表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方月陽向  作者: 趙餡
159/183

彼岸ルート

小町「やったあぁぁぁぁあああ!!という訳でさっさと運ばせてもらうよ!首になるのだけはごめんだからね!!」


ナズーリン「お、おい……………早いな、もう見えなくなってしまったぞ…………」


咲夜「彼女は『距離を操る程度の能力』っていうのを確か持ってたはずだから……………足は早くないけれど能力を使えば一瞬で向こう側まで持っていけるってわけね」


天子「何よ!!死神風情が生意気にー!!」


陽鬼「……………あれ?もしかして私達…………」


月魅「おいてけぼりを食らってますね……………」


黒音「……………早く行かないと不味いのじゃ!!」


光「ご、御主人!!」











陽「……………なんか、場所は違うけど何度もデジャブが起こってるような錯覚をしてしまうな」


起きるとそこは…………何の変哲もない部屋だった

そう、部屋はなんともないのだが……………


陽「外には河原があって周り1面には彼岸花が咲いてる……………三途の川か?もしかして俺死んだのか?」


「死んでませんよ、死ななくてもここにはこれます

今回の貴方は生きたままここに来たんです」


部屋からの景色を眺めてると後ろから声が

三途の川、そんでもって女の声で俺を知ってるのは数少ない…………


陽「映姫、久しぶり………………って言いたいんだけど何でそんなしかめっ面してるんだよ

若干怖いぞ」


四季映姫・ヤマザナドゥ、ヤマザナドゥは『閻魔』って意味の単語だったか?よく覚えてないんだけど…………兎も角、その閻魔様である彼女が何故か俺を睨みつけていた

そもそも俺は今起きたから特に何かしたとは思わないんだがな…………閻魔である彼女の琴線にどこかで引っかかっていたのだろうか


映姫「怒ってません、怒ってませんよ

何故私が貴方に怒らないといけないんですか?最初からこの部屋にいたのに無視されて怒るなんてそんなことあるわけないじゃないですか」


……………なるほど、最初からいたわけか

全然気づかなかった…………確かにいるのにひたすら無視されたら俺だってこうやって怒る

………………ってそんな事考えてる間に段々青筋みたいなのが額に浮かび始めてきてる、謝らないと…………


陽「いやあの…………………気づかなかったのは本当にごめん

俺も起きたてで状況把握を必死にしないとって思ってたからついつい見落としてた…………いやでもいいわけの余地はないな…………ごめん」


映姫「……………まぁ、今回だけは許してあげます

次からはこういうのがないようにお願いしますね」


一応許してくれたのか呆れた顔をしながら溜息をつく映姫…………………何か、あっさり許されすぎて逆に何かあるのかと勘ぐってしまいそうになるくらいだ

まぁ曖昧なことを嫌う映姫が隠しながらなにか企んでるとは思ってないけどさ


陽「あ…………そう言えば陽鬼達は?多分あいつらも来てると思うんだけど」


映姫「えぇ、彼女達なら来てますよ

ちゃんと生きたまま来ているので安心してくださいね」


生きたまま来ているって言わなくても流石にわかるよ…………なんでわざわざ物騒な言い方をするんだ

もしかして忘れられたことへの仕返しだろうか?結構根に持つタイプなのか映姫って……………


映姫「それでは行きましょう

あなたをここまで運んだのは小町ですからね」


どうやら俺をここまで運んでくれたのは小町らしい

確かに彼女の能力ならここまで移動することも可能………………ん?ちょっと待てよ


陽「ちょっと待ってくれ、ここって三途の川を渡ってくるんだよな?

という事は扱い的には俺もう死んでないか?というか生きたままどうやってここに来るんだ……………?」


今ふと思ったこと、ここに来るためには死にかける必要があるのに俺は生きているという

じゃあ俺って一体どうやってここまで来たのかが逆に気になってきた


映姫「………………別に隠すようなことでもありませんが、それを貴方に言うのはできません

所謂閻魔の守秘義務というやつです

私からしてみれば言ってもいいと思うんですけどね」


陽「ま、まぁ…………言えないようなものなら言わなくても大丈夫だけど……………」


聞いてはいけないことを聞いてしまったようだ

もうこの話題は止めよう


陽「…………で、俺はこれからどうすればいいんだ?流石に一人で三途の川を渡れって言われたら本気で怒るぞ」


映姫「いや貴方私をなんだと思っているんですか……………仮にも私は閻魔なんですから生きている者にそこまでの仕打ちはしませんよ」


だが長時間の正座+説教ならしてくるけどな

一度やられたことあるがあれは本当にきつかった……………いつやったんだっけそう言えば……………


映姫「陽さん?ボーッとしてどうしましたか?」


陽「ん、いや何でもない……………ただちょっと記憶が曖昧だなって」


そう言えば映姫は白黒はっきりつけることが出来る能力なんだよな

……………案外俺の記憶の曖昧な部分を無くしてくれるかな


映姫「そうですか

一応言っておきますが私の能力はあくまでも公平にする能力なので曖昧な部分を消せたりはしませんよ」


……………実は幻想郷の住人は心を読む能力がデフォルトでくっついてるんじゃないだろうかとか思えてきた

よく考えてること読まれてるし


陽「別にそこまで頼る気は無いよ…………」


映姫「おや?否定をしないということはそう思ったのは本当なんですね」


………………もしかしてカマかけられた?

