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四章第3話 小さな世界と巨人の入場

ザバーン


リックの顔が水面の外に突き出た。 追いやられた水は大津波となり広がっていく。 近くに停まっていたある船は沈没し、ある船は陸へと座礁した。


ザブザブザブ


リックは陸へと歩く。 リックの足の裏から逃げる水で高波を起こしながら。

「なんだこれは?」


目の前には、リックのブーツ高さもない小さな木が広がっている。 まるで緑の絨毯だ。 ラジコンよりも小さな船。 ブーツくらいの高さの灯台。 何もかもがミニチュアだった。


リックは泉を向いて体育座りをする。 リックのお尻を地面にめり込ませて。


「岩で覆われてるんだ……」


岩の中なのに何故こんなに明るいのだろうか……


「出してよ〜……」


忘れていた。 ニールがポケットの中で潜水艇に閉じ込められていた。

リックは慌てて潜水艇を取り出して地面に置いた。


「ふ〜……やっと出られた……」

ニールはよろっと地面に倒れた。


よく見るとリックの膝の近くを小さな蚊が飛んでいる。

こんかところにも蚊がいるのか。 鬱陶しいな。

そう思っていると、その蚊がリックの膝に止まった。


バチーン!


リックは手のひらで蚊を潰し、ニールに手のひらを見せた。

「お前らの世界にも蚊がいるんだな」


「……それ……蚊じゃない……」

「え?」

「鳥だよ」


リックは自分の手のひらをじっくり観察する。 潰れていてよく分からないが確かに嘴らしきものが……

そうだった。 何もかもがミニチュアだった。 蚊がこの世界でこんなに大きいはずがない。 蚊だと思ったのは鳥だったのだ。


「……まぁ、じゃあ行くか。 手に乗れよ」

「わかった」


リックはニールをポケットにしまい、立ち上がった。

「うわぁ高い。 凄い景色だ」


まるでとても高い展望台から見ているようだ。 大自然……小自然? がずっと向こうまで広がった。

来週は火曜日と木曜日に更新出来ればと思います……

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