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ネバーランド 大賢者の弟子編

リチャード・ハウゼン(ジェームズ・マクシミリアン)…世界の魔法使いのトップ、三賢者の一人でスタネールの大賢者とよばれている

鳴沢英治…脳科学の権威でワールドファンタジアのデータはほとんど頭に入っている

オストフ・ヴィ・リードヴィッヒ…スタネール共和国王、部下や国民からの信頼も厚い

コンラート・ヴィ・リードヴィッヒ…オストフ国王の息子で次期国王、精鋭騎士団”烈風の牙”のリーダー

アンドレイ・ニコライヴィッチ…ニコライと呼ばれている、ロシアからの移住組で魔法使いとしては中々の実力者、ミーシャという恋人がいるが離れ離れになってしまっている。

メグリット・シャイアン…スタネールの大賢者の弟子、赤いフルプレートの鎧を着ている

アルベルト・ハルス…エスパーによるギルドチーム”ネバーランド”のリーダー、超レアアイテム”賢者の石”の所有者、ハンドルネームは”ティンカーベル”

ミケーレ…ギルドチーム”ネバーランド”のメンバーで16歳、ボブ、ケビンと仲が良く三馬鹿トリオと呼ばれる事もある、自分ではチームの兄貴だと思っていて面倒見のいいところもある

ボブ…ギルドチーム”ネバーランド”のメンバーで15歳、ケビン、ミケーレと仲が良く三馬鹿トリオと呼ばれる事もある、チームの中で一番短気

ケビン…ギルドチーム”ネバーランド”のメンバーで15歳、ボブ、ミケーレと仲が良く三馬鹿トリオと呼ばれる事もある、ちゃらい見た目とは裏腹に意外と小心者エレーナの事が少し気になる

エレーナ…ギルドチーム”ネバーランド”のメンバーで15歳、プラチナブロンドのロングヘアーで中々の美人だが口は悪い、弟のオスカーの面倒をよくみている。

オスカー…ギルドチーム”ネバーランド”のメンバーで14歳、引っ込み思案で人見知り、いつも姉の背中に隠れていてメンバーの中でも姉のエレーナとミラーとしか話せない

ビル…ギルドチーム”ネバーランド”のメンバーで13歳、サッカー好きな優しい少年、トーマスとは元々友達で同じサッカーチームだったこともありいつも二人でサッカーの話をしている

トーマス…ギルドチーム”ネバーランド”のメンバーで13歳、サッカー好きな明るい少年、ビルとは元々友達で同じサッカーチームだったこともありいつも二人でサッカーの話をしている

スミス…ギルドチーム”ネバーランド”のメンバーで14歳、リーダーのハルスを崇拝していて少しでもハルスの邪魔をしたり悪口を言った奴は許さない。

ミラー…ギルドチーム”ネバーランド”のメンバーで最年少の12歳、明るく社交的で非常に頭がいい、他のメンバーに比べて物事を達観視するところがある




ギース城攻略作戦の朝が来た、この辺りは気候がよく季節も春と夏しか


ない、今の時期はちょうどその変わり目で朝から気持ちのいい空気が


広がっている、そんな中約束の集合場所に向う少女の姿があった


「う~ん気持ちのいい朝だなぁ・・・これから戦いじゃなかったら


 もっと気分いいんだけどね・・・」


エレーナはそんな独り言をつぶやきながら歩いていた時に


集合場所にすでに待っている人影を発見した


「あっケビンおはよう、早いね今日こそは私が一番乗りだと


 思ったのにな、あれ?ミケーレとボブは?」


「おぅ、おはようエレーナ、ミケーレとボブはもうすぐ来るよ


 お前こそオスカーはどうしたんだ?」


「今日はミラーと行くって言ってたからもうすぐ来るんじゃないかな?」


「そ、そっか・・・あのよエレーナこの戦いが終わったら二人で


 海にでも行かないか?」

「なにそれ、もしかしてデートの誘い?


 しかも海って、私の水着姿でも見たいの?スケベ」


からかいながら笑うエレーナ、その質問にアタフタしながら


否定するケビン

「ちげーよ、なんていうか・・・これから戦いじゃん


 終わった後の目標というか楽しみがあった方が


 頑張れるんじゃないかって思ってよ」


「終わった後の楽しみって、みんなでピクニック行く約束したじゃん」


「それはそれ、これはこれっていうか・・・俺個人の目標というか


 楽しみたいな・・・なんていうかだな・・・」


「うんわかったいいよ、デートしよ」


「本当か!?ヨッシャー‼」


両こぶしを握り締め体全体で喜びを表現するケビンに


またからかい口調でエレーナが話しかける


「あんたどんだけデートしたかったのよ?


