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光明皇后の不倫相手? 玄昉について
このほど、別サイト、ノベルアッププラスで、練習用のちょっとした短編を公開させていただきました。そのサイトの勉強会企画に乗る形で、小説の練習用に書いたものなので、ここで宣伝するまでもない作品です。ただ、そこで、玄昉をモデルにした少年を登場させたので、その背景を簡単に説明します。
今昔物語集第11巻第6話に「玄昉僧正亙唐伝法相語」というのがあります。そのあらすじは、藤原広嗣が光明皇后と玄昉の不倫を告発したところ、逆に朝敵とされて討伐されたので、悪霊となってしまい、吉備真備がこれを鎮霊するというストーリーです。
玄昉は、阿倍仲麻呂や吉備真備らとともに遣唐使として派遣された僧侶で、帰国後は朝廷で重用されたとのことです。
この玄昉については奇妙な伝説が多いです。いつか、天平のファンタジアの本編にネタとして挿入したいと思いますので、その際はお楽しみに。




