番外編:亮の失恋
この話は亮たちの修学旅行4日目のできごとの話です。
「太陽どうしてるかな…」
「どうしたの?亮」
「いやあいつ実家戻んのいやがってたじゃん」
俺、月島亮は柄にもなく太陽を心配していた。
「まぁ大丈夫でしょ」
「そうだなそれよりこのホテルで食える最後の昼食だ!!」
「ごめん遅くなって!!」
「北川お土産買えたのか?」
「そうだ南くんにもお土産買ってあげなきゃ」
「そうだな!!とりあえず飯食ってからな」
………
……
…
「こんなもんじゃないか?」
「そうね。そろそろバスの時間ね」
「そうだな…」
俺は修学旅行の思い出を思いかえした…
「なんか修学旅行が大半じゃないか?この話」
「何言ってるの?亮」
「いやこっちの話」
………
……
…
バスの中
「うーん長かったぜ三泊四日」
「長かったわね。一番のおもしろかったのは亮が鼻血だしたことね」
「えぇ!?亮くんどうしたの!?」
「静!!恥ずかしいこと言うなよ」
「ほんとのことじゃない」
「………っ」
静…かっこ悪いこと北川の前で言うなよ…
「亮はうるさいからモテないのよ。南くん見習えばいいのに」
「うっせぇよ」
「そういえば太陽くん大丈夫かな…」
「雪乃は南くんの話多いよね。南くんのこと好きなの?」
「うんなわけ…」
「うん…」
!?なんだとぉーー!!
「いつも目で追ってたりするんだ…これって好きだよね…」
「へぇ…そういえばさっき亮なんか言わなかった?」
「いや…なんも言ってない」
俺、月島亮は失恋してしまった…
「チクショー!!カラオケでもやるぞ!!」
それから喉が枯れるまで亮は失恋ソングを歌ったという…