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第11話 スーパーほがらちゃん

「……ら……ほ…ら……」

 ほがらが目をさましたとき、清明きよあきの顔がみえた。

 背中にやわらかい感触。どうやらベッドに横たわっているらしい。

 ここはどこだろうと思いつつ、ほがらは体を起こそうとした。

「つッ!」

 ほがらは右ひじを押さえた。関節に痛みが走ったのだ。

 それを見た清明が、ほがらの肩をだき、ベッドにもう一度寝かせた。

「ほがらはここで休んでて。ボクはそろそろ行かないと……」

 そう言って清明は、この場を去ろうとした。

 清明の肩ごしに見えた薬品棚と白いカーテンが、ほがらの居場所を教えてくれた。

 医務室だ。

 となりを見ると、同じくベッドに寝かされた博士の姿があった。

 先ほどの変身シーンを思い出し、ほがらは思わず身を引いた。

「いたたた……」

 こんどは右手首に痛みが走った。

 清明はきびすを返した。

「動いちゃダメだよッ! じっとしててッ!」

「こ、この博士は本物?」

「そうだよ。格納庫の外で倒れてたの。きっと怪人に襲われたんだよ」

 怪人という言葉に、ほがらはハッとなった。

 格納庫で見た大蝙蝠ビエンフーの忌まわしい姿が、彼女の脳裏によみがえった。

「あのコウモリ女はどうなったの?」

 ほがらの質問に、清明は一瞬迷った。

 状況を説明すべきだろうか。

 ほがらは、大蝙蝠ビエンフーが登場したところまでしか見ていない。

 あの中華娘と牛男の加勢について、清明は説明を躊躇した。

 というのも、話せばほがらは闘いたがるだろうから。

「だいじょうぶだよ。ボクたちだけで勝てそうだから。そろそろボクも行くね」

 その瞬間、天井から若い男の声がきこえた。

「待ちたまえ」

 その声に、ほがらと清明は顔をうえに向けた。

 光の玉が浮いている。ほがらは、

「ニッキー!」

 とさけんだ。

「やれやれ、仲間に情報を隠すのは、感心しないな」

 ニッキーのあきれた声に、ほがらはキ清明を見返した。

「なにかあったの?」

「じ、じつは……」

 隠し切れなくなった清明は、すべてを打ち明けた。

 場の空気が、急に深刻なものへと変わった。

「大変じゃないッ! 私も行くわッ!」

 清明の予想通りだった。

 ほがらは無理を押してベッドから起きあがろうとした。

「だ、ダメだよッ! ほがらちゃんはここで待機してッ!」

「仲間が襲われてるのに、待機できるわけないでしょッ!」

「怪我をしてるんだよ? 足手まといだよ」

 清明は、思い切ってほがらの痛いところを突いた。

 ほがらは反論しようとしたが、できなかった。

 そこへ、ニッキーが天井から舞い降りた。

「取り込み中すまないが、事態は切迫している」

 清明はけげんそうな顔をした。

「……どういう意味?」

「きみたちの側が明らかに劣勢だ。さきほど少し手助けしたが、それでも分が悪い」

 いても立ってもいられなくなったほがらは、ベッドから飛び降りた。

 体の数ヶ所に痛みが走るが、それをものともせず腕を高くあげる。

性別セクシャル……」

「待ちたまえッ!」

 二度目の制止に、ほがらは性別転換セクシャルチェンジのポーズをとめた。

「ニッキー、あんたまで私を止める気ッ!?」

「いいや、逆だ。きみにも当然参加してもらう」

「なに言ってるのッ! ほがらちゃんは怪我してるんだよッ!?」

 清明の抗議を、ニッキーはかるく受け流した。

「4人では戦力不足だ。怪我をしたくらいでリタイアしていては、これからも敵と戦うことなどできない。それに、赤羽あかばねさんの怪我は、コウモリ女の締めつけによる一時的なものだ。骨折などの心配はない。私が保証する」

 ニッキーの冷静な説得が功を奏したのか、清明はそれ以上反論しなかった。

「そうよ、ニッキーの言う通りだわ。性別セクシャル……」

「だから待ちたまえ」

 なんども返信の邪魔をされて、ほがらは目を細めた。

「なによさっきから? 性別転換セクシャルチェンジしないと変身できないでしょッ!?」

「やれやれ、ほんとうに困った子だ……昨日のプレゼントを、もう忘れたのかい?」

 ニッキーの指摘に、ほがらは目をみひらいた。

 そして、体のあちこちを無意味に調べ始めた。

「ステッキ? 変身ステッキがないッ!?」

 ほがらは、今朝の出来事をよく思い出した。

 抱き締めたまま寝たはずのステッキが、起きたときにはどこかへ行っていた。

 ほがらは清明に顔を向けた。

「き、清明のステッキはッ!?」

「ステッキ……?」

「魔法のステッキよッ!」

 清明はハッとなった。

「け、今朝起きたら、無くなってたんだよ……部屋をさがそうとしたんだけど、そこで博士から呼び出されて……それっきり……」

 清明が言い終わるまえに、ほがらはニッキーに詰め寄った。

「ステッキはどこへ行ったの?」

「ステッキは一定時間使用しないと、そのまま意識下へ収納される」

「意識下?」

「きみたちの深層心理の中だよ……まあそんなことは今はどうでもいい。さあ、赤羽あかばねさん、昨日のステッキを心に念じて、それを実体化させるんだ。ぐずぐずしている暇はないぞ」