 そんなに私の事好きだったの?」


「う!?・・・そうだよ、悪いかよ・・・」


ケビンは照れながらも真剣な顔でエレーナに告白する


それを聞いたエレーナは驚きの表情を浮かべた


「えっ!?マジ?冗談で言ったのに・・・なにもこんな日の朝に・・・」


「こんな日の朝だからだよ、俺はそういう気持ちだから・・・


 それだけ知っていてほしいんだ、今更デートの約束無しとか


 やめてくれよ」


「うん・・・わかった」


そんな二人のやり取りの中トーマスとビルの二人が到着した


「おはようケビン、エレーナ あれ何かあったの?」


「いやなんでもねーよ、この戦いが終わったら・・・って


 話をしてたんだよビル」


「そうなんだ、実は僕らもね、昨日いい物見つけてね」


嬉しそうに話すトーマスがケビンとエレーナに聞いて欲しそうな


目線を送る、それに気づいたエレーナが


「何を見つけたの?教えてよトーマス」


「実はねボールを見つけたんだよ‼大きさも重さもサッカーボールに


 似ててさ、昨日はずっとそれでビルとサッカーしてたんだ」


「へぇ~そうなんだ、よかったね」


嬉しそうなビルとトーマスに優しく微笑みかけるエレーナ


そんな彼女を見て益々好きになるケビンだった


「コラ、なにいやらしい笑い浮かべてるんだケビン‼」


「そうだぞケビン、テメーはむっつりスケベが服着て歩いている


 様な人間だからな、気を付けろよエレーナ」


到着したミケーレとボブがケビンをからかう


「ふ~ん、ケビンってやっぱりそういう人なんだ?」


「ちげーよ、テメーらいい加減なこと言ってるんじゃねーよ‼」


ミケーレとボブが笑う、そこにオスカーとミラーとスミスが到着する


「なにか楽しそうですね僕達も混ぜてくださいよミケーレさん」


「楽しくなんかねーよミラー、これはそんなんじゃ・・・」


「あれ、僕らだけ仲間外れなんですか?ケビンさん」


アタフタしているケビンの姿がなんだかコミカルで


スミス以外のメンバーが笑う


「みんな朝から楽しそうだね」


またもやメンバーの目の前にハルスが突然あらわれた


「おはようございますリーダー‼」


スミスがすかさず挨拶する、それに続いてそれぞれが明るく


ハラルに朝の挨拶をしていく


「うん、みんなおはよう、今日僕はみんなをどうやって


 リラックスさせようか考えていたのに全く無駄だったようだね」


「すいませんリーダー」


「なんでスミスが謝るんだよ、そもそも僕に謝る様なことじゃ


 ないだろ、面白いね君は」


またみんなに笑いがおきる、一呼吸おいてハラルが話し始める


「じゃあ行こうか、またみんなで笑いあおう」


「はい‼」


メンバー全員の気持ちのいい返事が青く澄みきった空に響いた





朝の訪れと共にギース城ではピリピリとした緊張感が漂っていた


兵士達はみなギラギラしていて近寄りがたい雰囲気を感じさせる


そんな中、新しくスタネールの一員として加わったニコライは


不安と不満でいっぱいだった


「ここに来たばっかだってのにいきなり戦争とか・・・


 勘弁してくれって言いたいよ全く・・・」


ニコライは本名はアンドレイ・ニコライヴィッチ


ロシアからの移住組でこちらの世界に転送されたばかりの時


ナルギュレスというモンスターを複数撃退して仲間を助けた


魔法使いである


「しかも国家の存亡を賭けた戦争だっていうじゃん


 まいったなぁミーシャに再会する前に死んじゃうのかな俺・・・」


そんな時物見係の兵士が大声で叫ぶ


「来た‼本当に今日来たぞ、例のエスパーギルドが‼


 各兵作戦通り配置に着け‼」


城内は蜂の巣をつついたような騒ぎになった、そんな中ニコライは


”スタネールの大賢者”が言っていたことを思い出した


『うへ~本当に今日来たよ、やっぱ”世界三大賢者”の称号は


 伊達じゃないね』


それは今から一時間前、夜明けの直前におこなわれた


全体ミーティングで大賢者ことハウゼンが発言した事を


思い出したからである


「みなさんおはようございます、事前から報告されている


 例のエスパーギルドチーム”ネバーランド”はおそらく


 今日ここに攻めて来ると思われます、しかし心配はいりません


 勝つための算段はしてありますので作戦通りに遂行してください


 そしてみなさんに一つだけ順守してほしい事があります


 今回の敵の数はおそらく5人から8人の間だと推測され


 その中には少年や少女もいるかもしれません


 しかし彼らは恐ろしい力を持っていてすでに何万人という


 人を殺しているのです、ですからチャンスがあれば確実に


 仕留めてください、捕える必要はありません、隙を与えず


 速やかに殺してください、そうしなければ我々だけでなく


 この国の人々が皆殺しに合うのです、重ねて言いますが


 情けはいりません、躊躇なく処分してください


 いいですね、ではスタネール共和国に勝利を‼」


ニコライは思い出しながらため息をつく


『兵士達の士気の上がり方は凄かったけど相手はエスパー?


