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温故知新~ネタに困ったら今昔物語集
今昔物語集は、編者不明の平安時代頃に成立したとされる説話集です。芥川龍之介が好んで作品化したことで有名(?)ですね。
小説家になろう界隈では、異世界転生ものが長きにわたり強い人気ですが、「転生」という要素だけでみると今昔物語集も負けてはいません。仏教自体が輪廻転生をひとつの原理としているためでしょうか、「転生」というのは今昔物語集で好んで取り上げられる要素のひとつで、転生先は人間だけでなく、牛や馬に転生していることもあります。
小説家になろう界隈に限らず、エロ要素は根強い人気があるようですね。おそらく「エロ」というのは人間の本能の根源的部分であり、これをどう表現するかは別として、小説家の誰もが一度はテーマとしてみたい要素のひとつではないでしょうか。この「エロ」も今昔物語集は負けてはいません。SMあり、スカトロあり、NTRありです。
今昔物語は、ホラー要素もけっこうありますね。
そういうわけで鴨居は、ネタ作りに困ったら、今昔物語集などの古典を読み漁ることがよくあります。みなさまも一つ、いかがでしょうか?