「実体化? ど、どうやって?」

「やってみれば分かる。簡単だ。ステッキを思い浮かべるだけでいい」

 あっさりとした説明に、ほがらはあっけにとられた。

 が、すぐにほがらは目を閉じるて、手のひらにステッキを思いえがいた。

 すると、感覚神経に柔らかなものが触れ、それは次第に硬さを増した。

 目をあけると、手のなかには魔法のステッキが握られていた。

「よしッ! 変身よッ!」

 ほがらはそれをヘソのまえにやり、それから頭上へ高くかかげた。同時に左手を軽く上げながら、右足首で一回転。最後にステッキを胸のまえへ突き出して、呪文を唱えた。

「エンジェルナイト、スーパーほがらちゃんに変身ッ!」

 その瞬間、ほがらの体が真っ赤な光に包まれた。

 そばにいた清明は、思わず両うでで視界をおおった。

 光はすぐに消えた。清明がゆっくり目をあけると、そこにいたのは体操服姿のほがらではなかった。ひらひらの膝上スカート、ヘソ出しルック、脚には白のブーツ、腕には肘下まである純白の手袋を嵌めた少女が、ビシッとポーズを決めた。

「スーパーほがらちゃん、参上ッ!」

 頭に乗った天使の羽と輪っかが、ぽよんと揺れた。

「さあ、みんなを助けに行くわよッ!」


 ◆

  ◆

   ◆

   

「モオオオオッ!」

 何度目か分からないパンチをよけながら、カオルは舌打ちをした。

 空を切った牛鬼のこぶしが、壁に穴をあける。

 すこし離れたところでムサシが、

「カオル! なるべく距離をとれッ! 近付かないようにしろッ!」

 と指示を出した。

 そんなことは分かっていると、カオルは内心毒づいた。

 形勢逆転かと思いきや、ふたりは依然として不利な状況に立たされていた。

 一向聴イーシャンテンの弱点が案外に致命的ではなかったのだ。

 一向聴イーシャンテンの術は機械には効かない。

 だからどうだと言うのか、ムサシにもカオルにも次の手が見えてこなかった。

 手近な金属類をメチャクチャに投げて攻撃してみたが、ほとんどは牛鬼の巨大なこぶしに打ち払われた。かろうじて命中しても、牛鬼の鋼のような筋肉には、傷ひとつつけることができなかった。

 ライトをぶつけるという二番煎じが効くわけもなく、だらだらと無意味な攻撃が続く。

 そんな状況に、カオルとムサシは焦り始めていた。

「アイヤー、どうしたネ? ふたりとも逃げてばかりヨ」

 牛鬼の肩に乗った一向聴イーシャンテンは、ふたりをからかった。

 牛鬼も白い鼻息を吐きながら、

「ぬふぅ、一時はどうなるかと思ったぞ」

 と言った。

「心配し過ぎヨ。ちょっと差は詰まったアルが、まだまだこっちが有利ネ」

「ぐふふ、どうやら俺たちはいいコンビのようだ」

 牛鬼の言う通りだった。

 対人防御が完璧な一向聴イーシャンテンと、些細な遠距離攻撃を全てはじいてしまう牛鬼。このコンビは、肉弾戦を得意とするヒーローにとって最悪の組み合わせだった。

 このままでは、スタミナ切れに追い込まれてしまう。

 そう考えたカオルは、ムサシに声をかけた。

「ムサシ! ここはジャンを助けて逃げるぞッ!」

 バカな、逃げ場所がないだろう──ムサシは視線でそう返した。

 とはいえ、いずれは共倒れだ。ムサシは、覚悟を決めたように身を構えた。

「カオル、おまえがジャンを助けろ。俺はここに残る」

「なに言ってるんだッ!? 一緒に逃げるぞッ!」

「カオル、おまえは頭はいいが闘い慣れてない……ここで二人同時に逃げたら、追いかけられて全滅するだけだ……すくなくとも、ジャンをかついだほうが捕まる……殿しんがりが必要だ。俺が引き受ける」

