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異世界服屋 番外編 ファンタジーキャラ服装解説  作者: 城壁ミラノ


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11/12

服飾ギルドのアイテム

 ドレスとスーツ制作開始。

 まず始めに、


「それでは採寸いたします。少々お待ち下さい」


 フィッターを呼んでこよう。

 採寸士(さいすんし)ともいい服のサイズを測る採寸の専門家だ。

 私も一応フィッターだが採寸するのはイージーオーダーとパターンオーダーの時だけ。

 一から全て作るフルオーダーの時は仕立てる者に直接採寸してもらっている。

 このようにフィッターは服屋が兼任していたり仕立て屋が兼任していたりもする。

 我が店は仕立て屋の工房が隣にあるので、すぐに呼べるから任せているのもある。

 今日もいつもと変わりなく窓から作業している職人達が見える。

 扉をそっと開けて、


「ウェディングドレスとスーツの採寸お願いします」


 かしこまった呼びかけ。

 私の登場はいつものことで誰が担当するか目配せしている。


「私がやるよ」


 ギルドメンバーの仕立て屋が名乗り出てくれた。

 親方自らということで弟子達は安心して仕事に目を戻した。


「ありがとう、行こう。お客さんは貴族だよ」

「さっき、貴族風の二人が通ったのが見えたよ。青い髪の男性と」

「そう、その二人だよ」


 チェックリストを渡そう。


「女性のほうは、ソフィア•リリズ伯爵令嬢か。さっき婚約破棄の知らせが来てたよね?」

「そう、もう新たに婚約したんだよ。早いよね」

「早いね」

「今回の婚約者とは婚約破棄の心配はなさそうだよ」

「なら、いいけどね」


 素早く情報交換しながら、


「ドレスの素材はまだ決まってないんだね」

「髪を使った特殊加工をするから、素材屋に選んでもらうことにしたよ」

「わかった」


 重要なポイントも伝えつつ応接室に戻って、


「お待たせいたしました」


 席を立つ前と変わらぬ声かけとスマイル。


「採寸と仕立てを担当いたします、ルカと申します」


 仕立て屋も落ち着いた挨拶をした。

 貴族街で活躍するマスター仕込みの礼儀作法の行き届いた態度だ。


「こちらへどうぞ」


 フィッティングスペースにご案内。

 メジャーを駆使して採寸開始。

 まずは、ブルタニア様から。


「どうぞ、リラックスしてください」


 最高にフィットした服をつくるためには。

 自然体のサイズを知る必要がある。

 他にも体型と体の癖など細かいところまでヒアリングを交えて見極める。

 貴族だと胸を張る癖があり反身(そりみ)になっている人が多い。反身は背中を後ろに反ることでスーツのジャケットの前裾が上がって短く見えたり背中にシワが入り汚く見えたり後ろ裾が広がったりしてしまう。採寸することで反身に合うスーツを作れる。


「ブルタニア様は背筋がピンとして美しい姿勢をしておりますね」


 それでいて反身にはなっていない正体(しょうたい)という真っ直ぐな姿勢だ。

 ブルタニア様は"貴族だぞ! えっへん!" みたいに胸を張って反身になるタイプじゃなさそうだからな。

 仕立て屋も思わず褒めてしまうほどの、お手本のような美しい姿勢の貴族様だ。

 スムーズに採寸は終わった。


「リリズ様、こちらへどうぞ」


 お次はドレスの採寸だ。

 身長+ヒールの高さで採寸するので、先ほど選んだものと同じ高さの靴に履き替えてもらって。

 ドレスのデザインに合わせてボディラインを美しく見せるためにも、ズレないようにするためにも全身の精密な採寸が重要だ。

 胸や腰の位置などを細かく採寸していく。

 リリズ様はアンダードレス姿でいる必要があるが。

 仕立て屋も魔法で性別を消したり女性になったりするのでデリケートな採寸にも緊張感を与えない。

 いや、たとえ性別がどちらでもそれを気にさせない。

 あまりの手際のよさ、切れのある動き、全て任せて身を委ねておきたくなるフィッターだ。

 私もオーダーメイドの服を作りたくなってきた!


