if…………普通の高校生だったら、修学旅行やり直し編②
何でなんですか
何で付き合っていない設定から始めたんだ。
と、渉は嘆いています。
が、ここは短編集、イフなので、そういう事にしてください。
◇
バスに揺られて、着いた先は
リズミーランドの駐車場、また外に並ばされる
燈はしぶしぶ、自分の列へ
(あー、もう、既に帰りたい………… 何ここ、キラキラしすぎて眩しすぎる。 )
朝顔「あっかりん!ちゃんと着いてきてよ?」
「……… はい、 」
欠伸をしながら、怠そうに歩く燈を、朝顔は引っ張ってった。
「葵陽ー、その子の面倒見てよねーー」
朝顔「ちゃんと見てる!」
(その子の面倒? あー、私か。 まぁこの子達からすれば、この子は一軍女子、私は村人Aかなんかたんだろうけど。 にしてもこの人選は、無理ゲーでしょ?これで、リズミーランドって あー、私は私は、何て何て、可哀想な…………)
朝顔「あっかりんって、何でも乗れる?絶叫系」
「まぁ、乗れるけど、今日は乗りたくない気分かな」
朝顔「私乗れないんだよね、乗る時さ、 一緒に待っててもいい?」
「うん、私も待ってるつもりだったから。」
(何だ?このギャル…… 結構グイグイくるな…… でも何か他の一軍よりは、苦手じゃない…… )
朝顔「あっかりんさ、覚えてないかもだけど、私と一緒の保育園だったんだよ? ほら、渉も、神木渉も!」
「へぇー、あの神社の坊ちゃんも?」
朝顔「そう!ついでに言うと、ここのグループみんな、保育園から一緒!」
「全く覚えてない!」
朝顔「何でかそう言う気がしてた」
朝顔は笑う
2人は同じ歩幅で歩いている
みんなで今は入場ゲートに向かう途中
仲良しな子達はそれぞれ話して楽しそうだ
私はいつもその輪には入らず
1人のペースで動くけど
今日は何か違うのは何でだろう?
◇
【はい!では今から自由行動の班になって、何かあったら、すぐに先生に電話出来るように、先生の連絡先を、リーダーが登録してくださいね!】
朝顔はリーダーなので、先生の電話番号が書いた紙を見ながら入力する。
【では、夜の20時にはホテルに戻るように!解散!】
長ーい長ーい
修学旅行の始まりだ
燈は、すかさずスマホのゲームを起動する
そのスマホのゲームは、GPSゲームで、モンスターを捕獲する、新感覚のゲームだ
リズミーランドにも、モンスターはうじゃうじゃ居た
燈は楽しそうに、モンスターを狩っては捕まえて
捕まえたモンスターを育成してお世話をひたすら楽しでいた。
そんな燈に、渉は、声をかける余地もなく
一緒にいるのに、距離はどこか遠かった
◇
朝顔「ちょっと渉!」
渉「何だよ朝顔!」
朝顔「あっかりんの事好き!何でしょう??」
渉「…/// そうだけど」
朝顔「あの子さっきからずっとゲームしてて、危いからさ、手引っ張ってあげたら?歩きスマホは危険よ? 」
渉「そうだな……(これは、チャンス??)」
渉は燈の手を取ろうとした時
「あーーーーー捕獲しっぱい!!可愛かったのにあのモンスター!!」
「ん?どうした? 坊ちゃん」
渉「あ、いや、歩きスマホは危ないからさ、俺が引っ張ってやるよ 」
「えーいーよー。 坊ちゃんファンに睨まれたらめんどい」
渉は愕然として、朝顔のところに一旦戻る
朝顔「すぐ弱気にならない! ほら次の作戦!!」
◇
パーク内は燈にとっては、煌びやかすぎて目が眩んでいた。
(帰りたい。 出来ることならホテルに行って、隠し持ってきたゲーム機で、ずっとゲームを…)
などと考えながら、パリピの集団を少し離れながら
とぼとぼ、追いかけて歩く。
(水無月、相当嫌そうな顔してるな… まぁ、水無月らしいけどな… )
渉は燈にそっと、飴を渡す
「パイナップルのやつだけど」
「ありがとう。」
燈は、食べ物をくれる人=だいたいいい人だと、解釈する癖がある
少しだけ、渉に警戒を緩めた燈。
それを見ていた朝顔は、小さくガッツポーズ。
貰ったパイン飴を ガリっと 噛みたかったのだけど
ぐっと我慢する燈。
(飴が無くなったら、、 つまんなくなる。)
などと考えていた。
飴を転がしながら、パークの景色をぼーっと見る。
歩きスマホは、危ないし
あやうく、渉に引っ張られるところだったから
とりあえずゲームはやめた。
燈達グループは、やっと1つ目の乗り物について
乗れる子だけ乗るということになった。
「私ちょっとこれなら乗れるかも?」
朝顔は、渉にウインクして、乗るチームへ
◇
「本当は乗れるんじゃないの?」
燈は渉をじっと見た。
ギクッとした渉だけど、冷静を保った。
「ああ、ちょっと、寝不足だからこれはやめといた。 こんなに時間待てないしな、60分待ちか、 なんかカフェでも入るか?甘いもの食べたりとか」
「! ……… 食べる。」
甘い物に釣られた燈は、少しだけ笑顔になる。
◇
カフェも待ち時間が発生していたので
2人は、チュロスを買い、燈はコーラを買った。
渉は、コーヒーを注文。
「へー、コーヒー飲めるんだ。」
「ブラックは無理だけどな! あ、この辺座って食べようぜ」
◇
変なの……
普段話さない人と
修学旅行ってだけで
こんな事になるんだ????
まぁ、そんなもんかー
と、すごい勘違いをしながら
燈は、砂糖がいっぱいついたチュロスをかじる。
「うま!!」
ポロッと声に出してしまった。
「うまいよな! 乗らなくてよかった! 」
2人は笑顔になった。
水無月が笑ってる。
こんな笑顔見れるなんて俺は幸せ者なのか!?
渉はそんな事を考えながら、コーヒーを飲んだ。




