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神子の花嫁  作者: 阿野のあ
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1-2

後々編集する予定です。

前世の記憶が戻っても日常に大きい変化はなかった。


あると言えば、食事をおいしく感じられなくなったことぐらいだ。

というのもこっちで出される食事は硬いパンと具の入っていない薄味スープのみ。

前世での柔らかいパンに具がたくさん入ったスープを飲んでいたからだ。


前世で好きだったお菓子もこっちではかなり高価な物らしく村では見かけない。



あと前世ではよく入っていたお風呂もこっちになくて残念だ。

こっちでは基本的に魔法を使うか近くの川の水を使って体を洗うから綺麗にはなるがやはり日本人である私にはお風呂がないのはちょっと物足りない。




かといって私に何かが出来るわけでもない。

料理をしようにも台所は使わせてもらえない。それはきっと私が食べ物を盗むかもしれないと思われているからで。

お風呂を作るにしても許してもらえないだろうし、そもそも材料がない。



そんなわけで時は過ぎていき、今の生活にも慣れてきていた。

数日たったある日一通の伝達が届いた。王宮の印が押されていたため王宮からの物だとすぐに分かった。


印を見たマリスさんは目を見開き急いで開封した。伝達を読み終わったマリスさんは驚いた顔をして私のほうを見た。



不思議に思っていた私にマリスさんは伝達内容を教えてくれた。


なんでも私は神子の妃候補に選ばれたらしく、これには私も度肝を抜かれた。



「私が...妃..候補...?」



なんの冗談だ。


私が妃候補に選ばれるわけないのに。そもそもこんな小さな村に住む一村人のことなんて知ってるわけないのに。



マリスさんたとも同じことを思ったのか、「こんな物どっかの誰かのいたずらよ。こんな子が神子様の妃候補に挙がるわけないわ」と笑い飛ばしている。















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