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第15章:束の間の自由



リサンディルがパニックになって、情けないほど必死に壁まで走っていくのを見て、あたし、マジでバカみたいって思った。なんで今までこうしなかったんだろ?


あたしは足を止めない。


あのクズと面と向かうまで、あたしは歩き続けた。奴の目から、あの高慢ちきな輝きは消え失せてて、代わりに、臆病な震えが全身を揺さぶってた。


「待ってくれ、そこにいろ…」


奴は時間を稼ごうとするみたいに、どもった。


「俺たちは…」


あんなクズの口から出る音、もうマジで我慢の限界だったし!!!


奴の腹に、壁に背中がぶつかってヒビが入るほどの、思いっきりキックをぶち込んだ。肺から空気がぜんぶ抜けちまう…


でも、まだ息はあった。


助けを叫んでたけど、誰も来ないってことくらい、あたしには分かってたし…


奴はもう一度、あたしの方を向いた。


「や、やめろよ!!…」


リサンディルが、今度は裏返ったような高い声で叫んだ。


「俺がお前を助けてやる。コネだってあるんだぞ?な?もう奴隷でいる必要なんてない…だから頼む、殺さないでくれ。俺には家族がいるんだ」


この期に及んで、そんな安っぽい言い訳してくるとか、マジありえないし…


奴を、あたしのすぐ近くまで引き寄せた。その瞬間、奴はパニックに陥った。懇願し続けた。


もう何も言う必要なんてなかった…


剣の一閃は、鮮やかで、そして決定的だった…


奴は懇願するのをやめた。


終わり…


奴の体を解放して、あたしは歩き始めた。


でも、現実に引き戻された…あたし、危うく倒れそうになった。


もうクタクタだったんだもん…


剣を杖代わりにして、あたしは歩き出した。体はボロボロ…でも、その先には自由があった。


やっと、門をくぐった。


どこまでも続く、長い道が見えた…こんな景色を見るの、どれくらいぶりだろ…


いつも壁、壁、壁に囲まれてたもんね…


目が潤んでくるのを感じた…


マジかよ。こんなちっぽけなことで泣くとか、あたし、どんだけ情けないんだろ。


歩き出した。足元の草の感触、髪を乱す風…それがもう最高すぎて、髪を整えることなんて気にもならなかった。


ゆっくりとだけど、あたしは前に進んだ。


どれくらい歩いたのかも分からなくなった頃、一本の木を見つけた。


その下に、バタッと倒れ込んだ…


涼しい風が吹き抜ける。世界は、まるで無限みたいに広くて…


あたしには、あてもなく歩く自由があるんだ…


猛烈な眠気が襲ってきた…


リサンディルがパニックになって、情けなく壁際まで走っていくのを見て、あたしってマジでバカ?なんで今までしなかったんだろ?


あたしは足を止めない。


あのクソ野郎と面と向かってやるまで、あたしは歩き続けた。あの優越感に満ちた輝きは消え失せて、代わりに全身を揺さぶる臆病な震えだけが残ってた。


「待てよ、そこにいろ…」奴は時間を稼ごうとするかのようにどもった。「俺たちは…」


あのクソ野郎の声なんて、もう一秒たりとも聞いてらんない!


腹に思いっきり蹴りを叩き込んだ。壁に叩きつけられた衝撃で、ヒビが入る。奴の肺から空気が抜ける…


でも、まだ息があるとか、マジありえない。


助けを求めて叫んでるけど、誰も来ないってことくらい、あたしは知ってる。


奴はもう一度あたしの方を向く。


「やめろ、やめろ!」リサンディルは今度は甲高い声で叫んだ。「俺はお前を助けられる。コネがあるんだぞ?もう奴隷にならなくていい…だから、頼む、殺さないでくれ。俺には家族がいるんだ。」


コイツがこんなクソみたいな言い訳してくるとか、マジで信じらんない。


あたしは奴をぐっと引き寄せる。途端に、奴はパニックに陥る。懇願し続ける。


何も言う必要なんて、なかった。


剣の一撃は、クリーンで決定的なものだった。


奴は懇願するのをやめる。


終わった。


あたしは奴の体を放し、それから歩き始める。


けど、現実に打ちのめされる…マジで倒れそうになった。


へとへとだった。


剣を杖代わりにして歩き始める。体はもうボロボロだけど…でも、自由は目の前にあった。


ついに、門をくぐる。


見渡す限り、長い道が続いてる…こんな景色、本当に久しぶりだ。


いつも壁に囲まれてばかりだったから。


目に涙がにじむのを感じる…


マジかよ。こんなクソみたいなことで泣くとか、あたしってマジで弱すぎでしょ。


歩き始める。足元には草の感触、風が髪を乱す。それが心地よすぎて、髪をとかすとかどうでもよかった。


ゆっくりと歩いたが、前に進み続けた。


どれくらい歩いたか時間の感覚を失うほど歩き続け、やがて一本の木が見えた。


その下に身を投げ出す…


涼しい風が通り過ぎる。世界って、まるで無限みたいだ…


あたしには、あてもなく歩く自由がある。


やばい、すっごい眠いんですけど…当然だよね。あたし、疲れ切ってたんだから…


そして、あたしの脳はシャットダウンした。


まるでブラックアウト。視界が真っ暗に。


最後に覚えているのは、あたしの顔が地面にぶつかる感触だった。


少しだけ、意識が戻ってくるのを感じた…


どれくらい時間が経ったのか分からないが、誰かに抱きかかえられてるのを感じる。


体は動かない…


まぶたを持ち上げる力さえなかった…


クソっ!あたし、どこに連れてかれてんの!?


そりゃそーだ。あたし、クタクタだったんだもん…


そして、あたしの脳はシャットダウンした。


まるで停電みたいに。


真っ暗…


最後に覚えてるのは、あたしの顔が地面に吸い込まれていく感覚だけ…


ちょっとだけ意識が戻ってきた気がした…


どれくらい時間が経ったのか分からないけど、誰かに抱えられてる感覚があった。


体は動かなかった…


目のまぶたすら持ち上げる力もなかったし…


やばっ!!!


あたし、どこに連れて行かれるわけ!?

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