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愚者の楽園に転移したけどまったく問題ない  作者: 長城万里
4 俺たちの戦いはこれからだ

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178 アキラの仲間たち

「ただいま」

「おかえりなさいお兄さん、サクラさん」


サイショノ村から戻ってアンナたちと合流する


「アキラの仲間は来たのか?」

「今日も来ていないようです」

「そうか」


早く会いたいのだろう、アンナが落ち着かない様子だ


「それより二人とも」

「なんだ?」


「いちゃつかないでくれませんか?」


「「い、いちゃついてないっ!」」


ずっと手を握っていたことに気づいて手を離す俺とサクラさん


そのあと夕食を食べながらヒマワリのこととか話した




翌日、昼食後にくつろいでいるとアンナがいきなり立ち上がった


「どうしたアンナ」

「来てます」


「ハンドパワーか?」 ゲシッ!


足を蹴られた


「センです、探知範囲内まで来たのでわかりました」


どうやらセンとアキラの仲間がやっとこの街に来たようだ


「きっとセンも私に気づいてくれていると思います」

「そうなのか?」


「はい、街に入った直後より近づく早さが早いです」

「アキラにも伝えてくるよ、あいつは気づいていないだろうから」


ガイド精霊と違って俺たちはわからないからな

俺はアキラの部屋へ伝えに行った


「教えてくれてありがとうございます」


アキラは急いで宿屋の外まで出迎えに行った


「お兄さん・・・」

「わかってる、俺たちも行こう」

「はい」


そわそわしているアンナなんて初めて見る

よっぽど会いたかったのだろう


宿屋の前で待っているとこちらへ向かってくる三人組が見えてきた

遠目なのでまだはっきりとどんな子たちかわからない

先頭の一人が俺たちに気づいて他の二人を置いて走り出す


「アンナ!」

「セン!」


一直線にアンナへ向かって走って来る少女

赤眼で銀髪のポニーテール、背丈はやはりアンナと同じだ

黒地に白を合わせた膝丈のゴスロリドレスを着ている


「元気でしたかセン」

「もちろんよ、アンナも元気そうね」


抱き合いながら喜び合う二人、微笑ましいな

真っ先に自分のところへ来なかったことが寂しそうなアキラがいた


「これは仕方がないぞアキラ」

「わかっていますよ、姉妹の再会ですから」


わかってはいても寂しいのだろう、少しだけ拗ねている


「センちゃん、いきなり走らないでよ~」

「センさま、速いです」


残りの二人も到着する


「ごめん、アンナがいたから急いじゃった」

「その方がセンさまの言っていた方ですね」

「うん」


ようやくアンナから離れてアキラの方を向くセン


「お待たせアキラ、エヴァの熱がおさまったから来たわよ

 急いで来てあげたんだから感謝しなさいよね」


「うん、ありがとう♪」


「アキラさま、ご迷惑をおかけしてすみませんでした」

「迷惑なんかじゃないから気にしないでエヴァ」


このエヴァと呼ばれる子が熱を出していたのか

セミロングでくせ毛の茶髪、ブラウンアイの少女

膝下丈の白ワンピースを着ていてアンナよりも低い背丈


アキラよ、こんな幼女もハーレムメンバーなのか?


「アキラさん、お待たせしました」

「サリーもお疲れさま」


もう一人のサリーと呼ばれる背丈がアキラより少しだけ低い少女

肩にかかる長さの赤髪で緑眼の中高生ぐらいの子

膝上丈の黒色ミニフレアスカートと白ブラウスを着ていて

留め具が金色のブローチになっているブラウンのミニマントを羽織っていた


アキラよ、もしかしてロリコンか?

いやよそう、俺もそんな風に疑われたりしたからな


「それでアンナのパートナーは?」

「このお兄さんです」


アンナに紹介されてセンが俺を見る


「おっさんじゃない! どこがお兄さんよ!」

「そうだよ! 悪かったな!」


くそう、なんて口の悪い子なんだ


「セン、さすがに失礼だよ」

「う、つい、ごめんなさい」


アキラに言われて謝るセン

一応素直なところもあるんだな


「俺はケンタ、よろしくな」

「うん」


「それじゃあ俺の仲間を紹介しますね

 まずこの子がセン、ガイド精霊です」


「ガイド精霊上位個体序列三位のセン・ドウシャです

 アンナがお世話になっています」


ペコリと挨拶するセン


「お世話しているのは私の方ですよ」

「そうなの?」


おのれアンナ、本当のことだけどさ


「この子はサリー、少し人見知りなのですみません」


アキラの後ろに隠れるようにコソコソしている


「えっと、サリーと言います・・・」 おどおど


「初対面の相手にはいつもこうなんで気にしないで下さい

 ちなみに魔法使いで火属性魔法が得意なんですよ」


そうなんだ、って魔法使い? それで名前がサリー・・・


「それからこの子はエヴァです」

「エヴァルスと言います、よろしくお願いします」


丁寧にお辞儀をするエヴァルス


「こんな小さな子を連れ歩くのはどうかと思うんだが」

「たしかに見た目幼女ですからそう思われますよね」

「見た目?」


「わたし、こう見えて子供ではありません」

「エヴァはハーフドワーフなんです」


ハーフドワーフ、ドワーフと人間のハーフ

ドワーフの血を引いているからこんな姿だったのか

ていうか、この世界に来て初めて亜人に出会えた


「ちなみに50歳ですよ」

「俺より年上・・・」


どこから見ても幼女だけど大人なんですねエヴァルスさん

ロリババアというやつか


「それじゃあ俺の仲間も紹介するよ」

「はい」


「ガイド精霊上位個体序列一位のアンナ・イニンです

 センと仲良くして下さりありがとうございます」


そういやこの二人はこの世界の住人だったな

今更だがガイド精霊とか言って大丈夫なのか?


(アキラ、いいのかガイド精霊って言っちゃっても)

(この世界に異世界転移して来たことは二人にも話しています)

(え、マジで!?)


よく信じて受け入れてくれたな

そうか、受け入れてくれる可能性があるのか・・・


ベルさんやリディアはどうだろうか

いや、今考えることではないな


「アオイ・キリガクレと申します」

「サクラです」


粛々(しゅくしゅく)と紹介が進む


「ベンケイだ・・・」


ベンケイさんが歯切れの悪い名乗りをする


「どしたのベンケイさん」

「・・・もう我慢できん」


抱きっ! 「ひゃあっ!」


「アキラ、この子くれ!」

「なに言ってんの!?」


ベンケイさんの暴走にアキラが驚く

センは混乱、アンナは唖然としていた


「だってこんなにゴスロリが似合う子なんて最高じゃないかっ!」


さっきからソワソワしていたのはそういうことか

ベンケイさんはゴスロリ服大好きだからな

自分で着るのも似合っている子も大好きなのだ


「ゴスロリ妹最高!」

「センから離れてお姉ちゃん!」

「助けなさいよアキラ!」


ベンケイさんを引きはがそうとするアンナ

やだやだと駄々こねるベンケイさん

アキラに必死で助けを求めるセン

どうしようと迷うアキラ、いや助けろや


なんとかベンケイさんをセンから離すことができた

そしてベンケイさんはアンナにめっちゃ正座で叱られていた

これは擁護できないので大人しく叱られていてくれベンケイさん

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― 新着の感想 ―
アンナちゃん、ベンケイさんを許してやってくれ病気なんだ…。
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