表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/20

閑話【雪が止む前】

 夕方から降り始めた雪は、雲の隙間から落ちる月の光を冷やしている。


 冒険者たちと共にこの氷冠砦に入ったばかりの治癒士の若者は、護衛の女騎士と共に病棟の見回りに出ていた。

 病床は数え切れないどころかベッドが足りず、治癒士の仮眠室までもが痛みに魘される声に満ちていた。


「……助かった人、多いですね」

「でも、まだ目を覚まさない人もいます」

「……あの人、ずっと立ってましたよね」

「女性の治癒士ですか?」

「はい。銀髪の……」

「……はい」


 二人の会話に上った、治癒班のエース。

 彼らは自らの目蓋に焼き付いているリヴィアの姿に、尊敬の念を込めた。


「すごい人ですね」

「僕も……あんな治癒士に、なりたいものです」


 もうすぐ、夜明けを報せる鐘が鳴る。




 閑話 了


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