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歴史はやはりファンタジー 日羅のビームは外さない

 今回、鴨居が取り上げたい人物は、日羅です。

 日羅は、敏達天皇の時代に百済から招へいした賢者です。

 日羅は、大変オーラの強い人物でした。これは、「ファンタジーですから!」のネタではなく、そのように日本書紀に書いてあるのです。日羅は、部下に暗殺されそうになったとき、身体全身から光を発してこれに対抗したと記録されています。

 日羅は、聖徳太子とのからみでも伝説があります。平安時代の仏教説話集である三宝絵詞では、日羅が若き聖徳太子の姿を見て「敬礼救世観音」などと言って体から光を放ったといいます。このとき、聖徳太子は眉間から光を放って返したというのですから、なんだか異能バトルをしているような感じです。

 ここまで書けばお分かりでしょうか。ヒロヨ皇女の守護霊(トーテム)・輝ける闘士『太陽の法衣(ヘリオスローブ)』の正体は、日羅です。眉間から火焔光(フレアビーム)を発する設定です。ただ、伝説では、眉間からビームは聖徳太子の方でしたね。

 日羅をヒロヨ皇女の守護霊(トーテム)としたのは、聖徳太子がらみです。聖徳太子の父親は用明天皇で、用明天皇の母親は蘇我堅塩媛ですから、蘇我氏系です。聖徳太子の母親の穴穂部間人皇女は、蘇我小姉君であり、やはり蘇我氏系です。聖徳太子は蘇我氏の血が濃い人物なので、そのつながりで日羅をヒロヨ皇女の守護霊(トーテム)としました。

 単に、日羅のオーラを取り上げたかっただけでは? そういう突っ込みにはお答えいたしません!



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