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第34章:ニ度目の東大訪問(2)

 ・・・ぼくの故郷、


 栃木県矢板市からは、


 東京文京区本郷にある、東大のキャンパスは遠い。


 この大学キャンパスは、


 実は、ぼくのような「個人の一般客」については、許可なき立ち入りは、禁止されている。


 正式な「東大見学ツアー」も、実は旅行会社が用意していて、


 さきほどぼくは、それらの情報を、あらためてネットで見てきた。


 ぼくも、それは事前に知ってはいたのだが・・・。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 朝早く自宅を出て、


 JR宇都宮線の電車に乗り込み・・・


 さらに、「湘南新宿ライン」から山手線に乗りかえ、


 次に、東京の営団地下鉄に乗りかえ、ようやく本郷の地にたどりついた。


 道中、ふと・・・


 むかしの、1970年代の東大生の気分を味わいたくなって、途中の神田駅で下車して、古本屋街でもぶらついてみようか・・・


 そんな誘惑にもかられたが、


 時間がふんだんにあるわけでもないので、それはさすがに今回はやめておいた。


 ・・・いつでも、そんな寄り道はできるからな。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 赤門・・・


 東大名物であり、象徴のひとつでもある『赤門あかもん』の前に立つ。


 (あぁ・・・合格して、晴れて東大生になれたら、この門を、正々堂々と胸を張ってくぐれるものを・・・。)

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