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守護霊(トーテム)のネーミングについて

 天平のファンタジアは守護霊(トーテム)によるバトルをテーマの1つにしています。

 守護霊(トーテム)は、メインヒロインのアスカ|(光明皇后)を例にとると、紅蓮の戦士『不動の解脱者(ストロングフリーダム)』と表記されます。表現上は、各Epの最初は、このようにフルで表記して、2回目以降は『不動の解脱者(ストロングフリーダム)』とのみ表記するルールです。

 裏話をしますと、このうちの「紅蓮の戦士」の部分は、こういう二つ名を用意した方が読者にその外貌をイメージしてもらい易いのではないかと考えての設定です。物語中では、守護霊(トーテム)を召喚する際に術者から霊力を与えるための言霊(ことだま)のようなもの、と説明されます。作中では、とくに意味のある部分ではなく、言ってみれば「真っ赤な太陽」でも「情熱の赤い炎!」でも、その都度、違うことを言っても良いのですが、この世界の住民は、一度決めた言霊(ことだま)はその後も使い続ける傾向があるようです。

 大切なのは、『不動の解脱者(ストロングフリーダム)』の方です。こちらは、守護霊(トーテム)を見た名付け親が直感で得た言葉をあてるようですが、その真名を象徴する名称になる傾向があるようです。

 どういうことでしょうか。アスカの守護霊(トーテム)については、その真名が問題となるエピソードを作る予定がないので、少しネタバレといきましょう。アスカの守護霊(トーテム)の正体は、阿閦如来(あしゅくにょらい)です。阿閦如来(あしゅくにょらい)の梵名はアクショーブヤと言います。アクショーブヤとは「揺れ動かない者」という意味らしく、この如来の悟りの境地が金剛ダイヤモンドのように堅固であることを示すとされています|(Wikipedia日本語版。最終更新2022年7月5日|(火) 07:34|(日時は個人設定で未設定ならばUTC))。まず、「揺れ動かない」ということで、「不動」ですね。ところで如来は、サンスクリットのタターガタの漢訳であり、もともとは「悟りを開き、真理に達した者」を意味した語ということです|(Wikipedia日本語版。最終更新2021年8月14日|(土) 12:52|(日時は個人設定で未設定ならばUTC))。ゆえに「解脱者」ですね。

 あとはその英訳です。「不動」の前の「揺れ動かない」を表す英単語としてStrong、解脱者とは悟りによって輪廻からの解放を成し遂げた者として「自由」、Freedomです。こういう発想で、『不動の解脱者』の読み方は『ストロングフリーダム』となりました。決して、某マンガの「ス〇ーン〇リー」をパクったものではありませんので、誤解なきように。


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