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県犬養広刀自の子どもたち

 天平のファンタジアのサブヒロイン、ヒロミこと県犬養広刀自は、聖武天皇との間に3人の子をもうけています。さて、子どもたちはそれぞれどのような生涯をおくったのでしょうか。

 長女の井上内親王は西暦717年生まれです。伊勢神宮の斎王を務めるなどした後に、光仁天皇の皇后となります。しかしその後、光仁天皇やその姉を呪詛したと疑われ、幽閉されてしまって、その幽閉先で死亡しています。

 二女の不破内親王は、塩焼王の妃となります。塩焼王は天武天皇の孫ですが、藤原仲麻呂の乱にまきこまれて西暦764年に殺されています。その後も、称徳天皇を呪詛したと疑われたり、息子が謀反を起こそうとしたりして、淡路国に配流され、後に和泉国に移され、その後の消息は不明となっています。

 長男の安積親王は西暦728年生まれです。744年に死亡したとされていますが、その死因については毒殺説もあります。

 県犬養広刀自については目立った事績が伝わっていませんが、その子どもたちの消息をたどってみると、いずれも天寿を全うしたとは言い難いです。こういうワケで、サブヒロインのヒロミは、悲劇のヒロインという立ち位置が相応しそうです。

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