長編発表前に短編を公開することのメリット
すでにノベルアップ+で天平のファンタジア本編のテスト公開を行っています。
こうした長編を書き始める前に、鴨居はいくつか短編を制作させていただきました。世界観はどれも同じです。
小説を書くにあたっては、まず短編を書いてみようというのは、よく言われていることです。これを実践するために短編を書いたものでもないのですが、結論から言うと、短編を書いておいて良かったと思います。
まず第一に、なによりも小説を書く練習になったというのがあります。
次に、こういう短い小説でも、書いてみると、書くことによりアイディアが浮かんでくるというのがあります。作品の内容で言えば、プレリュード02で登場のコウセイ皇子やヒロヨ皇女、プレリュード03のナーニャとシラクの姉弟は、短編を制作して思いついた発想です。また、表現的には、文字エフェクトを思いついたというのも大きかったと思います。
さらに、自分がこれから公開しようとする小説の世界観が、どれだけ読者に受け入れられるか、検証できたというのもあります。先攻して短編をいくつか書き発表し、これで手ごたえをつかんでの本編の公開です。
最後に、短編を月に1回程度のペースで公開していったのが、これから発表する長編の良いプロモーションになったのではないかと思っています。作品公開時点で、すでに何人か読者がついているというのは、大変、心強いです。
ほかにも事前に短編を出すメリットはあろうかと思いますが、自分は、先に短編を公開していて良かったと思っています。




