふっ、美味しい? 湊社長!」

「……ああ、最高だ。……よし白石、本題に入るぞ」

 ◇ ◇ ◇

「白石、今から中学生でもわかる、マーケティングの真髄――【フロントエンドとバックエンドの黄金比】の算数をしよう」

 俺はノートPCを開き、ホワイトボードの前に立った。

「これまで俺たちが販売してきた自社教材『完全攻略マスター講座(二万九千八百円)』は、受講生がすでに【二百名】を突破した。

 これ自体、素晴らしい実績だ。

 だが、マーケティングの構造において、この教材はあくまで【フロントエンド(集客商品)】に過ぎない」

「集客商品……?」

「そうだ。

 フロントエンドの役割は、利益を爆発させることじゃない。

 『低価格・高品質』な商品を提供することで、顧客との間に【強固な信頼関係(ラポール)】を構築し、見込み客を熱狂的なファンへと進化させることだ。

 そして――真の莫大な利益を生み出すのは、その後に提供する【バックエンド(本命商品)】なんだよ!」

 俺はホワイトボードに、二つの商品の対比を書き殴った。

【フロントエンドとバックエンドの劇的格差】

①【フロントエンド(完全攻略マスター講座)】:

・価格:29,800円(低単価・買い切り)

・提供形態:動画講義+フルカラースライド(自習型)

・目的:信頼の獲得と顧客リストの純度向上

②【バックエンド(3ヶ月集中・個別メディア構築&デザイン伴走マスターマインド)】:

・価格:【300,000円(高単価プレミアム)】

・提供形態:

 1.湊による個別SEO戦略・SOP構築・マネタイズ設計のマンツーマン指導

 2.詩織によるオリジナル図解・バナーデザインの直接添削&専用テンプレート制作

 3.チャットワークでの24時間質問し放題&週1回のZoom進捗会議

・目的:圧倒的な顧客成果の創出と、爆発的なキャッシュフローの獲得!

「……えっ!? さ、さんじゅうまんえん……!?」

 詩織が息を呑んだ。

「湊くん、三万円の教材でもあんなに緊張したのに……三十万円なんて大金、本当に申し込んでくれる人がいるのかな……?」

「いるに決まっている。いや、向こうから『お願いだから売ってくれ』と懇願されている状態だ」

 俺は画面に、受講生専用LINEに届いているメッセージの数々を提示した。

『動画講座のおかげで初月で月5万円稼げました!でも、自分のサイトのどこを改善すれば月30万に行けるのか、湊さんに直接見てほしいです!』

『白石さんの神図解のファンです!私のブログ用の専用アイコンとヘッダー、有料でいいので直接作っていただけませんか!?』

『お金ならいくらでも払うので、マンツーマンで指導してもらえる個別コースはありませんか!?』

「見ろ、白石。

 読者はお金をケチりたいんじゃない。

 『確実に成果を出して、手取り十四万の地獄から一日でも早く抜け出したい』んだ。

 教材で基礎を学んだ人間にとって、俺たちの時間を直接買い取り、最短距離で成功できる個別サポートは、三十万円どころか【百万円以上の価値】がある投資なんだよ。

 そして――何より重要なのは、俺たちのリソースの限界だ」

 俺は人差し指を立てた。

「マンツーマンで徹底的に伴走するため、募集枠は【限定10名】のみに絞る。

 『誰でもいい』んじゃない。『本気で人生を変えたい上位5%の熱狂的な受講生』だけを厳選するんだ」

「限定十名……! 一人ひとりに、全力で寄り添える人数だね……!」

 詩織の茶褐色の瞳に、プロのクリエイターとしての強い光が宿った。

「白石、お前が作ってくれたこの【受講生限定シークレット案内ページ】の出来栄えなら、一瞬で勝負は決まる。

 ――既存の講座受講生二百名に向けて、バックエンド募集のメッセージ、一斉送信(ローンチ)だ!」

 カチリ。

 エンターキーを叩き込んだ。

 ◇ ◇ ◇

 午後十九時ジャスト。

 受講生限定のシークレットLINEに、特別な案内が解き放たれた。

 最初の五分間――。

 案内ページを熟読する読者たちの沈黙。

 そして、六分が経過したその時だった。

 ピロリロリーン♪

 Stripeの決済管理アプリが、聞き慣れた、しかし桁の違う重厚な通知音を響かせた。

『【Stripe決済完了】300,000円(お客様:〇〇様)』

「……あ!」

 詩織が小さく声を上げた。

 ピロリロリーン♪ ピロリロリーン♪

 ピロリン! ピロリロリーン♪

「きゃぁぁぁっ!? 湊くん、見て! 三十万の決済が、次々と……!」

 スマートフォンの画面を、目も眩むような黄金の数字が埋め尽くしていく!

『【Stripe決済完了】300,000円』

『【Stripe決済完了】300,000円』

『【Stripe決済完了】300,000円』

『【Stripe決済完了】300,000円……!』

 募集開始から、わずか【十二分】。

 限定十枠として用意していたプレミアムマスターマインドの席は、瞬く間に埋め尽くされ――

 画面には、真っ赤な『SOLD OUT(満員御礼)』の文字が点灯した。

【バックエンド『伴走マスターマインド』販売結果】

・募集枠:限定10名(12分で完全完売!)

