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野尻の過去

「い、1年前。付き合ってた人がいたんだ…」

「ふーん。」


聞きたくないな…

先輩が他の女と付き合ってたなんて話は…

って!!私、何思ってんの!!


「まぁ、その人が俺と遊びとして付き合ってたんだよね…」


はぁ!?何、その女!!野尻先輩と遊びで付き合ってたとかムカッ!!


「俺さ、それ知ってさ。もう、チョー泣いてたんだ…そしたらさ、にっしーが『どうしたの?大丈夫?』って言ってくれて!!ハンカチ渡してくれたんだ!」

「えっ?それだけで、男好きに何の?ちょっ、先輩引くわ…」

「ち、違うんだって!!何かさ、その時、にっしー女装してたんだよ…」

「何故に!!」

「友達とゲームして女装して学校一周してる最中だったみたいで…」

「西山先輩の女装姿に惚れたんですか?」

「う、うん。でも、あとから男って解って…でも、好きだったから別に男だろうが何だろうが良かったんだ…」


私も、あと1年早く生まれてれば!!

ハンカチを渡せてれば!!

くっそー!!


「そ、そうなんですか…あっ、先輩、あの聞いてもいいですか?」

「何を?」

「その、前に付き合ってた女の人に未練ってないですか?」

「えっ?うーん。どうだろう。解んないや。」

「会ったりしてないんですか?」

「今、その子。不登校中だから会ってないよずっと」

「そ、そうですか。」

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