表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔眼の幻創術師 ~勇者パーティに見捨てられた三流幻術師は真の力に目覚めて世界を翻弄する~  作者: 結城 からく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

72/106

第72話 新たな世界の幕開け

 翌日から俺は魔王として活動を開始した。

 仮面と外套で正体を隠すと、手始めに王都へと向かう。

 首脳陣を失って混乱する国に舞い戻ると、さっそく王国の支配を宣言した。


 当然ながら反発が起きた。

 俺は彼らに暴力を披露することにした。

 手っ取り早く黙らせるならこれが一番だろう。


 まずは王国の軍を率いて移動し、王国が小競り合いを繰り広げていた亜人の国を制圧した。

 そして実質的な属国に仕立て上げたのである。


 兵士達には何もさせていない。

 すべては俺とノアで処理した。

 その亜人の国はゴブリンが主導で運営しており、魔王軍とも同盟を結んでいた。

 俺にとっては格好の標的であり、躊躇いなく破壊することができた。


 戦力的な部分は何ら問題ない。

 ゴブリンがどれだけ武装していようと、幻創魔術で無効化できるからだ。

 そこを竜形態のノアがブレスで薙ぎ払えば、ゴブリンがどれだけ多くても意味がない。

 半日もかからずに壊滅状態へ持ち込むことができた。


 戦いが終わる頃には、王国軍はすっかり従順になっていた。

 得体の知れない俺達に従うしかないと気が付いたのだ。

 そして俺達がもたらす莫大な利益を悟ったのだろう。


 俺についていけば、大陸の派遣を握ることができる。

 魔王直轄の国として、豊かな暮らしができると確信したに違いない。


 俺達はゴブリンの国の技術と財産を徴収し、王国内で分配した。

 さらには勝利を祝って国内各所で宴を催した。


 ここまで十日ほどかかったが、人々はあっという間に俺という魔王を歓迎する空気になった。

 むしろ無力な前王の嘲る始末である。

 結局、細かいことはどうでもいいのだ。

 民は目の前の生活がどうなるかで判断していた。

 以前より豊かな暮らしを提供したから、俺は良い王として受け入れられたのだった。


 一方、状況を知る貴族は俺を警戒していた。

 とは言え彼らは何もできない。

 別に裏切って他国と繋がろうが構わなかった。

 俺のやることに変わりはないからだ。

 仮に裏切ったとしても、そいつらはちょうどいい見せしめに使える。


 大切なのは王国を牛耳ることだ。

 すべてはそこから始まる。

 魔王として君臨できなければ、今後について話を進めることもできない。

 この国の支配したら、ようやく世界の改革に移っていける。


 それからは魔王として名を広める毎日が続いた。

 執政は新たに構築した首脳陣に丸投げして、俺は主に戦争面を担当する。

 特に魔王が占領する地域に手を出して挑発し、ひたすら存在感を印象付けていく。


 四方八方に喧嘩を売る形になったがそれでいい。

 反撃してくる奴らは叩き潰すだけだ。

 新たな魔王の顕現を伝えるのに役立ってくれるはずだろう。

もし『面白かった』『続きが気になる』と思っていただけましたら、下記の評価ボタンを押して応援してもらえますと嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