 そういえばそんなジョブあったなぁ・・・ってくらいの


 認識しかないや・・・詠唱無しでの力の行使ってヤバすぎるじゃん


 どうやって勝つんだろ?』


そして物見兵より再び伝令が伝わる


「敵ギルドチーム予想通り二人一組で四方に分かれました


 敵の首魁”アルベルト・ハルス”は南門の方向に布陣している


 とのことです」


その報告をオストフは玉座の間で聞いた、全身鎧に身を包み


目を閉じて玉座にどっかりと腰かけている姿は王にふさわしい


威厳に包まれている、その周りにいる重鎮達が報告を聞いて


思わず声をあげる


「国王、ここまでは全てマクシミリアン殿の予想通りです


 さすがは大賢者だ」


「うむ、しかし勝負はここからじゃ・・・」


ギース城南側にスミスと共に布陣したハラルはすかさず


北側にいるボブとケビンに連絡をとる為に超能力を使う


「テレパシー‼」


『あっリーダー、こちらは作戦通り北側に布陣完了しました』


『了解ボブ、それでそちらの様子は?』


『敵の攻撃を受けないよう距離をとっていますのでハッキリとは


 わかりませんですがやはり北側は一部城壁の壊れてる所なんかが


 目立ちますね、あと兵隊の数が少ないです、ほとんどいない


 と言ってもいいぐらいですね』


『ほぅ、じゃあ予想通りそこにいるのか!?


 例の大賢者はそこにいるな?』


『え~っと、あっいますね、あのヤローこの前の借りはキッチリ


 返してやるからな‼』


『ボブ、下手な仕掛けはするなよ、君の役目はその大賢者の奴を


 釘付けにしておく事なんだから』


『わかってますよ、奴が動かない限り仕掛けちゃ駄目って


 ことですよね、任せてください』


『それといい忘れたけど君とケビンにやって欲しい事があるんだ』


『なんですか?』


『大賢者の奴に魔力を消耗しない攻撃をして欲しいんだ』


『えっ?魔力の消耗の無い攻撃ってなんですか?


 近づいてぶん殴るとかですか?』


『違う違う、定期的に奴に罵倒を浴びせて欲しいんだ』


『罵倒?つまり悪口を言えってことですね、でもなんのためですか?』


『そこにいるのが偽物という可能性や途中で偽物と入れ替わる


 可能性があるからね、君達は奴に一旦捕えられた時


 奴の姿を見てるし声も聴いているから適任なんだよ


 急にしゃべらなくなったり声が変わったりしたら


 遠慮なく攻撃を仕掛けてくれ』


『わかりました、任せてください‼』


ボブとの”テレパシー”での会話を終えたハルスは他のメンバーとも


連絡をとりそれぞれの状況を把握する


『北側には大賢者、東側はギース城のもっとも強固な所だし


 北側や南側からも視界が開けているからその都度


 フォローするってことか、西側にはスタネールの魔法使い軍団を


 全て動員して防御か・・・中々いい手だ、でも』


ハルスは堪えられないとばかり笑いだす


『肝心の南側がお留守じゃん、あの赤と黒の鎧は


 ”烈風の牙”だっけ?一応騎士団を布陣してそれっぽく体裁を


 整えてるけど、こちらからしたら騎士団なんて無意味だよ


 もしかして南側の防御は捨てるっていう博打に出たのかな?


