次は9地区戦へ
この物語はフィクションです。
央海歴901年2月24日
ガルベスは不明大司教様のお部屋にいた。
「ガルベス。今回私は何もしていないわ。
推薦もしていないし、誰かに口添えも頼んでいないわ。
おめでとう。あなたは9地区戦の32人目に選ばれたわ。
シアプと相談して準備してね。それじゃあね。」
「はい、了解しました。9地区戦に出ます。
不明大司教様、ありがとうございます。」
不明の館があるのはレンタイ国の中央区だ。
今回出る9地区戦はこの中央区での大会となる。
前回の81地区戦は、この9地区戦へ出る為の大会となる。
32名が出場して3勝してベスト4を決める。
9つの大会 ✕ ベスト4=36人が81地区戦で決まる。
その36人の内で4人が落選して、32人で9地区戦を行う。
ガルベスが先程、不明大司教様に言われたのは、その32人の最後に選ばれたから。
だからおめでとう、9地区戦に出れて、頑張ってねという言葉だった。
ガルベスは先日の掘り搾りによって、魔力が30M後半→40M後半となっていた。
自分でも急激な魔力の増大は嬉しいが、同時に怖くも感じる。
「お兄ちゃん、試合の練習の先生を呼んだの。
先生に教えてもらってね。
私としては前回と一緒よ。百に一つ勝てれば儲けもの。
負けて元々だから肩の力抜いてやってね。」
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「初めましてガルベス殿。シアプ様の依頼で参りました。
ヤキドと申します。ガルベス様の戦い方について、参考になる提案が出来ればと思っています。」
「宜しくお願いしますヤキド先生。」
ヤキド先生によれば、密着3魔法を駆使した上で、相手の魔法攻撃を回避するのは、天性の才能だと。
「おそらくガルベス殿の戦い方を、真似る事の出来る者は多いでしょう。
しかし、同じ事は不可能です。
ガルベス殿の攻防方法は天性の物です。他の人が物まねしても、ある程度の動きをコピーするのが関の山です。」
ヤギド先生の話を要約すると。
①ショートの鉄槌は、斜めに打ち付けると、防御の隙間に一発入れれる。
②離れ際も①の他に、超接近戦状態のショートの膝蹴りも有効です。
③相手に抱き着く瞬間にフェイント(この場合は直前停止)をして、右もしくは左のストレートを打つ。
(数回すると相手は迷ってくる。考えさせるだけでも、ガルベスには損傷がない。)
今回の争点はまさにそうゆう点についてだ。




