↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クイック in プット  作者: るーちぇ
PR
1/2

第1話

「カチャカチャ…カチャ…」

パソコンとにらめっこしながらキーボードを叩く音がする。

「……チッ、レアドロ無しか…」


冬のとある日の早朝、大体4時くらいか。

目の下にはクマが出来ており、指の疲れを少しだけ抑えるために薄い素材の手袋をしている。

「あー…ミッション終わらねぇ…」

パソコンの画面を見つめながらキーボードを素早く叩いている。

そう、この男こそ、この物語の主人公、「早見(はやみ) 祐輔(ゆうすけ)」である。17才の高校生だ。

世間はクリスマスだと言うのに、部屋に篭って寒い中ネトゲをしている。日本人男性なら当たり前である黒い髪、動きやすいジャージ、部屋の中には2次元キャラのフィギュアやタペストリーが大量に飾ってある。

そう。お察しの通りこの主人公、オタクである。


「Addictive Masterpiece」読み方は「アディクティブマスターピース」通称「AMP」呼ばれるこれは、日本では物凄い人気を誇るネトゲだ。日本全体で今ブームを起こしており、ユウスケもこのゲームにハマっている。腕はかなり良く、自ら「少しガチ勢」と名乗るほどではあるが、上位勢に課金差で負けている割とよく居るプレイヤーだった。

ユウスケはこのゲームにどハマりした結果、冬休みという期間を活かして「今のうちになるべく進めておこう!」と考え、毎日オール三昧の生活を送っていた。親は呆れてるもののご飯は用意してくれてた。


「…今日でオール生活5日目か…」

いくらオタクでゲーム好きと言えど、オール5日間は誰でもキツい。パソコンから集中を切らした瞬間どっと疲れが溢れてきた。まぶたは今すぐにでも寝そうなくらい重く、体が全体を通して動かないくらい疲れていた。とりあえずパソコンの光を浴びないようにトイレに行き、この5日間の休息として、尿意がやばい訳でもなく、トイレに座った。真っ暗な空間でただただ座るだけとなると、眠気がここぞとばかりに襲ってくる…その誘いに耐えきれず、ユウスケはこのまま深い眠りについた……


……


…………


……ん……?


部屋が全体的に明るい。

そして何故か椅子に座っている。すこし硬い。

「どこだ…ここ…?」

意識が戻ってきて目を開く。

すると目の前には日本人とは到底思えない女の子が立っていた。


「やっと起きましたね、死んだ気分はどうですか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。