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この世界、なんかおかしいんですけど!? 10

 この世界にいる男はホモ、つまり、男好き。それなら、私が町で男に全く相手にされなかったのも理解できる。

「ちょっと出かける」

「また出かけるのかい? 今度はどこに……」

 だからって、このまま大人しくお城の中に引きこもっている私ではない。

「その、私の婚約者をたらし込んで横から奪い取ったっていう男のところ」

「そ、そんな危ないことは……」

 危ないというのは私の身ではなく私らか婚約者を奪った男のことだろう。婚約破棄に怒り狂った私がその原因を作った男を刺すとでも思っているのだろう。

「大丈夫、パパ。私はそんな乱暴な女性ではないから」

「それなら……いいんだけれど……」

 結局、娘だと甘やかしてはいても、このおっさんも男性贔屓のホモなんだ。あまり協力は期待しないでおこう。私のために金さえ出してくれれば、それで十分。技術的なことは、これから奪いにいくのだから。

「ねぇ、パパ。車出してくれない? 今から探しに行くからさぁ」

「車? あぁ、馬車のことか。それなら呼んであげよう。一緒に行ってあげるから」

 電気といい車といい、そして、ホモばかり、あの爺神やろう、とんでもない世界に飛ばしやがって……。次に会ったときには、その神の座から引きずりおろして私が神様になってやる。

 その前に、まずはこの世界の男を手玉に取るのが先だ。

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