 カオルはムサシを説得しようとした。が、すぐにその無意味さを悟った。運命を受け入れたかのような真剣なまなざし。あの眼をしたムサシの意志を、もはや変えることはできない。カオルは、そのことを知っていた。

「すまん……ッ!」

 カオルは、地面にうつぶせになったジャンに駆け寄った。

 その動きを見て、一向聴イーシャンテンは牛鬼の頭をポンとたたいた。

「どうやら逃げるみたいネ。どっちを殺るアル?」

「気を緩めるな……あの黒い男、死ぬ気で来るぞ」

 一向聴イーシャンテンはムサシへと視線を移した。

 なるほど、死を覚悟した者の眼だと、一向聴イーシャンテンはほくそ笑んだ。

「うふふ、じゃあお望み通りにしてやるア……」

「ちょっと待ったああぁッ!」

 突然、少女の声が格納庫にひびきわたった。全員が入口をふりかえる。

 魔法少女に変身したほがらが、とびらのそばに立っていた。

 その横には、おなじように変身した清美がいた。

「エンジェルナイト、スーパーほがらちゃん、ただいま参上ッ!」

 ほがらはすぐさま攻撃を開始した。

「スーパーほがらちゃんビーム!」

 ほがらの呪文と同時に、ステッキの先が光り、凄まじい速さで光線が発射された。

 あまりの急展開に、牛鬼は思考が追いつかなかった。

 その真っ赤な光線をモロに胸板で受けてしまった。

「ぐおおおおおッ!?」

 牛鬼の胸が灼けた鉄のように赤くなった。

 端から見ても、明らかにダメージを受けたことが分かる。

 身悶えする牛鬼に、一向聴イーシャンテンが励ましの声をかけた。

「こんなダサイ名前の攻撃にやられちゃダメヨ! しっかりするネ!」

 名前と攻撃力は関係ないだろうと、牛鬼は歯を食いしばった。

 そこへ、ほがらが怒声をあげる。

「ちょっとッ! ダサイって言ったわねッ!?」

 そこに怒るなよと、カオルはあきれ顔でほがらを見つめた。

 とはいえ、勝ち筋がみえた。

 カオルは魔法のステッキの出しかたを、ほがらにたずねた。

 それから性別転換セクシャルチェンジで女性に変わる。

 ステッキをとりだして、ポンポンと手のひらにあてながら、

「こっちのほうが攻撃力が高かったわけね……はい、変身」

 と言い、とくにポーズもなにもなく魔法少女になった。

 ムサシもトモエになり、それに続く。ただ、すこし恥ずかしそうだった。

 いきなり魔法少女が4人もあらわれて、一向聴イーシャンテンはパニックになった。

 一方、牛鬼は焦げついた胸を押さえながら、なんとか体力を回復しようとしていた。

「牛鬼? まだいけるアルか?」

「ぐふぅ……一向聴イーシャンテン、アレは防御できるのか……」

 一向聴イーシャンテンは返事をしなかった。

 ようするにムリだということだ。

 この布陣が対ヒーロー特化だということが、裏目に出てしまった。

 かおるはステッキをもちあげて、

「どうやったらビームが出るの?」

 とほがらにたずねた。

 すると、頭上から光の玉が降って来た。

 ニッキーだった。

「私が説明しよう。そのステッキの先端を敵に向け、心の中で闘志を具現化、それをぶつけるようにイメージするだけだ。単純だから、やってみたまえ」

「うんたらビームみたいな掛け声は必要?」

「必要ない」

 かおるは満足げにうなずいた。

「オッケー、それじゃ行きますか……清美きよみ、ともえ、とりあえず左右に散って。挟み撃ちにするわよ。ほがらは私といっしょに中央から突撃」

「了解ッ!」

「承知ッ!」

「リーダーは私じゃないのッ!?」

 第一滑走路に追いつめられた牛鬼を中心にして、右に清美、左にともえ、そして正面にかおる+膨れっ面のほがらという包囲網ができあがった。

「おい、一向聴イーシャンテン! こいつらはいったいなんだッ!?」

「し、知らないアル!」

「おのれぇッ! 情報不足もいいところだッ!」

 一転して劣勢に立たされてしまった牛鬼は、逃げ場を求めて視線を走らせた。

 滑走路の奥に、発射口のとびらがみえた。牛鬼の獣じみた眼が光った。

 発射口ということは、建物の外部に繋がっているはずだ。

一向聴イーシャンテン! いったん外へ逃げるぞッ!」

「アイヨ!」

 牛鬼は敵を怯ませるため、腹の底から咆哮をあげた。

 鼓膜が破れそうになった魔法少女たちは、一瞬スキを見せてしまった。

 牛鬼は滑走路に降り立ち、シャッターへ向けて全力疾走を始めた。

 ともえがいち早く駆け出した。

「そうはさせぬッ! てやッ!」