「素晴らしい手際ですね」

「凄いですわ」


 ブルタニア様とリリズ様と驚きを共有しながら。

 あっという間に採寸は終わった。

 後は仕立てだが。

 お客さんは待つだけにはならない。


「ただいま採寸したパターンでまずは仮縫いいたします。それを試着していただき、細かい調整をいたしまして本縫いとなり、最終試着で問題なければ完成となります」


 仮試着、本試着と後二回お付き合い願う。

 その日取りは仕立て屋と決めてもらってと。


「仮縫いができましたら、ご連絡いたします」

「お願いします」


 仕立て屋とお二人は笑顔で契約を交わした。


「それでは、失礼いたします」


 仕事を済ませたら颯爽と去っていく仕立て屋。

 私も感謝のスマイルで見送って。


「お疲れ様でございました」


 ブルタニア様とリリズ様を労うスマイル。


「それでは注文書を作成いたしますので、お席のほうへ」


 注文内容を再度確認したら、一応キャンセルの注意事項をしっかり伝え、料金の見積書を渡して前金を頂いて完了。


「ありがとうございました」


 お二人仲睦まじく帰っていく姿をお見送り。


 これで完成まで何事もなければいいが――

 お二人を信じて仕事を続けよう。

 素材屋、加工屋にも依頼を伝えなければ。

 仕立て屋には歩いて伝えにいったが、今度は事務所の仕事机にあるアイテム。


 魔法の指輪で知らせよう。


 スキル【ファッションブック】はアクセサリーの情報も知ることができる。

 服装チェックのように指輪もアクセサリーチェック。



 服飾ギルドの指輪1

挿絵(By みてみん)

 指輪の金のベゼル (台座、石座)には針と糸とトルソー、ファッションのFとアーチザン (職人)のA、服飾ギルドの紋章が彫られている。

 装飾的でゴツく重厚感がある文字はブラックレターという。

 服飾ギルドメンバーの証であり蝋封印にもなる。

 説明を省いた簡単な名前は印章(いんしょう)指輪、シグネットリング、ギルドシグネットリング。


 魔法陣や魔術紋章の印章指輪はシジルリング。

 組織の指輪や揃いの指輪は盟約の指輪、コントラストリング (契約の指輪)、コモンギア (共通装備)など。

 通信装置のような魔法の指輪はマジックリング、魔導環(まどうかん)、レゾナンスリング (共鳴指輪)など。

 文字や紋章を彫った指輪はインタリオリング (インタリオは沈み彫りのこと、文字や模様を彫り込んだ指輪)。金属の石座に彫ってある指輪はメタルインタリオリングともいう。

 インタリオリングは古くからあり遺跡から見つかったりするのでアーティファクトリング (人工遺物の指輪)ともいい重要な魔法の指輪だったりする。


 指輪のアーム (指にはめる輪の部分)は金でアラベスク (唐草、つる草)模様が彫ってある。

 地金(じがね) (アクセサリーの元、土台となる金属のこと。金や銀など金属だけでできたアクセサリーを地金アクセサリーという) に模様を彫ってつけることを彫金(ちょうきん)という。

 彫金には種類があり、この指輪のように地金をくり抜いて模様をつける彫り方は透し彫り、オープンワークという。見た目通り抜け感があるので金属の重厚さはありつつ軽さがでて重くなりすぎない。

 説明を省いた簡単な名前は透し彫りの指輪、透かし模様の指輪、オープンワークリング。

 こちらの指輪だと、透かしアラベスクの指輪、アラベスクオープンワークリングなどとなる。




 服飾ギルドの指輪2

挿絵(By みてみん)

