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氷室の野望(仮)第弐巻 ~立志編~  作者: 和音


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19/19

19 続きからはじめる(1570年10月1日 織田家)【評定】

『1570年10月1日 織田家――』



岐阜城。


三河の変からおおよそ2ヶ月。

この間、調査と同時に秘密裏に戦の準備を進めてきた。

ただ、今回は前回ほど大規模な遠征軍にするつもりはなかった。


そしてこの日、大広間には錚々たるメンバーが評定に集まっていた。


織田家からは、織田信広(誠人)、林秀貞、柴田勝家、丹羽長秀、村井貞勝、羽柴秀吉、黒田官兵衛。

浅井家からは当主浅井長政。

徳川家から服部半蔵が参加していた。



「この度は徳川家、浅井家にもご足労頂き感謝申し上げる」

信広が言う。そして

「殿」

此方を見て促す。


「集まってもらったのは他でもない、戦だ」

私が言うと空気がにわかに緊張した。

続ける。

「実はな、先日の三河の変が起きてのち、信広と勝家、長秀に命じて密かに準備をさせてきた」


ざわつき始める。


「もちろん相手は徳川殿ではない」

半蔵を見て言う。

「小谷でもないぞ」

次に長政を見て言う。


「いずこへ……?」

秀貞が恐る恐る言う。

「京だ」

3名を除く皆がビックリ顔。

「上洛する。そして光秀を京より追い払う」

あっさりと、しかしハッキリと言った。


「と、殿」

秀貞が慌てている。

「上洛となると、松永久秀はもちろんのこと、未だ動静定まらぬ伊勢の北畠、越前朝倉への備えは如何なさると?」


「落ち着け、秀貞」

そう言うと皆を見て

「では、これより説明する。信広」

「はっ」

下座の最上段でこちらに向けて座っていた信広は、皆へ向き直ると続けた。


「この度、我ら織田家は上洛軍を編成し、京へ向けて出立する。

出立日は10月15日とする。

上洛の目的は足利義昭公を殺害した明智光秀の討伐である」

一拍。

「続けて、徳川殿は三河遠江の守備を。浅井殿には北近江の守備と何かが起きれば若狭への援軍を賜りたい」


「此度、遠征軍は要らぬ、との事でございますか?」

半蔵が問うてきた。

「如何にも。先般の小谷攻め、及び若狭攻めにはご尽力頂いた。あれからわずか三ヵ月しか経っておりませぬ。これ以上のご負担を負っていただく訳には参りませぬ」

信広が答える。


「我らは……?我らの援軍も不要にございますか?」

長政が此方を見て聞く。

「長政。此度は不要じゃ。そのぶん、北近江と必要とあらば若狭を頼みたい」

私が言うと

「義兄上のご判断とあれば……承知仕りました」

そう言って長政は頭を下げた。


「そうなると、我ら織田家のみで上洛、でございますか?」

秀貞が言う。

「左様。今はまだ仔細言えぬが、軍勢としては我ら織田家のみである」

信広が答える。


「策があるのでございますな?」

貞勝が聞いてくる。

「某よりお答えいたしまする。策はございます」

官兵衛が答える。


「ならば我らは殿に従うのみ。承知仕りましてございます!」

秀吉が大声で言い、頭を下げた。


「皆に伏せておったことは儂の判断じゃ。されどそれは勝つためだ。許せ」

私が言うと「「ははーっ」」と皆が頭を伏せた。


「では、各々準備じゃ!」

勝家がそう叫ぶと、散会した。




--------------------------




その夜。

岐阜城のとある一室。


薄暗い灯りの中、その者は今日の評定の事を紙に記していた。


――織田軍上洛。

――徳川、浅井は参加せず。

――軍編成は不明。


わずか3行。


そして。

「誰か」

「はっ」

「これを十兵衛殿へ」


十兵衛。明智光秀のことである。


文を受け取ったのは忍び。

受け取るとすぐさまその気配は、消えた。




<1570年10月1日時点>

―歴史乖離率:12.5%

―安定化モジュール:出力上昇

―現実世界アンカー不安定率:不明(無効化処理済)

―管理者権限保有者:氷室真紀


<織田家>

織田信長 (36)…統86  武76  知85  政81  魅88 【真紀】

織田信広 (38)…統64  武77  知81  政83  魅84 【誠人】

柴田勝家 (44)…統89  武88  知61  政70  魅85

丹羽長秀 (35)…統82  武75  知83  政82  魅79

羽柴秀吉 (33)…統79  武67  知84  政80  魅86

林秀貞  (57)…統53  武44  知72  政76  魅60

前田利家 (31)…統80  武85  知69  政67  魅76

池田恒興 (34)…統72  武73  知72  政74  魅76

村井貞勝 (50)…統41  武33  知75  政90  魅84

羽柴秀長 (30)…統73  武64  知80  政85  魅88

森可成  (47)…統77  武80  知68  政65  魅69

森可隆  (18)…統74  武66  知78  政79  魅73

佐久間信盛(42)…統65  武70  知54  政52  魅48

黒田官兵衛(24)…統80  武63  知95  政82  魅77

藤堂高虎 (14)…統75  武77  知80  政71  魅74

<明智家>

明智光秀 (42)…統86  武80  知94  政78  魅81 【芳香】

細川藤孝 (36)…統76  武63  知88  政84  魅80

<松永家>

松永久秀 (62)…統85  武87  知88  政76  魅66

<徳川家>

本多忠勝 (22)…統73  武86  知59  政49  魅79

榊原康政 (22)…統75  武82  知72  政60  魅74

服部半蔵 (32)…統73  武83  知74  政45  魅73

<浅井家>

浅井長政 (25)…統82  武84  知75  政77  魅81

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