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文武天皇の妻

 オビト皇子の父親の文武天皇には、3人の妻がいました。

 1人は、藤原不比等の娘と言われている藤原宮子です。オビトの母親です。

 もう1人は、石川刀子(とね)(の いらつめ)です。石川朝臣の娘であり、もとは蘇我氏です。高円広成、高円広世(ともに皇子。あるいは同一人物)を産みました。

 最後は紀竈門(かまど)(の いらつめ)です。子どもがいるとは伝わっておりません。

 このほか久勢女王(くせじょおう)が文武天皇の子であるとの説があるようです。そうだとすると、文武天皇にはもう1人妻がいることになりますが、よく分かりません。久勢女王(くせじょおう)は斎宮となっています。

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