 宝石に文字があるシグネットリング。

 服屋、ファッションのFだ。他のFとしても使えて便利だが服飾ギルドとはわかりにくい。

 こちらの曲線的な文字は筆記体という。


 宝石に文字や紋章を彫ってある指輪はストーンインタリオリングともいう。


 アームは金でアラベスク模様が彫ってある。

 彫金の一種で、この指輪のように地金に浮き出るように模様をつける彫り方は浮き彫り、レリーフという。

 重厚感があり物理的にも重かったりする。

 説明を省いた簡単な名前は浮き彫り模様の指輪、アラベスクレリーフリングなどとなる。



 どちらも宝飾ギルドが作ってくれたもので宝飾品としても一級品だ。

 私は2の指輪を使っている。

 さっそく指輪に魔力を込めて素材屋と加工屋と仕立て屋の指輪を光らせよう。メンバーで光る色が違っており私は赤だ。


『お疲れ様、服屋』


 指輪が青く光り仕立て屋が応答した。


「さっきはありがとう、仕立て屋」


 見えないが親しみを込めたスマイルで話そう。


「注文が確定したから素材屋と加工屋にも知らせるところだよ」


 今回は素材が決まっていないから素材屋の決定を仕立て屋にも一緒に確認してもらう。


『すぐに応答するかな? 休憩ついでに、お茶でも飲んで待つよ』

「私も飲もう」


 座って一息いれよう。


『服屋、どうした?』


 指輪が緑に光り素材屋から応答がきた。


『加工の依頼か……?』


 指輪が紫に光り加工屋からもきた。

 フレデリクが応答しベアトリスは聞いているようだ。


「素材屋、加工屋。ウェディングドレスとスーツの注文が入ったよ」


 指輪は同時通話が可能だ。


「注文書を送るよ」


 魔法の転送ボックスで注文書のコピーを送る。


「加工屋には特殊加工をお願いするから、その材料も送るよ」


 髪を一緒に入れてと。

 全員から届いたと応答がきた。

 それでは一緒に注文書を確認していこう。


『ソフィア•リリズ伯爵令嬢様、さっき婚約破棄してなかったか?』


 素材屋も驚いている。


『もう新たに婚約したのかぁ』

『貴族は時に予想外の行動力を発揮するものだな……』


 加工屋は理解に苦しんでいるようだ。

 二人の反応に仕立て屋と相槌を打って。

 仕立て屋にも話したことをもう少し詳しく伝えておこう。


『今度の婚約者とは婚約破棄の心配はなさそうだよ。凄く仲睦まじくて感動するほどでね、どうやらリリズ様の前の婚約者は口悪い人だったらしくて、ブルタニア様はそれに怒っていて侮辱傷害罪を新たに作ると言っていたよ。ブルタニア家は代々司法官様なんだ」

『侮辱傷害罪?』


 全員、私同様に驚いた。


「悪口を言って人を傷つけたり貶める者を罰する法律だよ」

『口には気をつけろってことか、気をつけないとな』


 素材屋が己を戒めるように言った。


『うん、その法律はなんだか怖いけど、それほど仲睦まじいなら服作りは安心してできそうだね』


 仕立て屋は安堵まじりに言った。


『そうだな……』


 加工屋はいつもの調子で言った。

 寡黙な者は恐れる必要がないか。


『服屋は接客業だから心配だな』


 素材屋が心配そうに笑った。


『だね』

『そうだな……』


 一番やらかしそうと思われているのかも。


『接客中は言葉遣いに気をつけてるし、マスターの指導を受けてるし見習ってるし、ブルタニア様には大丈夫そうと言われたし大丈夫だよ」


 大丈夫だと私のほうが安心させてほしい。


『そうか、そうだな』


 素材屋が安堵したようで優しく笑った。


「服飾ギルドに入ってからは理性もあるし無茶な言動も少なくなったし」


 魔王相手に服を見にきた!とか殴り込みしたりヤバい過去があるから心配にもなるか。


「悪口は言わないし確かに大丈夫そうだな』

『そうだね』

『そうだな……』


 よかった!


