キララ「偶然なる再開」アキ「まさか、あうなんてな……」
Twitterネタだから結構知ってる人いるかもしれませんけど。
Aki「なにがだ?」
細工は間違ってるかもですけど、『馬鹿』という言葉を某辞書で調べたら『女性用語。甘えるときに使う』って書いてあるって……秀才すぎんだろ。ってことで、三人どうぞ。
Nana「…………バカ……」
Kirara「愚行者よ」
Miyuki「…………アホ、ちゃう……」
いや〜、いいですね〜。
Aki「なにがだよ。てか、NanaとMiyukiはいいとして真ん中なんだよ!?」
ツッコミ乙。
Aki「ムカツク……」
前書きで小話は以上にして本編。
Aki・Tsubasa「楽しき時間を過ごしたまえ」
「ふう……」
家から持ってきた水筒に入っていたお茶(麦茶)を飲んで一息つく。夏の砂浜はいるだけで焼かれて喉が乾くので水分補給は大切だ。
キララたちはまだ海にいる。あまり深いところには行かないといいが……まあ、そこらへんは荷物番を交代したココねぇに……任せられないな。うん、やっぱり、ナナに任せよう。ちょっと抜けてるところはあるがココねぇよりましだろ。
「あれ……?もしかして……」
「うん?」
突然話しかけれて海に向けていた視線をそちらに向けると一人の見覚えのない女性が立っていた。俺と同じか、一つ下ぐらいの女性だ。でも、あれ……どこかで見たような……?
「えっと……」
「あっ、えっと、以前、スーパーで高いところに置いてある品に手が届かなくて困っていたところを助けていただいたんですけど……覚えていませんか?」
「あっ、あぁ〜、はいはい。あのときの」
記憶を探ると確かにそんなことがあった。そういえばこんな感じの娘だったな……。
座って見上げていた体勢からから立ち上がり逆に見下ろす。そういえば、伸長差もこんな感じだった気がする。
「偶然だね……というか、よく俺のこと覚えてたね」
「はい……でも、その……、ピンク色の髪をしていたんで、正直自信は無かったんですけど……あのときは帽子被っていらっしゃいましたし」
「あ〜、ははっ。そうだよね……普段は帽子被ってるんだけどね」
苦笑いをしながら返す。というか、できれば桜色と言っていただきたい。
「そうなんですか……なんか、雰囲気が帽子ありと無しで違いますね」
「よく、言われるよ。というか、君は誰かと一緒にここに……?って、当たり前かな」
自分で言って自分で苦笑を漏らす。よっぽどの海好きか近場に住んでいる人以外で一人で海に行く人ってのはあまりいないだろう。
「はい、姉さんと一緒に―――」
「あっ、未來〜?ジュース買ってきてよ〜」
「噂をすれば、あの人です」
未來、と呼ばれた女の子の視線を辿ると両手にジュースをもった女性がいた。あれ、でもこの人もどっかで見た気が……。
せの女性はこちらに向かってくる途中で妹が誰かと話していることに気づいた顔をする。
「未來のお友だち……?って、あなた……もしかして」
「えっ?」
「ほ、ほら。あの、街でアタシがナンパされてて、それを、助けてくれましたよね?」
「えっ!?そのときの!?」
思わず声をあげてしまう。なんという偶然。以前助けた人が姉妹だったなんて……。
「えっと、姉さん、知り合い?」
「あっ、知り合いって程ではないけど……ほらっ。前話したでしょ?アタシがナンパされてたところを助けてくれた人がいたって。そのときの人よ。未來こそ、知り合いだったわけ?」
「ううん。私も前話したよね?買い物行ったときに手が届かなくて困ってたとき助けてくれた人がいるって。そのときの人」
「そうなの!?偶然ね……。同じ人だったんだ」
ほへ〜。二人も驚いているが一番驚いてるのは俺だよ。神の巡り合わせというなんというか……。
「あっ、そうだ。名前聞いても聞いてもいいですか?」
「ああ。小鳥遊冬前って言います。高校二年です。二人は?」
「アタシは倉崎恵、大学一年生です」
「私は未來です。高校一年生です」
「えっと……恵さんに、未來さんですね……。」
いきなりファーストネームもどうかと思ったが名字だと姉妹揃ってなのでわかりづらいので仕方があるまい。二人とも嫌な顔を見せなかったのでよかった。
「そうだ。あのときアタシを助けてくれたお礼……しないといけませんね」
「いえいえ、気にしないでください」
「そういうわけにも……そうだ。ご飯でもどうですか?」
「あ〜、すいません。俺もツレがいるんで」
「あっ、そうですよね。じゃあ……また今度キチンとお礼しますね……だから、メールアドレスとか交換していただいていいですか?」
「あっ、それなら私もいいですか?」
「ほんと、気にしないでくださいね。でも、まあ、アドレスぐらいなら……」
荷物の中に入っていた携帯電話を取り出してアドレス帳をひっぱる。
「赤外線ありますか?」
「はい、未來も同じ機種だからあるよね?」
「うん」
二人とも携帯を取り出しそれぞれに交換を行う。というか、千春ちゃんといい、最近アドレスが増えるな。しかも女性の……あと、顔立ちもスタイルもいい人たちが……詳しく述べるならナナとは月とスッポンな……って、こんなこと言ったら半殺しは免れないな。
「じゃあ、またメールしますね」
「わかりました」
「それじゃあ、また」
「さよなら」
「はい、二人ともさよなら」
去っていく二人の背中を見送る。まあ、同じビーチにいるんだから、また出会う可能性も高いだろうけど……。
「……アキ?」
「わっ!?ビックリした」
突如背中から話かけられる。てっきら、まだ海にいると思っていたんだが……。
「さっきの女の人だれ?まさか、ナンパ?」
「はっ!?ちげぇよ!!」
「慌ててる……しかも、私が話しかけたとき驚いてたし……やっぱり……」
「ち、ちち、違うってば!!」
「うるさい!!アキのバカ、女たらし!!」
「ってぇー!!」
夏の砂浜にナナが繰り出したビンタの音と俺の悲鳴が響いた。
はい、如何だったでしょうか?皆さん一発ネタだと思ったでしょ?そもそも第一章の分の水着ネタも忘れてたでしょ?ここに繋げるための伏線だったんですよ。
Aki「……無駄に増やして大丈夫か?」
俺はもうNanaにKirara、MiyukiにKoharuでてに終えないぜ(キリッ)
Aki「誰が言うか」
冗談です。まあ、サブキャラ充実させたいじゃないですか。ということで、また次回。
Aki・Tsubasa「そなたとの契り、またここで会おう」




