00……七夕の思い
七夕なので
コロッセオの戦いの前の月が綺麗だった夜のこと
今が元の世界で何月何日なのかもわからない、そんな風に思っている
「この世界には星も月もある、だけど天の川や季節の星座ってあるのかな
こうやって月見酒なんて考えてもなかった。おっ流れ星だ」
明日はいいことあるのかな…
「こんなとこでなにしてるんですか?」
「ん?あぁミラか、少し夜空を見てたんだ」
「なにかあったんですか?」
「俺のいた場所では色んな夜の楽しみ方があってな?その1つがこうやって
月や星を見ながらゆっくり酒を飲むことだったんだよ」
「そうなんですか」
そこでミラは黙って俺の隣に腰を下ろした、そして酒瓶を持って
「じゃあ私もご一緒しますよ」
「そうか、じゃあゆっくり夜空を見よう、簡単な食い物ならあるしな」
「はぁ、まさかこんな速攻で酔いつぶれるなんてな」
俺は酔いつぶれて寝てしまったミラを部屋のベッドに寝かせて宿の食堂にいた
机の上で銃やナイフを磨いていた、そうすると龍華がやって来た
「おう!ご主人久方ぶりですな」
「なんだ、龍華か」
「なんだとはご挨拶じゃのう、最近構ってくれんではないか」
「だって忙しかったじゃんか」
「それくらいわかっておる、一緒におるのだからな
それと元気がないぞ?なにかあったのか?」
「少し前の世界のことを思い出してな」
「ふむ?どんなことを思い出したのじゃ?」
「こことは違うんだなって思ってな
季節も日付も全てが違うんだなーって思ってな」
「悩むなんてらしくないのう
違ってもいいではないか、世界は変わるものじゃ
世界が変わるように主人も変わればいいのじゃよ」
「そうか、ありがとな」
そうだな、俺はこの世界で生きてるんだ
だからこの世界で知り合えたこいつらと一緒に
生きていくんだ
外の風に浴びながら空を見た
「あっ、天の川あるじゃん」