「それじゃあ安心して注文の品の制作に取りかかろうか」


 気を取り直した声かけとスマイルで本題に入ろう。


『そうしよう、まずは素材決めからだな』


 素材屋が引き継いで、


『髪を特殊加工しての色付けに良い素材か』


 考えるように黙り込んだ。

 加工屋と仕立て屋も関わることなので、真剣に静かに待っているのが伝わってくる。

 直接関わらない私も集中して待とう。


『ドレスと特殊加工の両方に最適な素材はいくつかあるが。加工屋、髪の特殊加工はどんな風にする? 』

『髪の特殊加工による色付けは……』


 加工屋が呟くように答えた。


『鉱物や植物のように水に溶かした色で生地を染められる原料とは違い、髪は溶けない原料に分類され特殊加工が必要なうえ、顔料のように生地へ接着するしかなく染料のように生地を染めることはできないとされてきた』


 加工屋は加工のことになると饒舌になる。

 いま淡々と話したことはこうだ。


 色付け方法は主に二種類ある。

 1、鉱物や植物のように水に溶ける原料を加工しての色付け→染料。生地を色水につけて染める。染めともいう。色が自然な感じになるが染められる色が限られる。経年劣化で色落ちすることもある。


 2、髪のように水に溶けない原料を加工しての色付け→顔料。生地の表面に色を接着する。プリントともいう。色が豊富で鮮やかだが浮いてる感じになる。経年劣化で剥がれることもある。


『しかし、以前同じように髪での色付けを依頼された時に新しい加工魔法を作り出せた』

「凄いよね、加工屋は」

『凄いな』

『凄いね』


 称賛しながら話に耳を傾け続ける。


『今回もその方法を使うことにする。光魔法の爆発力で分子レベルにした髪を溶け込ませ色付けした水魔法で生地を染色して火魔法で乾燥させ仕上げる方法だ」

『へーっ、なんか凄そうだね!』

『凄いな!』

『凄いね!』


 どの魔法も専門じゃない私達はキャッキャッした反応しかできないが。

 加工屋はいつも気にせず話し続ける。


『この複数の段階を踏む特殊な色付けは生地の表面への接着ではなく、染料と同じように生地の繊維にまで定着させることができる。通常の染料のように自然に染まるうえに色落ちの心配もない』

「へぇ、凄い」

『凄いな』

『凄いね』


 最初は加工屋の専門的な説明は何を言ってるか意味不明で困惑したものだ。

 我が店のお客さんに関わることなので、必死に理解しようと耳を傾けて、リアクションして聞いてますアピールするので精一杯だった。

 専門的知識を積み重ねてきた者の説明を専門外の者が聞いても一回で理解なんてできるわけがない。

 しかし、加工屋は懲りずに毎回 (半分独り言の自己満足かもしれないが)説明してくれるのでさすがに理解できてきた。


『つまり、髪での色付けがこれからは染料と同じようにできるということだ』


 なるほどわかった。

 素材屋と仕立て屋もわかったようだ。


『ドレスの色付けなら自然に染まる染料のほうがいいだろう。この加工法ならどの素材でも綺麗に染まると以前の色付けで実験済みだが、まだ発展途上の加工法でもある。今回も実験がてらになるが成功はさせる』


 さすが凄腕の魔法使いでもある加工屋だ自信が違う。

 三人揃って安心して任せると伝えて。


『それなら』


 素材屋も意気込んで続いた。


『素材は "染まり羊" にしよう。最近見つかった新種の羊で素材の本格採取も加工法もまだこれから、加工屋の方法を試してみたらいい。貴重で上質な生地は高級なドレスにぴったりで、染めてない生成(きな)り生地は綺麗な純白だからスーツにもいい』

