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第10話 お食事処
「ぱふぱふ~。やってきたでござる~。第1回、全サイドメニュー食べるまで帰れますん!」
「いや、それだと、俺らが帰る金が無くなるだろ・・・」
「・・・じゃあ、冒険、第2回戦行っちゃう?」
「それは絶対に嫌でござるぅ~!」
「あはは。冗談だよ~♪」
机の上に旅館のコースメニューが並んでいく。
「こちら、料理長が三叉槍で捕ってきた、クラーケンのお刺身になります」
「料理長が自らでござるか!?」
ダイチが、クラーケンの足をもぐもぐと食べている。
「これ、すげー美味いな。タコよりも肉厚で、甘さも良い感じだ」
「あ。じゃあ、シェフを呼んでくれってやつ、やってもいい?」
シオンが、料理長を呼ぼうとする。
「ダメでござるよ・・・。そんなことしたら、ものすごいムキムキな料理長に怒られるでござる・・・」
「料理長は、女性ですが・・・?」
それを聞いた赤羽が、すっと立ち上がる。
「・・・今すぐシェフを呼んでくれ!」
「赤羽殿ぉ~!恥ずかしいから、やめるでござるよ~~」