 だったら外れだよ大賢者様くっくっく、さて最終確認』


「テレパシー‼」


『ボブ、どうだった?そっちにいる大賢者は本物か?』


『あっリーダー、間違いないっす、あの憎っくき声を


 聞き間違えるはずもありません』


『よし、僕の魔力が完全回復したら全軍攻撃開始だ


 20秒後一斉攻撃を開始するいいねみんな‼』


『はい‼』


ハルスが頭の中でカウントを数える、しかしついついニヤついてしまう


そんな様子をみたスミスが


「どうしましたリーダー」


「いやなんでもないスミス、よく覚えておくといいよ戦いってのはね


 戦う前に終わってるんだよ」


「それはどういう事なんですか?私にはさっぱり・・・」


「この戦いが終わったらゆっくり教えてあげるよ


 でもこれだけは言っておく、この戦いは僕たちの勝ちだ


 それはもう決まった事なんだよ」


「そうですか‼さすがですリーダー‼」


「よし時間だ行くぞスミス‼」


「はいリーダー」


ハルスが右手を天高く上げ攻撃準備にかかる、それに合わせスミスは


周囲を警戒しハラルを守る姿勢を見せる


「さあオープニングアタックだ、”烈風の牙”のみなさん


 さようなら”サンダーブレイク‼”」


ハルスの叫びと同時に巨大な稲妻がギース城の南側に向う


それは以前にサラルガン国境付近でミケーレが放った


”サンダー”よりも明らかに強力で威力のあることは


誰の目にも明らかであった


”ドカーン”という轟音と共に稲妻の衝突したあたりは


一瞬視界が悪くなる、段々と視界が晴れてきてハラルは


ワクワクしながら戦果を確かめる


『”烈風の牙”のみなさんは全滅したかな?一人ぐらい残ってても


 面白いけど無理だよね・・・なんだ‼」


ハラルは自分の目を疑った、ギース城は全くの無傷なのである


ハルスとスミスは茫然として着弾地点を再び確認する


すると”烈風の牙”の兵士達の中に違う恰好をしている兵士を見つける


通常”烈風の牙は赤と黒の鎧で顔や腕、足などに所々むき出しの部分が


あるのだが、その兵士は一人だけ全身赤いフルプレートで


すっぽり覆われているのだ、ハルスは唖然としていたが


気を取り直して考えてみる


『一体なにがあったんだ・・・まさかあの赤い鎧野郎がやったのか?


