もうすぐレンタイ国内戦
この物語はフィクションです。
「あれ、ううん、ここは医務室か。」
気付くとガルベスはベットに寝ていた。シアプが隣で椅子に座っている。
「良かった。気が付いたわね。ビックリしたのよ。」
「シアプ、僕は今日の掘り搾り5試合の最終戦してて・・・。
あれ途中で寝てしまったのかい。」
「いいえ、最後までちゃんとやれたわよ。万能Eも出たし。
それより魔力が40M後半→50M後半になったわよ。おめでとう。」
まじかー。また魔力があがったのか。
あれ50M後半あれば、レンタイ国内戦はなんか勝てるんじゃないかなぁ。
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「ガルベス様。お久しぶりです。犬パスミラです。」
「・・・お久しぶりです。」
「突然で申し訳ないのですが、ガルベス様。
私をあなたの犬にして欲しいんです。」
もうほんとに、この人何を言い出すんだよ。〇〇〇〇なのか。
「ええっと、美力国で理想の犬を攫ってきて、上手く行ってたのではないですか。」
「タロ号とは相思相愛で私も上手く行くと思っていたんです。
身体の相性もバッチリでしたし、タロ号も喜んでくれていたんです。」
「じゃあ、なんでタロ号はいないんですか。」
犬パスミラ様は涙の滲む目で、遠くを見た。
「タロ号はホームシックにかかってしまって。
元の飼い主家族が忘れられなかったんです。
私もそれが分かってしまって。やむを得ずタロ号は、美力国の元の飼い主家族に返しました。
タロ号はとても嬉しそうで泣いて、家族との再会を喜びました。」
(なるほど、状況は分かりました。ですが、それと僕の犬になりたい話はどう繋がるんでしょうか。」
もうガルベスは聞きたくなかったが、犬パスミラ様が話してくれた。
「私は犬が好きです。しかし、犬の気持ちが分かりません。
カイ号もタロ号も本当に良い子達でした。
私が犬の気持ちを分かる為には、私が犬になるんです。
そうすれば犬の気持ちが分かります。」
(もう何言ってんのこの人。断ろう。もういい加減僕も断ってもいいやろ。)
「ガルベス様、これは聖母様から預かりました手紙と、ヴィザン貸借書100枚。
そしてレンタイ南にある、アミハ銀山の1万分の1権利書です。」
聖母様からの手紙には、誠に申し訳ないのですが、3ヵ月間だけ犬パスミラ様を犬として飼ってもらえる様。
大変丁重な文章で依頼があった。末尾に無理を言ってごめんなさい。
ガルベス殿しか彼女を押さえられないのです。
この借りは必ず返しますので、宜しくお願いしますとあった。
(ぐっ、納得は出来ないが聖母様からのご依頼。断れない。
3ヵ月経ったらいつもの犬パスミラ様に戻るっていうし、結局何とかするしかないのか。)
シアプとも話し合い、犬パスミラ様を犬として3ヵ月受け入れる事となった。
事前に本人にも3カ月だけと、念を押して約束してもらった。