 ステッキを伸ばし、気合いを入れた。

 先端の輪っかが光ったかと思うと、紫色の光が牛鬼をおそった。

 その光は牛鬼の背中をかすめ、格納庫の床に命中した。

 かおるが大声で、

「ともえッ! 敵の動きを計算に入れなさいッ!」

 とアドバイスした。

「す、すまぬ、初めてで感覚が掴めぬゆえ……」

 ともえの失敗も無理からぬことだった。

 光線の速度や飛びかたが、イマイチはっきりしないのだ。

 ほがらの一発目が命中したのも、よくよく考えれば牛鬼が避けなかったからだ。

 そのことにかおるも気づいた。

「こうなったら全員で撃つわよッ! 3、2、1、発射ッ!」

 かおるの掛け声にあわせて、5人は一斉にステッキをむけた。

 ところが、ほがらとともえのステッキは空振りに終わった。

 青と緑のビームだけが、交差しながら牛鬼の背中をおそった。

「アヤヤ! 危ないアル!」

「ふんッ!」

 牛鬼は足下に力を込めると、空中に跳躍した。

 ビームが巨体の下を通過し、ねじり合いながらシャッターに命中した。

 その衝撃でシャッターが破損した。

一向聴イーシャンテン! 頭を下げろッ!」

 牛鬼はラストスパートをかけ、シャッターの破損部分にタックルを決めた。

 もろくなっていた鋼鉄が破砕し、牛鬼のかたちをした穴がシャッターに残った。

 大きな足音をのこしながら、その姿は闇へと消えて行った。

 ほがらはニッキーにむかって、

「これ欠陥品じゃないの?」

 と怒った。

「すまない、それは連射できないのだ」

 そういうことかと、ほがらは地団駄を踏んだ。

 それを聞いたかおるは、

「何分に1発撃てるの?」

 と確認をいれた。

「体調にもよるが、3分に1発が目安だ」

 かおるは「意外とかかるわね」とつぶやいた。

 いっぽう、ほがらはジャンの介抱かいほうにむかった。

 ほかのメンバーも駆け寄る。

 ジャンは身動きひとつしていなかった──が、脈と呼吸はあった。

 かおるは体のあちこちを確かめながら、

「大丈夫、生きてるわ。意識はないけど、血は出てないし……」

 と診断した。

 ほがらはホッと胸をなで下ろす。

 そこへ、ニッキーが割って入った。

「もうしわけないが、今は仲間の介護を優先すべきときではない。ジャンくんのことは私に任せて、君たちは敵を追うんだ」

 ほがらは一瞬反論しかけたが、ニッキーのいうとおりだと思った。

「……分かった。ジャンを頼んだわ」

「ああ、任せてくれ」

 ほがらたちはお互いにうなずき合うと、格納庫の外へと向かった。

 牛鬼の開けた穴をくぐり抜け、あたりを警戒する。

 発射口は、七丈島の西にある港の埠頭に続いていた。

 そこに立ち並ぶ倉庫のひとつに偽装されていたのだ。

 近くから、波の音が聞こえて来る。海面に月明かりが映っていた。

 牛鬼の姿はどこにも見当たらなかった。

 ほがらはステッキをにぎりしめたまま、

「……逃げた?」

 とつぶやいた。

「そんなわけないアル」

 ほがらは、格納庫の屋根に眼を向けた。

 そこには、屋根の照明に照らされた一向聴イーシャンテンの姿があった。

 他の3人も、屋根に向かって攻撃態勢をととのえた。

 ほがらが啖呵をきる。

「ここで決着をつけましょうッ! バトルにはおあつらえむきだわッ!」

「望むところアル」

 ここでかおるがほがらを引き止めた。

「待って、あの牛野郎がいないわよ」

 ほがらはハッとなり、あたりを見回した。

 一向聴イーシャンテンは高らかに笑う。

「不意打ちはしないアル。私の術の真価を……ッ!?」

 あたりに強烈な光の柱が落ちた。

 サーチライトだ。一向聴イーシャンテンは思わず顔をおおった。

「な、なにアル!? 警備隊に見つかったアルか!?」

 サーチライトは、容赦無くほがらたちにもおそいかかった。

 まぶしさを我慢しながら、ほがらは夜空をみあげた。

 遥か上空に、深紅の巨大な物体が浮かんでいた。

 宇宙船とも思しきその影は、ゆっくりと海上を進んでいた。

 ほがらは震え声で、

「な、なによこれ……敵? 味方?」

 とたずねた。

 それはこっちが訊きたいと、他の3人も棒立ちになっていた。

 ただひとり、一向聴イーシャンテンだけは屋根のうえで顔面蒼白になっていた。

「く、クレムリン、もう来たアルかッ!?」

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