 よし今度は超能力の威力を抑えて確認してみるか』


「サンダー‼」


またもやギース城に稲妻が襲う、しかし前回より明らかに


小さい雷撃であった、その稲妻に合わせて赤いフルプレートの男が叫ぶ


「グレーターシールド‼」


そしてまたもや雷撃攻撃を完全に防いだのである


それを確認したハルスが眉をひそめる


『やっぱりあいつか‼奴は一体何者だ?』


思い切って赤い鎧兵士に大声で話しかける


「おい貴様は一体何者だ?名前は?」


「僕の名はメグリット・シャイアンだ‼偉大なる大賢者


 マクシミリアン様の一番弟子だ、よく覚えておけ‼」


ハルス達は反撃を警戒している為、会話している二人の距離は


結構離れている、だからハルスとシャイアンは叫ぶように


会話しているのだ、叫びながらのやり取りを終え再び考える


『メグリット・シャイアンだと?聞いたことのない名前だが・・・


 ヘルムで顔はわからないがかなり若い感じだな


 あんなのがいるなんて計算外だ!?あの大賢者ここは


 弟子に任せても大丈夫と思っているんだな・・・


 この僕が無名の若造に抑えられると?ナメてくれるな』


「シャイアン君といったかな、本当に僕の攻撃を受けきれる


 と思っているのかい?」


「ああ受けきってみせるさ、この国にいる仲間や家族の為にも


 お前には負けない、さあかかって来いよ‼」


そのやり取りを聞いていたスミスが堪らず口をはさみ


両手を天にあげて構える


「黙って聞いていれば調子に乗りやがって、貴様ごときリーダーが


手を下すまでもないわ‼死ね”フロストブリザード‼”」


スミスがそう叫ぶとシャイアンに向って猛吹雪が襲い掛かる


周りの空気すら凍り付いていく程の威力だ


「グレーターシールド‼」


シャイアンはまた魔法による防御シールドを展開する


スミスの超能力による猛吹雪がギース城に直撃する直前に


シールドによって阻まれる、辺りの一面が真っ白な雪と霜により


何も見えなくなりその余波が周りにすら影響を及ぼす


ギース城付近の居住区の一部が凍り付き周りの木々が凍り付いた後


砕け散った、しかし視界が開けるとギース城とシャイアンは


無傷である、シャイアンはおどけた口調で


「中々涼しかったよ、もう一回やってくれないかい?」


その言葉に怒り心頭のスミスはもう一度両手を上にあげる


「ふざけやがって、今度こそ死ね‼”フロストブリ・・・”」


再び力を使おうとしたスミスをハルスが制止する


「スミス、もう一度その力を使ったら君の魔力はスッカラカンだよ


常にリキャストタイムを意識してと注意したよね」


その注意に我に返り落ち着きを取り戻すスミス


「すいませんリーダー、つい熱くなってしまって・・・


以後気を付けます」


「うん気を付けてね、君は僕の大切なパートナーだからね」


その言葉に感激して震えるスミス、2人のやり取りを見ていた


シャイアンのヘルムの奥の目が光った、再びハルスが


シャイアンに話しかけた


「それにしてもやっぱり君はあの大賢者の弟子だね


相手を怒らせて魔力の消耗を狙うなんてセコいやり方は


あのペテン師にそっくりだよ」


「戦術と言って欲しいねぇ、でもこれで僕には何をやっても無駄


って事がわかったろ、素直に謝って逃げ帰ったらどうだい


まぁ謝っても許さないけどねハハハハ」


勝ち誇って笑うシャイアンにさすがのハルスもポーカーフェイスを


維持するのが厳しくなり始めていた


「スミス、君の魔力回復まであとどのくらいかかる?」


「はい、あと40秒もあれば大丈夫です」


「よし、じゃあ40秒後に同時に仕掛けるよ


あの生意気な魔法使いに僕たちの力を思い知らせてやろうぜ」


「はい、リーダーを侮辱した事をその身で償わせてやりましょう‼」


2人は40秒待つと顔を見合わせ同時にうなづき手を天にかかげる


「じゃあいくよスミス」


「ハイ、リーダー」


「サンダーブレイク‼」


「フロストブリザード‼」


巨大な雷撃と猛吹雪が同時にシャイアンを襲う、ハルスが自分の


パートナーにスミスを選んだのはスミスが自分に忠実という


理由からではない、ハルス最強の攻撃”サンダーブレイク”と


スミスの”フロストブリザード”の愛称が非常にいいからなのだ


同時に使用することによってお互いの攻撃力を引き上げてくれるのである


「くっくっく僕をコケにしたことを死ぬ程後悔するといいよ


シャイアン君、あっ!?死んだら後悔できないか


残念だ君のくやしがる姿が見たかったけどね」


「グレーターシールド‼」


シャイアンが魔法シールドで防ぐ、超能力の同時攻と防御シールドが


衝突し辺りが衝撃と爆音で何もわからなくなる、しかしそれも収まり


再び視界が開けていくとまぎれもなくシャイアンの赤い鎧が


浮かび上がってきたのだ


「馬鹿な、そんな馬鹿な・・・ありえない、あり得ないぞそんな事‼」


珍しくハルスが取り乱しスミスも唖然としている、そんな二人の


態度をよそにシャイアンが楽しげに話し出す


「今のは中々の攻撃だったねでも残念でした


まあ点数としては甘々で55点ってところかな」


ここ西側ではエレーナとオスカーの兄弟タッグが激しい攻撃を


加えていた、エレーナの使う最強の攻撃は”ブリザード”で


スミスの使う”フロストブリザード”に比べると威力は落ちるが


消費魔力が少なくて済むためリキャストタイムが少なく


緩慢かんまん無い攻撃を繰り広げることができた


弟のオスカーの最大攻撃は”グラビティ”メンバーの中でも


唯一重力形の攻撃だ、城の破壊という目的を考えると


もっとも適している攻撃といえなくもない


しかしエレーナは焦っていた


「なんなのよもう全然壊れないじゃない


オスカーもう一度同時攻撃いくよ‼」


「うんわかった」


「ブリザード‼」


「グラビティ‼」


強い吹雪と重力がギース城に向う、それに対するはスタネールに


所属する魔法軍団、その数は総勢40人


「マジックシールド‼」




40人の魔法使いによる防御シールドが展開しエレーナとオスカーの


攻撃を防ぐ、しかしシャイアン程完璧には防ぎ切れず余波により


少しずつギース城が壊されていく、そんなときハルスからエレーナに


”テレパシー”による連絡が来る


『エレーナ、僕だハルスだそちらの状況はどうだ?』


『あっリーダー、こちらは魔法使いがたくさんいて数にまかせた


 防禦シールドで頑張られています、相手の城にダメージを与えては


 いるんですが少しづつしか壊れてません、思ったより


 時間がかかりそうです』


『そうか・・・そのまま攻撃を続けてくれ、くれぐれも無理はするなよ』


『わかりました』


ハルスは今攻撃を控えていた、スミスとの同時攻撃が防がれた以上


南側に対して有効的な攻撃は不可能と判断したからである


その為他の方面の状況を聞いてこれからの方針を考えようとしていた


『ボブ、僕だハルスだそっちはどうだ?』


『リーダー、こっちは順調ですよ、っていうか悪口言ってるだけ


 ですからね、向こうも俺達を怒らせよう怒らせようと


 してきますしね、正直ムカつきます』


『ボブ、それは青い”賢者の石”を消耗させようとしている


 奴の挑発だ絶対に乗るんじゃないぞ、ケビンにも徹底しておいてくれ』


『わかっていますよ、大賢者の奴が動かない限り絶対に動きません


 悪口はこのまま続行しますが』


『わかったそのままよろしく頼む』


ハルスは考え込みながら最後の東側の状況を確認する


『トーマス、僕だハルスだそちらの状況はどうだ?』


『えっリーダーですか?こちらはまずまずです、変な若い魔法使いが


 頑張っているんですが結構城にはダメージを与えていますよ・・・


 ただ他からフォローが入ると全くダメージが通らなくなりますが』


ハルスはハッと気が付きシャイアンを見て愕然とした


「グレーターシールド‼」


シャイアンはハルスとスミスが攻撃してこないのを見越して


東側に魔法の防御シールドを展開していたのだ


「しまった、スミス俺と交互に攻撃を再開するぞ、シャイアンとかいう


 奴をこちらに釘付けにしておかないと他の方面に支障がでる」


「わかりました」


ハルスは現在の状況を頭の中で整理する


『この南側はシャイアンとかいう奴に完璧に防がれている


 北側には例の大賢者がいて攻撃は通らない、西側は少しづつだが


 ダメージを与えているが長引きそう、東側は俺達がひきつけて


 さえおけば一番順調にいっているという訳か・・・よし』


頭の中での整理を終え、素早く支持を出す


『ケビン、僕だハルスだその場はボブ一人に任せて東側に

 

