第2話
「やっと起きましたね、死んだ気分はどうですか?」
…は?
意味が分からなかった。トイレで寝落ちしたと思いきや起きたら変な場所にいる。
そもそもなんだここは…一見なんの変哲もない部屋だがよく見るとおかしいところがちらほらある。
まず扉が無い。これがおかしい。どこから出入りするんだ…?そして今座ってる椅子。なんか王様が座ってそうな形と色をしている。想像がつくだろう。
そして1番の問題。目の前にいる女の子だ。
いきなり「気分はどうですか?」言われても「いや分かりません」としか言いようがない。いや、見た目は可愛いんだよ。2次元キャラみたい。ん?まてよ…?えっめっちゃ可愛いやんこの子え?誰?俺なんでこんな美少女と話そうとしてるの?え?ちょっ…
「ってお〜い、聞こえてますかぁ?返事をしてくださーい?」
「あっ、えっ、と、は、ハイ!」
出たよ陰キャオタク特有の人見知り。まじでこれは直したいんだけど直すの難しいんだよねぇ…
「あっ、良かったぁ!もう意識はあるみたいだね!」
ふむ。笑顔が可愛い。このまま死んでもいいかもしれない…あっ、俺確かもう死んでるんだっけか
「…という訳なんだ。分かるかな?」
目の前にいる女の子、この子の名前は「キュアン」というらしい。ピンクの髪で容姿は完全に子供。12才くらい。白い羽が生えていて天使だそう。なぜか頭の輪っかは無いんだけどね。
この子はいわゆる「死人を導く天使」らしい。
日本人限定で死んだ人を天国か地獄に行くかを見定めて判決を下す割と重要な役割を持っているとか。
そしてこの部屋は「別れの間」というらしい。
この部屋にある画面に死者のこれまでの行動が映し出されて…ってん?あっれー?おかしいなぁ…これどう見ても「テレビ」だよなぁ…?どう考えてもテレビですねこれ…えぇ…テレビに映るの…
てかこれ映ってるのゲームじゃないか…?あの超人気な色んなキャラを使ってスマッシュするゲームじゃないかこれ!?どういうこと!?なんで死者を天国か地獄に行かせる極めて重要な部屋にゲーム置いてあるの!?
「あ、あぁ、なんとなくは理解した…ところで…なんでゲームが置いてあんの…?」
本当に謎すぎる。
「え?あ、これ?いやー…… 暇だから?」
オイオイオイ!!「暇だから?」で済まされることじゃないでしょぉ?君ぃ!?
いやそんなに「ダメ…?」みたいな顔されても困る!いや可愛いなオイ!許しちゃう!!なんだかよく分からないけど許しちゃう!!もういいや!全力で楽しめよ!!
「まぁとりあえず、君に判決を言い渡そうと思うんだけど…」
そうだった…!俺なんか死んだらしいじゃん…なんで死んだか知らないけど多分疲労とかが溜まってたんじゃないかなぁ…
「ねぇ君?一緒にゲームしようよ!!」
ん??おいちょっと待て。今なんて言った?
一緒にゲーム?あれ?判決を言い渡すとかなんとか言ってなかったか??
「君と私で対戦するの!君が勝ったら天国行き!負けたら地獄行き!!」
「んな無茶あるかぁぁぁあ!!!」
さすがに叫んだ。いや、だってさ?死者の行動を映して判決を言い渡されるはずなんだよね??
いや、いきなり「君地獄行きね」って言われるよりかはマシだと思うけど!
「大体どうしてゲームで対戦するんだ!ちゃんと判決するなら早くしてくれ!」
もうどうにでもなれって感じだった。
「そんなに怒んなくてもいーじゃーん…
あっ、そうだ!!
私ぃ……結構このゲームやり込んでて…自分で言うのもなんだけど…結構強いんだ!
だから!私に勝てたら!異世界転生させてあげるよ!」
「あーはいはいそうですk…ん?異世界転生?」
異世界転生。そう、オタクなら1度は憧れる異世界転生(主にハーレム)。その異世界転生ができる?この俺が?ゲームしかしてない俺が?
「しょうがねぇなぁ!ぜってぇ負かせてやるからな!」
「わーい!やったぁ!対戦相手がいなくて退屈してたんだ〜!」
乗ってしまった。まぁこれも地獄に落ちるよりいいか、と思い、俺はこのピンク髪の美少女天使とゲームで対決する事になった。
読んで頂きありがとうございます…!
こっからキャラ詳細書いておきます!
キュアン (由来 cute angel)
年齢 不詳
天使
見た目は子供 12才くらい
ピンクの髪色で短め。
天使の羽はあるが天使の輪っかは無い
貧乳(これ大事)
割と真面目な性格のはずだが、ゲームを前にすると熱くなり、ゲームで対戦し満足させるまでやらされる。
別れの間にて死人を天国か地獄に行くための判決を下す割と重要な役割を持っている…が最近は死者が少なく(良い事)暇だったためこっそり現実世界へ行き某ス〇ッチを買った天使。想像以上にハマり、こうして暇あればスマッシュするやつや無人島生活を楽しんでいる。
ゲーム対戦する相手が欲しいのか、最近の死者に対戦を申し込んでいるが老人が多く、中々熱中できなかったらしい




