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「月の狙いは時間稼ぎだろう。実際ここで俺たちは足止めを食らってる。俺たちがここで止まってると、それだけ月に行った奴らに負担が行く」
「でも冷静にならないと。焦ったらそれだけ視野が狭くなっちゃうよ」
そう言ってなんかふにっとアイに頬を押された。俺がやりたいよ! けどさすがにこんなに人目があるところでは、そんなことはできない。とか思ってたら、アイにやられた。
恥ずかしいからやめてくれないかな? いや、うれしいけどさ……
「わかってる。焦りは禁物だ。あの提灯がギミックだと思うか?」
俺は仲間たちにそう問いかける。今はあの提灯をどういう順番で吹き飛ばすのが正解か? をメインに話し合ってる感じだ。実際あれは怪しいからな。
それに世界樹のエネルギーを使って復活してるとみていい月人……そしてそのエネルギーはどうやら上の方からやってきてた。そして天井にある提灯は月人が隠してる。
そうなると……な。まるで月人は不都合だから提灯を隠してる……みたいじゃん。
「あの提灯を壊した時と、そうでない時で別に復活に違いがあったわけないと思う」
仲間の一人がそういった。俺たちは二回、天井の月人を消し飛ばした。そして二回目は示し合わせて提灯も破壊した。それでも復活はしたわけだけど、なにか少しでも影響は出てるかもしれない……とか思ってたんだけど。どうやらそいつがいう事によれば、変化は案外なかったようだ。実際俺もそこまでの変化は感じなかったんだよな。
だからこそ、最初の質問をしたわけでもある。実際、あの提灯にこだわるのも必要だとは思う。でも別の視点で考える奴もひつようだろう。これだけいるんだからさ。なにかほかの方法があるのでは? とかんがえるのは決して無駄じゃないと思う。
「あの提灯があからさまというのには私も同意するけど……でもだとしたら、ほかの方法って……」
そうなんだよな。これを大々的に言えないのはほかに候補? がないからだ。明らかにあの提灯は月の紋章も入ってて、怪しい。あれが第一候補なのはまちがいない。
でもそれなら、その提灯をすべてぶっ壊した時にでもなにか……な。何かあると思うんだ。それか……
「提灯だけじゃ足りないとか?」
俺はふとそんなことをいってみた。提灯はあくまでギミックの一つであって、ほかにもある可能性……それってないか?