 回ってくれないか?トーマスとビルと一緒に東側を


 攻撃してほしいんだ』


『わかりました、しかし大賢者相手にボブ一人で大丈夫でしょうか?』


『大賢者は最重要人物だけど今回は引き付けておくだけなので


 ボブ一人で十分だろう』


『わかりました、そういう事ならトーマスとビルを加勢しに行きます』


『頼むよ、ボブにもくれぐれも無茶しないように絶対相手の


 ペースに乗るなと伝えておいてくれ』


『わかりました』


ケビンに指示を与えると軽く息を吐き少し微笑んだ


『少し予定外だったけどこれで東側は落ちるだろう


 どっちみち僕の勝ちですよ大賢者様』





東側ではトーマスとビルが連携を生かした攻撃を続けていた


他の方面の様に同時攻撃ではなく一呼吸おいてディレイアタックを


仕掛けてきたのだ


「ビル、僕たちの連携の前にはどんなディフェンスも無意味だよね」


「うんトーマス、なんかいけそうだし気分はハットトリック決めた


 気分だよ」


「それになんかケビンの兄ちゃんが応援に来てくれるらしいよ」


「え~援軍なんかいらないのに・・・なんかおいしいとこだけ


 持って行かれる気分じゃない?」


「でもリーダーが決めた事だからね、勝つためだよ」


「まあ確かにね、サッカーも個人の成績よりチームの勝利優先だからね」


2人がそんな無邪気な会話を空中でしていた頃


東側を任されたニコライは絶望的な気分になっていた


「なんで僕が一人で一方面任されちゃうの?


”グレーターシールド”を取得したのもつい最近だっていうのに・・・」


ハウゼンはニコライの力を見越して東側方面をニコライ一人に


任せたのである”君ならできる”と一言で


「てゆうか無理だって、しかもあの二人攻撃を絶妙にずらして


 くるんだよな・・・全部の攻撃を全て防ぐなんて神業みたいなこと


 できっこないよ」


ニコライは今までトーマスとビルの連携の前に致命傷だけは


何とか防いでいる・・・という状況なのである


元々この東側はギース城でもっとも強固な所なのも耐えられている


理由なのだが・・・そこに大きな声が聞こえる


「おーいトーマス、ビル応援に来たぞ‼俺が来たからには


もう勝ちは決まったようなもんだからな安心しろ‼」


ケビンの嬉しそうな声に苦笑いのトーマスとビル


そしてさらに悲壮感が深まるニコライ


「ああぁぁ~もう一人援軍とか・・・絶対無理だよ・・・


 終わったな俺・・・ミーシャごめん」





北側でハウゼンと対峙たいじしていたボブが罵倒を繰り返す


「こらおっさんテメーはキモいんだよ、男ならかかってこいや‼」


「あなたこそ先ほどから口ばかりじゃないですか、弱い犬程


 よく吠えるとはまさにそのとおりですねぇ、そういえば


 もう一人の姿が見えませんがとうとう逃げましたか?」


「うるせーお前の相手なんて俺一人で十分なんだよ」


そのセリフを聞いたハウゼンがぼそりとつぶやく


「そうですか、一人・・・じゃあ作戦開始で、例の物を‼」


ハウゼンの掛け声と共に後ろに控えていた兵士が伝令に走り何かが


運ばれてくる、それを見たボブがハルスにテレパシーで伝える


『リーダーボブです、大賢者が何かを始めました‼』


『ハルスだボブ何があった?奴は何を始めたんだ?』


『それがまだわからないんですが・・・あれ?


 なんか持ってきてます・・・あれはえ~と”投石機”ですね』


『投石機だと?そんな物で何を・・・』


『まだわかりませんがなんか球乗せてますよ、まさかアレを


 俺にぶっつけるつもりか?冗談だろあんなの当たるわけないじゃん


 大賢者とか言われていても思ったより馬鹿なんじゃないですか』


『あの大賢者がそんな馬鹿なこと考えるはずが・・・」


数台の投石機に球を乗せ終わったという報告を受けハウゼンがうなずく


「放て‼」


投石機から放たれた数個の球はボブの近くまで飛来してくる


『リーダーあいつら本当に飛ばしてきました


 やけくそになったのか?・・・うわっなんだ?』


ボブの慌てた様子にハラルが強い口調で問いかける


『どうしたボブ、何があったんだ?説明しろ‼』


『ゴホッなんだこれ?ゴホッ・・・急に球が弾けて中から白い粉が


 一杯・・ゴホッゴホッ周りも真っ白で何も見えません小麦粉か?


