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詩のしおり  作者: 赤井獺京


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『僕は常連さん』

声が聞こえてカーテンを開ける

モクモク煙を上らせた車が止まる

呼び止めなくても止まってくれる、なんせ僕は常連だから

急かして母さんにもらう、黄金色の500円

かかとを踏みつけて外にでる

おじさん、500円分

はいよ、おまけしとくな

毎週の決まった冬のやり取り

トングでおいもをひょいと掴んで

茶色の袋に入れられる

袋の口からは甘いおいもの香りが

僕の鼻を暖かくする

早く半分に割って食べたい

黄金色のおいも

冬限定のおいも

今年はあと何回来てくれるだろうか

僕が常連のおいも


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