第35話 苦渋の選択!人は、犠牲の上に生き永らう!だまんごー。
高村まんごは、堀江沙耶香を探していた。
沙耶香は大急ぎでトイレに向かったきり、一向に戻ってこないのだ。
まんごは、沙耶香を探しにトイレに向かったが、トイレにも沙耶香の姿はなかった。
「ねぇ〜、沙耶香ちゃ〜ん、どこにいるの〜?」
そして、まんごがたどり着いたのは、体育館の裏だった。
何か嫌な予感がして、体育館の裏に探しに行ったのだ。
そこは以前に、リコーダーを盗まれたまんごがリコーダーを取りに行った場所でもあったからだ。
「えっ、沙耶香ちゃん……?」
まんごは、体育館の裏に、誰かの人影を見つけた。
「おぅ、来たか? 高村まんご! 堀江を探しているんだろ? いやぁ、わざわざお前を呼びに行く手間が省けたよ」
その人影の正体は、不知火玄武だった。
「あっ、不知火くん、こんなところで何をしてるの……?」
「何って? つれないなぁ、高村。わかってるだろ? 俺はお前に用事があるから、ここでこうやって待ってるんだよ。なぁ、わかるだろ?」
「いやよっ、絶対にマンゴスチン・ハートは渡さないんだからねっ!」
まんごは、気がついている。
玄武の狙いは、まんごが持つ果物型変身装置のマンゴスチン・ハートであると。
「おっと、高村。今回の俺を舐めてもらったら困るぜ。まぁ、この間は俺がリコーダーを舐めたんだけどな。はっはっは!」
「……。」
まんごは、玄武のつまらないボケを無言でやり過ごす。
「……、コホン。でも、所詮はリコーダーだよな。人質としての価値はそれほど高くないよな。じゃあ、お前の大切な友達の沙耶香ちゃんならどうかな?」
「うっ……。」
まんごは、玄武の横に視線を移す。
そこには、沙耶香がいた。
玄武の横で地面に座り込んでいる沙耶香は、手をロープで縛られている。そして、口には『蓮根』を咥えさせられていた。
(作者注:『蓮根』とは、穴のあいた野菜のことです。くれぐれも何かとお間違えなく!)
息ができるようにという玄武なりの優しさだ。人質は生きているから価値があるということを前回の失敗から学んだのだ。
「あう〜〜ん、あ〜〜」
沙耶香は必死に声を出すが、まともな声はまんごには届かない。
そして、沙耶香が叫ぶたびに、口に咥えた蓮根の穴から、どろりとよだれが垂れる。
そのよだれは、沙耶香のスカートを少しずつ湿らせてゆく。
「沙耶香ちゃん!」
まんごは、すぐに沙耶香に近づこうとした。
「おい、高村! そこを動くな!」
玄武が、叫ぶ。
そして、まんごの動きを止めるように、玄武は、まんごの方に向かって、ビニール袋を投げた。
ガサッ
沙耶香と玄武に近づこうとするまんごの足元に、ビニール袋が落ちる。
「高村! それを開けてみな!」
まんごは、恐る恐るビニール袋を開けてゆく。
「こ、これは……?」
その中には、びしょびしょになったおパンツが入っていた。いくらか水分は切られていたが、水分をたっぷり含んで色が鮮やかになった桃色のおパンツだ。
「っ……。」
まんごは、おパンツを眺める。
頭の中では、色々な可能性を思い浮かべていた。
「それは、こいつがお漏らししたパンツだぜ……。勘のいいお前ならわかるだろ? 今、堀江がどういう状況かを……。」
「うん……。」
まんごは、ゴクリと唾を飲む。
そう、まんごの手元にびしょびしょになった沙耶香のおパンツがあるのだ……。
つまり……、あのスカートの下は、ノーおパンツ!!!
