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序章











「・・ ・・」





大変、かもしれません。。。




いいえ、「かも」という言葉使いなんてあるわけありません。




なぜなら、そういう言葉を使って、ただ済まない状況ではないじゃありませんかこの酷すぎる状況は!?




そう、




「この状況」は、私にとっては、・・ ・・・





大変の中の大変、大大変なんです。





いいえ、最も一番正しい事を言うと、何より物凄く大大変なんです!! !!









私の名前はウィネー、ウィネー・ステラーといいます。




それに、同じの名前ではなく、「ZEEKERS」という乙女ゲームの悪役であるウィネー・ステラーとの同じ者なんです。




まずは、「ZEEKERS」という一番大事な部分が説明しておきますね。




「ZEEKERS」は前世の生きていた世界で、私が何回もやっても飽きらずに、最も大好きな乙女ゲームです。



一度でも良く、やるべきオススメの乙女ゲームと言えば、長時間考えずにできた答えは「ZEEKERS」だもんね!・・・ということくらいすごく良いゲームなんです。



何回もやっても楽しんでいるシステム、



人の心がしっかり掴めている素晴らしいシナリオ、



他のゲームにはない特徴がある魅了的に素敵なキャラクター達、



・・・色々な理由で、 「ZEEKERS」 が最近一番大好評の乙女ゲームにすることはできないはずがない。



それに、「Z.K.」の長所にはまだ一つがある。



このゲームのセカイというのは、新鮮さと面白さを高くさせた特徴がありますから。それは、「ZEE」 特別な能力が存在しているセカイだったんだ。



「ZEE」にはただの力でなく特別な存在であったので、誰でもあるものではない。その特別な能力が持っている人達は「ZEEKERS」と呼ばれている。



もちろん、ヘロインと攻略対象達という主キャラクターも 「ZEE」を持って、一人の「ZEEKERS」として決定したのだ。



しかし、彼女達だけでなく、ヘロインちゃんの恋愛物語の邪魔しなければならない悪役のような存在であるウィネー・ステラーもその中の一人だった。




簡単なことを言うと、



ウィネーは生まれた時から「ZEE」が持っています。そして、ウィネーになってしまった私も「ZEE」が持ってしまったんのです。



つまり、訳が分からなく、どうやら私は、あのものすごく大人気な乙女ゲームのセカイに転生して、色んな意味で負けないくらいものすごくあの悪役令嬢様になってしまったんです。



自分があの悪役令嬢になったと気付いた時は確かに、六か七歳の頃のことだったんですよね。



あの時は意識を飛んでしまうほどショックで、すごく怖かったものです。




なぜかというと・・・・・ウィネーお嬢様の状況がどんな型になるのはヘロインといい、プレイヤーの遊び方の結果のことに決まっているものだったんです!



ヘロインが選んだルートがどんなルートでも構わず、バッドエンディングができそうになったら、自動的にウィネーお嬢様の大切なものが一つ無くならなってしまう・・・・という事に決定したのだ。



どうしてウィネーお嬢様がこんな痛い目に遭わなければならないのか、今まで誰にも理解出来なかった。



どんな理由だろうか、どう考えても心当たりがなくて、良くない感じがどんどん溢れてることもある。




自分の大切なモノなのに、自分の運命なのに、ヘロインさんだとしても、誰かさんに任せるなんてことは全力で御免ですけどっ!




このままじゃ、やっぱり駄目、だったら・・・




無駄に落ち込んでいる代わりに、そんなことを避けるための方法を考えるのはマシ!




バッドエンドのせいで、ですか・・・・?




「・・・・ ・あ」




ああ、そうです、あれです!




バッドエンドが無いなら、ウィネーの痛い目に遭ってはならぬ理由も無くなる、ということですよね?




まあ、なんてそんなにいい事は! WIN-WIN、ていうヤツですよね!




「お互いにハッピーエンディングですもんね? それなら、めでたい事がいっぱいあるんじゃないですか!」




。。。。その時は、ウィネーの世界がますます明るくなってきたのだ




が・・・・ ・




バッドエンドが絶対に起こらないように、ヘロインちゃんと選ばれた攻略対象のイケメンさんの恋愛を必死に支援するしか無い。



そう言えば、キューピットの役がやったことの同じくらいに全くありませんでした。それに、自分自身的にも、恋愛関係がゼロだったし、勿論、恋人なんてできたことも一度でもなかったんですね私・・ ・ ・




あれ? なんだか、急にこの複雑な気分は・・・・




ヘロインちゃんの恋愛支援部隊のこと、そんな私が?




うん・・・・ ・なんと言いかよくわかりませんけど・・・




この方法は、ちょっとまずいなんかじゃ・・・・?




「・・・・ ・」




い、いいえいいえいいえ、そんなことありませんから。





ね?




ええ、そうですよ。そういうことなんて・・・・




・・・・うん、やっぱりちょっとまずいじゃなく、やっぱり大変まずいと言う方が良いですけどっ!




そして、数十秒後にその明るい光は嘘のように、ウィネーの世界にどんどん消えてしまったのだ。。。。




「・・・・ ・」




いや、まずはしっかりしなさいウィネーよ!




まだ何も始まらないのに、最初から落ち込むのは早すぎるでしょう?




まだ準備の時間があります。それに、せめて前世に色んな乙女ゲームがやった経験が沢山あるので、きっと何とかできますから。




「うん、きっとうまくいけるはずです。」




自分を励ますことを全力で考えながら、不安な気持ちは少しだけ楽になるものだった。




ちょっとキツイ状況もあるが、ウィネーお嬢様に生まれ変わった生活はそんな酷いことではない。




まあ、本当のこと言うと、むしろ、逆だったんですね。



この人生がうまくいけ過ぎるではないかと、時々、不思議に思ってしまったくらいに良い事ばかりいる生活だった。




だけど、平和というものは永遠に続けられるなんて、あるはずがない。






大変なのは、「これから」です。









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