表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

96/191

羅城門の妖怪のモデルについて

 天平のファンタジア第3章は、羅城門のほかにも今昔物語のエピソードが含まれていたことにお気づきの方はいたでしょうか。

 土蜘蛛の正体ですが、蜂に殺された蜘蛛の霊を紹介しました。今昔物語では、蜘蛛の巣にかかった蜂を僧侶が助けてやるという話があります。その後、助けられた蜂は、仲間数百匹とともに蜘蛛に仕返しに来るのですが、蜘蛛はうまく隠れて難を逃れたというのです。

 天平のファンタジア本編では、逆に蜘蛛が蜂に殺されて、蜂を助けた娘に憑りついて妖怪となるという話にしています。

 さて、自分は、このエッセイを書くまで、このエピソードを日本霊異記から引っ張って来たとばかり思っていました。ところが、いざ、その出典を確認しようと日本霊異記を調べてみても、なかなかこのエピソードが見つかりません。そこでようやく見つけたのが、今昔物語だったというわけです。

 やはり、今昔物語は奥が深いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