そう思い映姫の方を見ると小さく笑みを浮かべていた

やっぱりさっきの仕返しか、結構根に持つタイプってことはよくわかった


陽「………で?俺は何をどうしたらいいんだ?ここに連れてこられてるってことは簡単には戻れないし戻す気もないって言われてるようなものなんだけど」


映姫「まぁ少しの辛抱ですよ

問題ないと判断されれば簡単に戻れるので安心してください」


問題ないって判断されるくらいに俺は警戒されてるのか?なら連れてこなきゃよかったと思うんだけどな


映姫「連れてこないとダメな時もありますからね……………陽さんはかなり強力な力を持ってますから一度来た時に上が調べてそれで警戒心上がってるんですよ

私の上は人を力で判断する人たちですから」


映姫より上の役職って相当な重役だと思ってるんだが………………そんな上のやつに俺は警戒されてるの?


映姫「まぁ…………自分達に害があるかないかで考える保守的な人たちですよ…………あまり気にしないでください」


保守的、か……………じゃあ他の強力な人物も一時は警戒されたことあるんだろうか


映姫「ところで陽さん…………さっきから黙ってますけど話聞いてますか?」


陽「ん?いや聞いてる聞いてる

聞いたのを考えてたからさ」


映姫「ならいいんですけど」


どうやら、黙ってたせいで聞いてないと思われていたらしい

これでまた機嫌を損ねられて仕返しでもされたらたまったもんじゃない

なるべく機嫌を損ねないように頑張らないとな


映姫「何を考えているのか丸わかりになるくらい陽さんって分かりやすいですよね

さとり妖怪の需要が本当に無くなりそうです」


陽「いやさとり妖怪の需要ってなんだよ……」


一体心を完全に読んでくる妖怪のどこに需要があるのだろうか

一緒にいたからわかるが心を読まれるのは精神的にも結構来るものがあるというのに


映姫「ま、それはそれとして…………はっきり言うとここで陽さん達がやることはありません

そもそもここにいる者達には自分で仕事を終わらせられるくらいのことは出来ます」


陽「…………じゃあ俺なんで連れてこられたんだ?特に意味もなくここに連れて来たってわけでもないだろ」


何も無いってことは俺は一体何のためにここに呼ばれたんだ?まさか怪我が治るまで茶を飲んで菓子を食っておけってわけか?流石にそこまでぐうたらにはならないぞ


映姫「えぇ、陽さん達には人員が割けないことをして貰いたくて」


陽「人員が割けない?そんだけすごく大切な仕事ってことか?それこそ下っ端には任せられないくらいの」


全く大事でも無くてやる意味もないくらいの仕事をやらせるようには見えんし…………多分そういう事だと思う


映姫「えぇ…………二つあるのですがこれに関しては陽さんがどちらかをやるだけで構いません、もう一つの方は陽鬼さん達に任せようと思っています」


陽「で、その仕事ってのは?」


陽鬼達………つまり別に腕力とかは関係ない仕事ってことか、両方………

俺が仕事について聞くとキリッとした顔で映姫は口を開く


映姫「『小町がちゃんと仕事をしているかどうかの監視』と『余りある私の書類の持ち運び』

この二つです」


……………伝えられた二つの仕事は確かに大事な仕事かもしれないがそれくらいには人員が割けないのかよ

と思ってしまった

特に書類の方


陽「えっと………………まず小町の監視から聞こうか」


映姫「そちらは文字通りです

彼女はする時はするのですが仕事をしなくていい時としていい時期を自分で区分しています

ちゃんと魂が来た時に運べばいいものの…………いつも船いっぱいに魂を乗せてくるのです…………流石にクビを話題に出した時は真面目にしていましたが…………」


どうやら結構鬱憤が溜まっていたようで語る語る

正直途中から俺はおいてけぼりを食らっているような気分になった


陽「………………それで、書類運びっていうのは?」


映姫「そのままの意味です

私はいつも来た魂を黒か白で判別していますがその為の書類が持ち運びが辛いんです

…………あ、罪を見るならこの手鏡で充分なんですが一々その魂の記録で見たことを書いて提出しないといけないのでそっちの資料のことです」

…………お役所仕事、ではないけど閻魔も一枚岩ではないことだけは分かった

さて………片方は小町の監視、もう片方は映姫の書類運び…………俺としては別にどっちを選んでもいいわけだがどうしたものか……………


映姫「あ、どちらを選んでも給料に差は出ないので遠慮しないで選んでくださいね」


…………別に給料とかはいいんだけど…………

まぁいいや、どっちを選ぶかーーー



小町の監視

→小町ルート


映姫の書類運び

→映姫ルート

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