 ゴホッ」


『小麦粉?目くらましなのか?でも目くらましならもっと


 マシな手段がありそうだが・・・』


そんな時ハウゼンの声で呪文の詠唱が聞こえる


「地の精霊偉大なるボルガノよ・・・」


ボブがその声に反応する


『来ましたついにあの野郎が動きましたよ‼”ファイヤー”』


その瞬間ハルスが気が付く


『ボブ止めろ、力を使うな‼』


ハラルの制止は遅かった、ボブを中心に大爆発が起こったのである


思わずハルスが叫ぶ


「くそ‼やられた‼」


そんな態度に不安な顔をしたスミスが質問する


「リーダー一体どうしたのですか?ボブに何かあったのですか?」


「ボブがやられた・・・あの賢者ヤロー粉じん爆発を利用したんだ」


「ボブは死んだんですか?」


「一応防御のアイテムは渡してあるから死んではいないと思うが


 相当なダメージを負っているはずだ、ファイヤーを使った後だから


 まだテレポートはできないはず・・・」


「じゃあ助けに行きましょう‼」


「いや駄目だここを離れるわけにはいかないし、何よりそれが罠である


 可能性が高い、あと40秒でテレポートが可能になる、なんとか


 自力で脱出してくれるのを祈るしかない」


爆発を浴びたボブは煙に包まれながら地上に落下した


「ぐはっ、チクショウ一体何がどうなって・・・くそ全身が痛え・・・


 早く逃げねえと・・・」


ボブの落下地点にスタネールの兵士が多数向ってくる


「くそまだテレポートは無理だしな・・・あんまりデカい力を使うと


 またリキャストタイムが延びてしまうしな・・・


 あんな雑魚兵士達これで十分だ‼」


「”スピアニードル”」


無数の針が兵士に向う、針が刺さりうめき声をあげて次々倒れていく


兵士、しかし先頭を走っていた数名の兵士が飛来する針を


剣で弾き落としボブに近づく


「なっ‼」


驚くボブ、慌てて次の超能力を使おうとする


「ファイうぐっ」


先頭の兵士がボブの口を左手で押え力の発動を阻止する


そして右手に持っていた剣をボブの心臓に突き刺す


「ぐはっ・・・死ぬのか・・俺はこんな所で・・・嫌だ死にたくない


 まだ死にたく・・・」


ボブは薄れゆく意識の中で目の前の兵士を見ていた


力なく手を伸ばすが何もできないことをボブ自身が一番わかっていた


そしてその兵士が話しかけてくる


「すまないな少年、これも戦場のならいだ許せ、申し遅れたが


 私はコンラート・ヴィ・リードヴィッヒという


 せめて苦しまずに・・・」


コンラートはもう一度ボブの喉に剣を突き立てる


ボブは静かに息を引き取った


一方東側はニコライが絶体絶命の状況におちいっていた


トーマス、ビル、ケビンの三人がニコライを見下ろす形で見ている


見上げているニコライは涙ぐんでいる


『くそ~もう駄目だ絶対駄目だ・・・いっそ魔法で攻撃してみるか?


 いやそれだけはしちゃ駄目って言われてるし・・・』


上空の三人はやや余裕の表情で話している


「そろそろやろうか?ビル、ケビン兄ちゃん」


「まだ魔力回復中だよトーマス、マックスになってからにしようよ


 もう僕たちの勝利は決まってるけどさ、ねえおいしいとこどりの


 ケビン兄ちゃん」


「ビルお前嫌な言い方するな、俺はリーダーの指示で来てるんだぞ‼」


「わかっているって冗談だよ」


「よし、もうマックスチャージ完了、やっぱすごいね”賢者の石”」


「よしやるぞ、いいなビル、トーマス‼」


「オーケー」


「いいですよ」


「じゃあ俺から行くぞ”ハリケーン”‼」


ケビンの放った竜巻がニコライを襲う


「グレーターシールド‼」


魔法防御で防ぐが完全には防ぎ切れていない為ニコライの周りは徐々に


壊れていき周りの瓦礫が竜巻に巻き込まれ吹き飛んでいく


「じゃあ続けて僕だね”ファイヤー‼”」


ニコライのシールド越しに炎の余波と熱が伝わる、ニコライの服の端は


焼け焦げ、熱によりニコライの顔と全身は汗でビショビショであった


「うぐっもう・・・もうだめだ・・・」


ビルの爆炎攻撃に必死に耐えるニコライ、だが限界を迎えていた


「さあトドメだよ”サンダー‼”」


笑いながらトーマスが超能力を放つ、もう勝利を確信している


表情である、トーマスの放った雷撃がニコラスに届こうか?