「おおっ」

「いいね」

「好都合な素材だ……」


 素材屋は素材集めで留守が多いだけにいつも丁度いい素材を提供してくれる。

 加工屋と仕立て屋とともに感服の声がでる。


『さっそく明日には素材を刈りにいこう。数日で届けられると思う」

『頼む……』

『素材屋、よろしくね。加工屋、生地完成の知らせ待ってるよ』


 仕立て屋も意気込んで言った。


「みんな、よろしく!」


 私も意気込んで任せて通信を終わろう。

 これで制作が進む様子を確認しながら待つだけだ。

 次は、アクセサリーのことを依頼しに行こう。

 今日はもう日が暮れるので明日の朝一番だ。

 マスターにもドレスの依頼を受けたことを報告しておくか。


 指輪を光らせて呼び出して。


『ユルク、どうした?』


 指輪が黄色く光りマスターが応答した。


「結婚式用のドレスの依頼を受けました。依頼主はハワード•ブルタニア侯爵様とソフィア•リリズ伯爵様です」

『リリズ伯爵令嬢はさっき婚約破棄の知らせが届いたばかりだったな』

「驚きました」

『ちゃんと驚きを顔に出さずに対応できたか?』

「はい、マスターのように冷静沈着でいられたと思います」

「それなら安心だな、後も頼む」

「はい。マスターが私の店を紹介してくださったそうで」

『お前の店なら自信をもって紹介できるからな』

「ありがとうございます」


 こちらも自信がつくなぁ。


「みんなにも注文を伝えて制作を開始しました。注文書を送ります」


 素材と加工法を書き加えた注文書を見てもらい。

 お客とのことをさらに詳しく伝えておこう。


『今回は婚約破棄の心配はなさそうか』

「はい」

『それにしても、侮辱傷害罪か。接客態度を見直すきっかけになりそうな法律だな』

「はい。ブルタニア様には私は心配なさそうと言ってもらえましたが気をつけていきます」

『ああ、心配ないだろうが気をつけよう。服飾ギルドメンバー全員でな』

「はい」

『痣を隠すネックレスの制作だが、宝飾ギルドマスターに任せておけばいい。アクセサリーを身に着ける者のことを誰より理解でき宝石についても一流の扱いができる人だからな』

『はい』

『しかし、集会でも言ったが何か困ったら言ってくれ』

「はい、ありがとうございます」


 信頼と感謝のスマイルで通話終了。

 これでさらに安心して進めることができるな。



補足です。


採寸の姿勢についてですが貴族は権威を見せるためにあえて胸を張る必要があったりするので反身でも問題ないです。


ご紹介したようにインタリオリングは二種類あります。

1、メタルインタリオリング→金属に彫ったもの

2、ストーンインタリオリング→宝石に彫ったもの

どちらも古代からありましてシグネットリングとしても使われていましたがメタルインタリオリングが主に使われるようになりシグネットリング呼びになっていったようです。

現代だと主に

インタリオリング→宝石に彫ったもので観賞用アクセサリー。

シグネットリング→金属に彫ったもので実用的アクセサリーと名前が分かれて使われているようです。

ファンタジーだとどちらの名前を使うか使い分けるかは人それぞれです。


シグネットリングの文字や紋章は本来なら鏡文字、左右反転しています。挿絵2でいうとFが逆向きになっていないといけないです。印鑑として刻印したときに正しい向きにするためです。

しかし、ファンタジーでは鏡文字になっておらず挿絵のように正しい向きのままだったりします。

理由はいくつかあります。

1、見た目のわかりやすさ優先。シグネットリングの文字や紋章はアイテムとして汎用性が高い (この指輪の文字は魔法の!紋章はあの王家の!みたいに見てすぐわかる必要がある)ので正しい向きのほうが都合がいいため。

2、蝋封などするときだけ魔法で鏡文字にして正しく刻印できるため。

ファンタジーのキャラのためでもありますが私達が絵で見たときのわかりやすさのために正しい向きにしてあるのが一番の理由のようです。


挿絵1の紋章のトルソーもわかりやすくなっています。

トルソーが浮き上がってますが本来なら挿絵2のFのように沈み彫りでトルソーが沈み込んでいます。蝋封したときにトルソーが浮き上がった刻印にするためです。


アラベスクの指輪ですがアラベスクレリーフリング、アラベスクオープンワークリングとカタカナや英語で分けて画像検索しても透かし彫りと浮き彫りどちらもごちゃまぜで出てきます。名前の使い分けがあまりされてないのかもしれませんが、作品で使い分けできるので名前を知ってて損はないかと思います。

透かしアラベスク、浮き彫りアラベスクで検索するとその通りの指輪が結構出てきてくれます。


指輪は現代でもファンタジーでも色々種類があり名前も無数にありますね。



素材の色付け方法は現代ですと科学的な方法なども色々あります。

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