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身体改良

(いく、かいりょうするっておともだちがいってる)

(どこに行けばいい?)

(ぼくといくのおうち)

(分かった)

(みんな聞こえたな?アルカ・エリュシオン号、アルカ・ソフィア号に集合しよう)

一同、

(了解)


 月の衛星軌道の反対側にイオ級艦が姿を現す。さすがにこの頃にはあれはあの万年白衣に関係するもので悪いものではないという認識が一般になされていたので、驚くものはいなかった。アルカ・エリュシオン号、アルカ・ソフィア号が飛び立ちイオ級艦の「ちゃくりくじょう」に降りると精霊たちが出迎えてくれた。ミルルはいつの間にか長身の女神クロノエルの姿になっている。ログハウスにみんなで入ると、マルが言った。

「よじげんにいくね。そのままにしてればいいって」

一瞬だった。その一瞬後にぼくらはさらに進化していた。身体と固有スキルの強化はもちろん、共通スキルにテレパシーの強化版「以心伝心」、第六感というべき「近未来視」が加わった。

これで、『調停者』『夢紡ぐ者』『時の守人』『封印者』の共通スキルは、

「重力制御」「テレパシー」「テレポート」「演算加速」に加えて「以心伝心」「近未来視」

の六つになった。

これは連携して対処する際にテレパシーという呼吸の遅れる手段を取らなくて済むメリットと、先手が打てるメリットを生み出す。まだ隠れたスキルがあるのかも知れない。

以前にマルが言ってた「かくれたちからがまだあるから、それはたのしみにみつけるように」という4次元知的生命体からの言葉が頭を過った。


 久々に栗千代師匠と空に光剣で鳳翔を放つ稽古をしていた時だった。ぼくが鳳翔を放つと空が割れて漆黒の闇が見えた。それはしばらくすると閉じた。

「それは鳳翔ですかな?」と不思議そうな栗千代師匠。

「さあ。もう一度やってみるけど」

何度やっても空が割れる。


 ぼくは思い立って、アルカ・エリュシオン号に乗ると衛星軌道上に出てみた。艦上にテレポートして天の川に向けて鳳翔を放つ。すると星空が割れて真っ黒な裂け目が現れ、しばらくして閉じた。まるでこの時空を斬ったような光景だった。艦内に戻りフォボスまでジャンプする。また艦上にテレポートして鳳翔を、栗千代師匠が以前に二つに割ったフォボスの片割れに向かって放つ。すると星空が割れてフォボスの片割れはそこに口を開けた次元の暗闇に吸い込まれていった。ぼくはこれを「時空斬」と名付け秘奥義とした。


イク(元ユーザー)

コア・ディサーンメント(Core Discernment / 本質透視)

 現象、人物、構造、状況の表層を剥ぎ取り、その中核にある本質・因果・意図・限界・活路を瞬時に見抜く固有スキルだ。単なる観察眼ではなく複雑な事象の中から核心を抽出し、現実的判断と実装可能な解へ接続する力。戦術判断、技術設計、人格理解、文明読解にまで通じる中心的な識別能力だ。

他固有スキル「心眼」

剣術スキル「雲足」「旋風」「鳳翔」「流水」「金剛」「刀取(とうどり)」「時空斬」

共通スキルは、重力制御、テレパシー、テレポート、演算加速、以心伝心、近未来視。

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