というその瞬間、雷撃を弾く結界が発生する、その現象に


トーマスが驚きの声を上げる


「なんだ?なにがおこったの?ケビン兄ちゃん」


「いや俺にも何がなんだか・・・」


混乱する三人、たまらずビルが


「じゃあ僕がリーダーに聞いてみるよ”テレパシー”」





その頃南側ではハルスとシャイアンの睨み合いが続いていた


そしてシャイアンの横に兵士が現れなにか布にくるんだ物を渡していた


それを受け取ったシャイアンはすぐさま言い放つ


「グレーターバリアー‼」


ハラルが驚愕の表情を浮かべる


「巨大結界だと・・・」


その反応を見たシャイアンがおどけた口調で答える


「ピンポ~ン正解、今このギース城全体に巨大結界を張ったんだよん


 そっちの攻撃は全く意味がなくなっちゃうね残念」


シャイアンのその言葉を聞き心配そうに見つめるスミス


その目線を尻目に笑いだすハルス


「はっはっは巨大結界だと?ギース城を包み込む程の結界を張ったら


 魔力の消耗が激しくてせいぜい2分でガス欠だろ!?


 こっちはそれまで待っていればいいんだからな」


その発言を聞いてシャイアンは先ほど兵士から受け取った布に


包まれた物を取り出す


「これなーんだ?」


「なっ!?それは‼」


ハルスとスミスが同時に驚く、もれもそのはずシャイアンが


手に持っていたのは青い”賢者の石”だったのだ、ハルスが思わず


問いただす


「それをどこで・・・まさか貴様‼」


「そう君たちの仲間からいただきました二つもね」


ハルスは唇を震わせて怒鳴りながら質問する


「ボブはどうした‼ボブは無事なのか‼答えろ‼」


隣のスミスもそんなリーダーの姿を一度も見たことがなく驚きを


隠せなかった、そんなハルスに対して実にあっさりと答えるシャイアン


「うん殺したよ念入りにね、首だけならあるから返そうか?


 あっでもこの戦いが終わったら戦犯としてさらし首にするつもり


 だから返せないやゴメンね」


その返答にみるみる表情が変わるハルス


「貴様許さんぞ‼絶対に許さん‼殺してやる、今殺してやるから


 そこを動くな糞野郎‼」


今にも飛び出して行きそうなリーダーを後ろから必死に抑えるスミス


「落ち着いてくださいリーダー」


「放せスミス放さないとお前も許さんぞ‼」


「今ここでムキになって冷静さを失えば奴の思うつぼですよ


 貴方に何かあったらボブだけでなくみんな死ぬかもしれないんです


 ここはみんなの為に冷静になってください‼」


スミスの言葉に我に返るハルス、感情をグッと抑えて冷静さを取り戻す


「すまない柄にもなく取り乱してしまった、許してくれスミス」


「とんでもないです、でもボブの仇は必ず取りましょう‼」


「もちろんだ、頼りにしてるよスミス」


「ありがとうございます、どこまでも付いていきますよ


 いきますよリーダー」


そこにビルからのテレパシーでの連絡が入る


『あのリーダー、ビルですけど何か急にこちらの攻撃が


 弾かれたんですけど・・・なぜかわかりますでしょうか?』


ハルスは少し沈黙したのちビルに返答する


『それはギース城全体に防御結界を張られたんだ・・・おそらく後


 10分ほどはこちらの攻撃は通じないはずだから攻撃は控えるように


 逆に相手からも攻撃は来ないと思うからそこで待機していてくれ


 以上だ』


『わかりました10分ですね、その間は攻撃を控えます』


ビルとのテレパシーでの会話を終え沈黙するハルスにスミスが問いかける


「あの・・・いいのですか?ボブの事話さなくて・・・


 あと青い”賢者の石”を奪われたことも」


「うん、今ボブのことを話してしまうと彼らが動揺してしまう


 からね・・・青い”賢者の石”は奪われたと言っても


 たった二つだから、しかも今防御結界に使用しているはずだから


 10分後には消滅して1個になるはずだから・・・


 話して変に警戒しすぎるよりたった一個なら無視した方がいいと


 判断したんだよ」


「そうでしたか・・・さすがです・・・あれ?リーダーあれは‼」


スミスがシャイアンのいる所を指さす、すると大賢者マクシミリアンが


現れたのだシャイアンは師匠の登場にペコペコしている


そしてシャイアンは城内に入っていった、その時エレーナからも


”テレパシー”での連絡が入った


『リーダー、エレーナです、西側にいた魔法使い軍団が全部城内に


 入ってしまいました、どういうことなんでしょう?』


『エレーナそれはギース城に巨大な防御結界を張られてしまったんだ


 あと10分程は相手からの攻撃もないはずだから僕が連絡するまでは


 そこで待機しててくれるか、また動きがあったら連絡してくれ』


『わかりました』


ハルスはエレーナからの連絡を終えるとハウゼンを睨みつける


ハウゼンもじっとを見つめかえしている


ハルスは怒りをグッと抑えて冷静になろうと自分に


言いきかせるのであった。

























前回3部作になると記述しましたがまだ続く事となってしまいましたスミマセン、また四部作とか書くと嘘を重ねてしまうかもしれませんので今回は描きません、話の大筋は決まっているのですがその場のノリと思いつきで書いているので(ほんといい加減で・・・)もう少しだけおつきあいください。

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