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日本霊異記について

 前回のエッセイでは、元ネタが日本霊異記だと思っていたのが今昔物語だったという話を紹介しました。最近SNS上で「本格ファンタジーなんぞや」という話題が盛り上がっていたのですが、「日本霊異記」というと、どこか日本風ファンタジーの香りがプンプンしますね。

 日本霊異記は、確かに不思議な話も収録されていますが、仏教的な因果応報観を紹介する仏教説話集となっています。正式名称は「日本国現報善悪霊異記」です。上中下の3巻116話からなります。

 作者は薬師寺の僧、景戒(きょうかい)とされ、古くは雄略天皇の時代の伝説から取り上げ、最後は伊予国の僧、寂仙(じょうせん)が嵯峨天皇に転生するところで終わります。取り上げたエピソードの多くは平城京時代のものであり、まさに天平のファンタジアと同じ時代の物語集といえます。

 日本霊異記の話は、ときどき天平のファンタジア本編でも取り上げたいと思うので、お楽しみに。

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