「さぁ、高村! わかってるだろ? これから俺がどうするか……。そして、どうしたら俺を止められるかも、わかってるだろ? さぁ……、早くアレを出しな!」
玄武は、まんごに向かって叫ぶ。
「で、でも……。」
まんごは、ビニール袋をグシャリと握りしめる。
「俺にできないと思うだろ? 舐めてもらっちゃ困る。俺は、お姉ちゃんの裸を見たことがあるんだぞ! こんなの簡単なんだよ! そら、早くしないと……。」
玄武、ゆっくりと手を伸ばし、沙耶香のスカートに手をかける。
「んん〜〜!」
沙耶香は、蓮根の穴からよだれを垂らしながらも、必死に声を出し、体をよじって抵抗する。
しかし、抵抗も虚しく、沙耶香のスカートは、玄武の指で摘ままれ、ゆっくりと持ち上げられてゆく。
沙耶香の真っ白な太ももが、少しずつ露わになる。
「ほら……。1センチ……、2センチ……。さぁて、あと何センチまで大丈夫かなぁ〜?」
玄武によって、スカートがゆっくりと持ち上げられてゆく。
「だめっ! やめてっ! それ以上は! それ以上、変なことをすると、大変なことになっちゃうんだから……。」
まんごは、理解している。
ここから先は、色々な意味で危険だと。
あのスカートは決してめくられてはいけない。
「わかったよ……。さすがにこれ以上は、無理……。沙耶香ちゃんとマンゴスチン・ハートを天秤にかけるわけじゃないけど。ごめん、マンゴスチン・ハート……。私には、どうしようもできない。これが精一杯なの……。」
まんごは、マンゴスチン・ハートをぎゅっと、力強く握り締めた。
(主人……、大丈夫じゃ。わかっておる。彼女を犠牲にするわけにはいかん。妾の犠牲のみで彼女が救われるなら……。仕方ない……。)
「うん……。ありがとう。マンゴスチン・ハート……。」
まんごは、マンゴスチン・ハートを、ギュッと胸に抱きしめた。
「よし、高村! そうだ! それをこっちに投げろ!」
玄武は、スカートから指を離し、まんごに向かって叫ぶ。
「んん〜、んああん〜〜んあ!」
沙耶香は、蓮根の穴からよだれを飛び散らせながら、大きく首を振る。
「ううん」
まんごは、沙耶香の叫びに小さく首を振った。
そして、マンゴスチン・ハートを玄武に向けて放り投げた。
マンゴスチン・ハートは、綺麗な放物線を描き、まんごの手元から、玄武に向かって、飛んでゆく。
パシッ
「やったぁ! ついに手に入れたぞっ!」
玄武は、右手でマンゴスチン・ハートを掴み取った。
「さぁ、俺に変身のための呪文を教えな!」
ドドン!
次回に続く!
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私、高村まんご。小学3年生。
『マンゴスチン・ハート』に出会って、魔法少女『フルプリマンゴスチン』に変身できるようになったんだ。
うん。変身できるようになったんだけどね……。
あ〜ぁ、大ピンチ!!
大事なマンゴスチン・ハートが奪われちゃったよぉ〜。
これじゃ、もぅ変身できないね!
私、主人公なんだけどねぇ〜。ははは。
でも、仕方ないよ……。
マンゴスチン・ハートを渡さなかったら大変なことになっちゃうんだよ!!
ノーおパンツでスカートめくるとかねぇ〜。
ダメだよ!
バーンされちゃうよ〜!
不知火くんはその辺よくわかってないからダメだよねー。
沙耶香ちゃんは、その辺ちゃんと理解してたよね。前回とか、グッジョブだったし。
まぁ、そういうことだからねっ、仕方なかったの……。バーンはダメだから……。
さて、マンゴスチン・ハートを奪われちゃったし。次回は、もっと悲惨なことになるよ。
でも、私には止められなかった……。
ちなみに、しばらくはシリアス展開なストーリーが続くからね。
シリアス多めになっちゃうけど、ちゃんと付いて来てくれると嬉しいな。
たまには真面目にやんないとね〜。
え?
うん!
真面目だよっ!
誰がどう見ても真面目じゃん!
前回も真面目!
今回も真面目!
次回も真面目!
え?
シリアスな展開なのに、ギャグにしか見えない?
なんか聞いたことあるフレーズね……。
まぁいいや。次回、どうなるか気になるよね?
ん? うん。まぁ、そういうことだよ!
お楽しみに!
次回!
魔法少女 マンゴ☆スチン A’s
『第36話 世界の中心でマンゴスチンを食べたけもの!だまんごー』
だよっ!
絶対に読んでねっ!
マンゴスチン! カジュー! ヒャクパーセントー!




