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予選会 1回戦

この物語はフィクションです。

「ただいまよりー。第1試合を行いますー。


青ーコーナー、195cm・120kg。


レンタイ国・不明の館所属、OP、OP、OP大好き。


揉みの魔術師ー、セリのドブネズミー。


ガルベスー、ボウートウー。」



「きゃあああーーー。ガルベス様ああーー。


ラックブリッジ様をボロボロにしてーー。


あなたしか出来ないのーー。お願いいーーー。」


熱狂的な女性ファンの悲鳴の様な大声が聞こえる。


僕が対戦相手の方と小説や漫画の世界で、男祭りをする事はもはや確定だろうな。


はあ。でもまあ。契約料諸々もらってるし、対戦相手の方には申し訳ないけど。


真に申し訳ございません。(心の中で謝罪)



「赤ーコーナー、210cm・130kg。


ジョセ国東地区所属、ジョセ国内戦・優勝者。


愛を伝える理性の獣。


ラックー・ブリッージー。」



「オオオオーーー。今日も愛の大技を見せてくれーー。


きゃあーー。ラック様ーー。試合頑張ってーー。」


ラック殿は女も男もファンが多い。


なんというか精悍な顔立ちに優しい微笑み。


筋骨隆々の立派な体格をしている。


ガルベスのブヨブヨボディとは比較にならない。



 試合は直ぐに始まる。集中せねば。


「アーユーオーケー。レディー・ファイト」



 どごっ。ラック殿のラリアットが、ガルベスの胸部に炸裂した。


(ぐうぅ。やっぱり恐ろしく早い。それに衝撃波魔法だ。


ラリアットは届かない距離を取ったのに、当たるのはこのカラクリか。)


ラック殿の猛攻にガルベスは防戦一方になる。



 部分密着3魔法を使って、ラック殿の動きを制限。その間にショート鉄槌でタコ殴りだ。


ラック殿の魔鈴紙は思ったより削れる。攻撃に比重をおいているのか。


なんとかガルベスのペースに持って行きたいが、パワフルな衝撃波魔法が読み切れない。


何度もまともに直撃を受けてしまう。


このままでは負ける。手段は選んでいられない。



 ガルベスは大きく距離を取り、銃弾魔法に切り替えた。


ラック殿は回避も防御も苦しそうだ。このまま無理やり押し切る。


「銃弾魔法」「銃弾魔法」「銃弾魔法」


行けるかこれならば・・・。勝利の道筋が見えたのも束の間。



ラック殿の衝撃派魔法は更に伸び、安全圏にいた筈のガルベスにまともに当たった。


やばい、もう魔鈴紙が50枚に近い。


ガルベスはラック殿に胴タックルと同時に、密着3魔法で2人を厚く覆いつくした。



ショートの鉄槌連打を体力の限り打ち続ける。


2人ともガチガチに固まる中で、ガルベスは部分的に密着3魔法を解除・再設定を繰り返した。


そしてラック殿の背面・側面に回り込み、細かく異動を続ける。


(もう息が続かない。体が重くて動かない。でも、諦めない。)


思い切って全力の頭突きを3発いれた。


同時にラック殿の右ストレートが、ガルベスのボディを打ち抜いた。



「時間切れ 審議」


もう体が動かない。ゼハーゼハー息も荒くて苦しい。


なんだ、どうなったんだ。10分経って時間切れか。なぜ審議なんだ。



「試合審判のアラナと申します。只今の試合について説明します。


10分の時間切れの瞬間に付きまして。


ラック殿の右ストレートが時間内の攻撃か、試合終了後の攻撃か精査しました。


その結果、右ストレートのヒットは試合終了後と判明しました。」



「試合結果をお伝えします。


時間切れ 勝負あり スコア 54 対 52。


勝者青コーナー、ガルベスー、ボウートウー。」


「やったああーー。ガルベス様が勝ったわー。」


「今回はお互いに息も絶え絶えの、死力を尽くしてたわーー。」


「創作意欲がキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!。キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!、もう私の筆が止まらなういぃーーーーー。」



 勝ったのか。もう足が動かない。呼吸が苦しい。


酸素ボンベが欲しい。肺が苦しい、体が欲している。

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