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天平時代ってこんな時代

 天平のファンタジアは、聖武天皇の少年時代を取り上げています。

 年代は、プレリュードが平城京遷都直前の西暦709年頃です。本編では、平城京遷都直後の西暦711年頃となっています。

 オビトの父親とされる文武天皇は、西暦707年に死亡しています。物語の舞台は、その次代の元明天皇の時代ということになります。元明天皇は文武天皇の母親で、715年に退位しています。

 物語では、元明天皇が孫のオビトを嫌っているという設定にしてあります。理由は比較的単純で、文武天皇は元明天皇の唯一の息子で溺愛されていた、その元明天皇は最愛の文部天皇の嫁を嫌っていたのではないか(いわゆる嫁姑戦争ですね)、ゆえにその嫁の子であるオビトのことも嫌いだったのではないか、そういう理屈です。元明天皇は、715年に退位しながら、天皇の地位を文武天皇の嫡男であるオビトではなく、娘の元正天皇に譲っています。こうしたことも、元明天皇とオビトの不可解な関係を想像させます。

 史実では、オビトの母親の藤原宮子が、オビトを産んですぐに病気となっています。心を病んだとも言われていて、なんとなく、姑の嫁いびりがあった疑いがありますね。ちなみに、この病状はとても重かったらしく、物心ついて後にオビトが母親と対面できたのは西暦737年とも言われています。

 この頃の文献は本当に限られているのですが、ドラマとなりそうな話はいくらでもありそうです。天平のファンタジアは、この辺りを異世界の話として自由な発想で展開していきたいと思います。どこまで書けるかは分かりませんが、乞うご期待!


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