外交の準備
「さて、この世界の人間に宇宙船を見せるわけにはいかない、あくまで我々は元からこの世界にいる人間として偽装する予定だ、幸いな事に我々の見た目はこの世界の知的生命体の一種と同じ姿だ、しかし建国しても独立維持できなければ意味がない、しかし我々に海の上を浮かぶだけの軍艦は不要だ、そこで宇宙航行可能な潜水艦を配備する。」
「日本エリアは島国ですから制海権は重要でしょう。陛下、」
思わず私と彼は笑った、
「「ハハハ」」
「早速だ、何を作りたい?大きさはこの世界の潜水艦の大きさを考えて全長100メートル、最大幅10メートル、一人で操作できるものにしてもらいたい、さらに付け加えるなら大型艦載機として宇宙で運用できるものが望ましい、」
「なるほど、了解、了解、先攻して造船所を建造しよう。二日もあればプロトタイプは建造できるだろう。三日で30隻用意しよう。量産体制が整えば一日に8千隻の建造が可能だろう。」
友人と理想の巣宇宙運用予定の宇宙大型艦載機について語り合った、この頃忙しかったから友人と談笑する機会もなかった。
「では地球連邦軍サイトウ少佐殿、いえ日本軍サイトウ元帥、日本海軍の設立を依頼する。」
「かしこまりました天皇陛下、」
海軍は潜水艦30隻、陸軍は14世代戦車1千200両、戦闘力は高いがこの世界の人間から見れば1.5トンの戦闘車両以上の評価はされないだろう。空軍も用意しなければならないか、
「どれだけの戦力を用意すれば他国への抑止力となるか、」
今の日本で航空戦力として使用できるのはレーザードローン随伴小型艦戦闘載機、訳して戦闘機一話で登場した最新鋭の小型艦載機、あれの見た目を戦闘機風にしたものを300機用意させよう。
「各国に企業をつくり、現地の人間を雇い海運業を始めました。」
日本という島に資金が流れていることはすぐにわかるだろう。同時に難民も、表向きの国家用に佐渡島と対馬に港とビル群を建設する。
「あくまで地球人と異世界人の接触は防ぐ、時間をかけてこの世界になじませる。」
「了解しました、また異世界で商売をしたいという人間が、異世界での身分を用意してほしいと、その他にも観光や様々な目的で異世界に行きたいという人間が多数存在しています。」
「建国後に対応すると発表する。」