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第一話 続き

こんにちわ。マイペースな九十九 つくしです。

私の物語は想像に任せて作ってるので、「えっ…。どういうこと?」みたいなのもこれからも時々あると思います。ですので、あくまでファンタジーとしてお楽しみください。

何時間かかっただろうか、ついに、軍の正門までたどり着いた。軍基地には正門と裏門があり、軍の正門は壮大であり、圧倒的な存在感があった。そして何より厳重であった。そんな扉の前にも彼女は怯むことなく、ただ今の主を見ている。

「何者だ。」

門番は正門の高台からまるで、家に入り込んだ野ネズミのような目で警戒した。

門番は正門を警備する兵隊だ。軍には過去、スパイの侵入や爆発物の持ち込みなどされたケースが多々ある。国の柱である軍は今後も維持していかなければならない。警戒するのも当たり前である。それもネズミは重々理解していた。

「そう自棄になるな。私は直々にヴァイス閣下の命を受けここに来た。」

門番を見上げ彼は訴えた。

「そちらの連れの女は?」

彼は彼女に目をやっり、鼻で笑ったように

「あぁ~…。これはヴァイス閣下の所望品だ。関係ない。」

怪しいものはないと言いたかったのだが、顔に愛想のない彼を門番からしてみれば怪しく見えてしょうがない。この戦争時代に女を連れて来るほど閣下は暇ではない。

「あなたの名は?」

自分の名を聞かれ彼は即答した。

「クォーツ・アンバーだ。」

門番はもう一人の仲間と顔を見合わせた。名の通っている者なのだろう。

そして、クォーツと名乗る男に二人がかりで服装や荷物検査にとりかかった。クォーツは片手にトランクを持っていた。中には便箋や手袋、万年筆などで特に怪しいものは持っていなかった。連れの女性は何も持っていなく、持っているとすれば髪にヘアバンドのような茶色い布切れを身に着けているだけだった。年も10代半ばくらいに見えるのに生気を感じない不愛想な子に門番の一人の兵士は違和感を持っていた。検査が終わると門番は証明書の提示を求めた。

「念のため、証明書を見せてくれ。」

「ああ。私は疲れている。早くしてくれ。」

クォーツは面倒臭そうにポケットから封筒を取り出した。門番たちは顔を濁らせた。その封筒をよく見ると受取人の名の左下に【親展】と赤字で書かれたものを見た。この【親展】というものは閣下が直々に書いたものであり宛名本人以外は開封禁止である。それを見ると門番たちは、さっきの対応とは異なる返答が返ってきた。

「失礼しました。Drアンバー様。お通しを許可します。」

厳重で大きな正門が

ギ―…ゴロゴロゴロ…

と恐ろしい音を立てて開門する。ガシャンと開き終わったと同時にクォーツは進み始めた。それを追いかけるように彼女は歩き出す。

正門の先には隊員たちの戦車や武器などが並び、隊員たちはそれを管理していた。ここは多分、兵器集積広場なのだろう。倉庫もあり、金属がぶつかる音や油と煤の匂いがした。

忙しく働く兵士たちの真ん中をずかずかと進むクォーツはどこか軍に手慣れているように感じた。兵器集積広場の前には軍の本拠地があった。そこには横長の窓が階に応じて並んでおり、そこから廊下を歩く者たちの姿が見えた。軍の本拠地を凹型のさいどの様に建っている本部と同じ高さの別棟(寮)があった。軍は高い石垣の塀に囲まれていて、角4つに大砲が置かれていた。これまでの棟を守備していたのだ。

「閣下はあそこにおいでになる。」

クォーツがいったのは、軍基地の背後には山があり、そこから軍をうかがうように顔を出している執務棟であった。

クォーツたちは裏門へ向かった。本拠地の影に紛れる裏門は軍基地の背後にある山へと続く、否や執務棟に続く道である。正門と同様に通行許可証を門番に見せ、裏門を通過した。

二人は山を登った。青青しい草木は今まで通ってきた焼け野原と大きな違いを見せた。上がるたびに木の間から見える軍全体の景気は妙に気味悪く、不思議な雰囲気を漂わしていた。

執務棟は軍基地と比べて神聖のような部分が多い場所であった。執務棟はでかく豪邸の様であった。入り口は開放的で白い柱で支えられていた。

執務棟に入ると掃除が行き届いており、高貴な場所というのがすぐにわかった。クォーツと女性は誰もいない木製の床を静かに歩く。木製の特有の匂いがして、窓に映る空は分厚い雲がかかっていた。

二人の足音が妙廊下に響く。

二人は何も口にすることはない。

彼女は知らないところに来ているのに不安も恐怖という感情もわかない。

ただ、今の主の後ろを歩くだけ…。

まるで親子の野良犬のように。

最上階まで上がったクォーツはある扉の前に立ち止まった。そして、一呼吸おいてから

コンコンコン

とノックした。

「入って良い。」

扉の奥から太い男性の声がした。

「失礼します。」

クォーツは両開きの片方の扉を開けた。




最後まで読んでくれてありがとうございます。ペコリ(o_ _)o))

第一話長いですけどまだまだ続きます(´;ω;`)ウゥゥ

わかりにくいところ、誤字脱字があったら教えてください。

クォーツと彼女の関係は…。扉の向こうは誰なのか…。

今後の「Bluetooth」をお楽しみに~。

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