・総売上高:【3,000,000円(一撃で300万円!)】

・Stripe決済手数料(3.6%):▲108,000円

★ 差引手取り純利益:【+2,892,000円】

「……じゅ、じゅうにふんで……さんびゃくまんえん……っ」

 詩織の息が止まった。

 両手で口を押さえ、目を零れ落ちそうなほど見開いている。

「工場の二年分の手取り給料が……たった十二分で……!

 湊くん……私、手が震えて止まらないよぉぉぉっ!!」

「これが【バックエンドの破壊力】だ、白石!」

 俺は拳を強く握りしめた。

「他人の商品を売る代理店では、一生拝めない景色だ。

 自分の教材で信頼を集め、自社の高単価サービスで圧倒的な価値を提供する。

 原価ゼロ、仕入れゼロ、在庫ゼロ!

 売上の【96.4%】が一円の中抜きもされずに、そのまま我が合同会社の金庫へ直接着金するんだ!」

 詩織は感極まったように、勢いよく俺の胸元へと飛び込んできた。

「うわぁぁぁんっ! 湊くん、本当にすごいよぉぉぉっ!

 私、十人の受講生さんのために、世界で一番可愛い神デザインを命がけで作るね……っ!!」

「ああ、頼りにしてるぞ、白石」

 俺は胸元で抱きついてくる詩織の背中を優しく撫でた。

 信頼と感謝が、莫大な富となって結実した最高の瞬間だった。

 ◇ ◇ ◇

 午後二十一時、丘の上の九条源蔵の屋敷。

 欅の一枚板テーブルの前で、源蔵は湯呑みを片手に「カッカッカ!」と天井を揺るがすほどの笑い声を上げていた。

「十二分で十枠完売、売上三百万か!

 ワッハッハッハッ! 上等だ湊!

 フロントエンドで信頼を掴み、バックエンドで莫大な富をかっさらう……

 ケッ、完全に一流の資本家の手口じゃねえか!」

「ええ。Stripeの入金サイクルにより、今週末には法人口座へ全額着金します」

 俺はノートPCを開き、最新の資産管理スプレッドシートを源蔵に提示した。

【合同会社ミナト・キャピタル&倉科湊 統合資産集計】

・前回までの総純資産:16,229,720円

・バックエンド販売純利益(確定分):+2,892,000円

・既存特化ブログ+エバーグリーン自動売上純利益:+850,000円

・新NISA積立運用評価益(世界株・米国株):+120,000円

★ 確定総純資産残高:【20,091,720円(祝・純資産2,000万円突破!)】

「……二千九万円。

 ついに、悲願の【純資産2,000万円】の大台を完全に突破しました」

「やりやがったな、青二才が!」

 源蔵のぎょろりとした鋭い眼光が、俺の喉元を射抜いた。

「いいか湊。ゼロから一千万までは一年以上かかったが、一千万から二千万まではわずか数ヶ月だ。

 これが、資本主義における【指数の加速(スノーボール・エフェクト)】だ!

 手取り十四万の工場ライン工が、十九歳にして二千万円の純資産を動かす社長……

 東京の阿呆どもが就職活動のインターンで他人に頭を下げている間に、てめえは完全に別次元のバケモノへと脱皮したんだよ!」

 ドンッ、と源蔵が机を叩いた。

「さあ湊、目標の一億円へ向けて、第5章の最終防衛ライン――

 ――【純資産3,000万円(アッパーマス層の完全突破)】が、いよいよ射程圏内に入ったぞ!

 このままアクセルを緩めず、資本主義の階段を一気に駆け上がってみせろ!」

「はい、じいさん!」

 俺の力強い返答が、静かなリビングに響き渡った。

 窓の外を見上げると、初秋の夜空に輝く満月が、俺たちの登るべき次なる頂を静かに照らし出していた。

 同級生たちが大学を卒業し、社会に出て自らの市場価値の低さに絶望するまでの、残り九百日。

 十九歳のライン工社長と、覚醒した天才美少女絵師。

 純資産二千万円を突破した二人の快進撃は、ここからアッパーマス層の頂へと向けて、さらなる猛烈なスケーラビリティの嵐を巻き起こしていく!

【現在の倉科湊ステータス】

・年齢/肩書:19歳/食品工場ライン工・合同会社ミナト・キャピタル 代表社員(純資産2,000万突破!)

・総資産残高:20,091,720円(前話比:+3,862,000円 ※バックエンド完売+エバーグリーン自動売上)

・月間不労/事業キャッシュフロー:+6,200,000円(特化ブログ+自社教材自動販売+コンサル純利)

・【今日の源蔵のマネー格言】:「三流の商人は安物を売り捌いて疲弊し、一流の資本家は高単価のバックエンドで一撃数百万を抜く。信頼をお金に換えるレバレッジを握った奴から、資産2,000万の壁など紙屑同然に吹き飛ぶんだよ」

読んでいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
ここまで一気見、同窓会で第一話につながるかと思ったら1470日中で515日(推定)経っただけだった、どんだけ学べないんだよ金子拓海 一方学べない者として山岸がいるが徹頭徹尾自業自得なのに一片たりとも…
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