央海歴901年の始まり
この物語はフィクションです。
央海歴901年1月1日
ガルベスは美力国・首都美力の第1教会にいた。
教会長は不明大司教様の側近である、ギギロ様。美力国語がとても上手い。
第1教会の総勢は64人。美力国語が問題なく話せる人がほとんどだ。
ガルベスはまったく初めての言語なので、現在勉強中となる。
最寄りの尻女神教会は亜人国東部にあり、そこから立ち上げたばかりの第1教会に支援が入っている。
その第1教会に朝から知り合いが訪ねてきた。
「ガルベス様、お久しぶりです。犬パスミラです。お元気でしたか。」
「犬パスミラ様・・・。こちらこそお久しぶりです。以前は大変お世話になりました。
犬パスミラ様のお蔭で、ロストさん達は命を繋げました。ありがとうございました。」
そこへギギロ様が歩いて来た。
「これはこれは、何とも美しい方ですね。初めまして私はギギロと申します。
この第1教会の教会長をしております。
ところで申し訳ないのですが、もし宜しければお美しい貴方と、掘り搾りがしたいのですが、宜しいでしょうか。」
「まあ、お上手ですね。良いですよ、ただ私これから犬と試合をしますので、その後になります。
宜しくお願いしますね。」
「犬・・・、試合・・・。ガルベス殿どういう事でしょうか。何かの比喩表現でしょうか。」
「あのギギロ様。彼女は犬パスミラ様と言います。
私が以前央海国で初めてお会いした時、彼女は犬とエックスしていました。」
「えっ、な、う、犬とエックス・・・何で・・・」
「犬パスミラ様が愛するのは犬なんです。単純な理由のようです。」
明るいナイスガイのギギロ様が固まっている。そりゃあそうなるよ。
「申し訳ありません。ギギロ様、ガルベス様。私はこれから美力国で犯罪を犯します。」
相変わらず犬パスミラ様との会話はスリリングだ。
「私の長年のパートナー、ガルベス様とも会ったカイ号が、カイ号が他の雌犬に寝取られたんです。
カイ号は変わらず、私ともエックスはしてくれるんですが、心は彼女の事で一杯なんです。」
「犬パスミラ様、その他の雌犬というのは・・・」
「ガルベス様、もちろん犬です。カイ号と同じ犬種で、カイ号の4歳年下。
頭も良く、躾が行き届いた良い犬です。
私は、私は・・・彼女に負けて愛するカイ号を失ったんです・・・。
カイ号を失った苦しみは、新しい犬で満たすしかありません。
私の犬レーダーがここから、15km程北部にいけば、理想の犬がいると告げています。
私はこれからその犬を攫ってきますので、後は宜しくお願いします。」
攫ってきますからって、おいおい。
「ああ、そうだ。今はギギロ様に掘り搾りを頼まれたんでした。
ギギロ様、新しい犬とエックスした後に、掘り搾りしますから少しお待ちくださいね。
私すぐに行って帰ってきますので。」
犬パスミラ様はそう言うと、飛行魔法で飛んで行った。
横を見るとギギロ様が、「俺は犬の後に、彼女と掘り搾り・・・」が血の気が引いて顔が引きつっている。
「ガルベス殿、一生のお願いだ。犬の後に先にガルベス殿が掘り搾りをしてくれ。
その後にちゃんとした手順でセットしてから、俺は掘り搾りをさせてくれ。
頼む、この通りだ。ドロなら払う、1万ドロ(約140万円)だ。
お願いだ。俺が犬の後だと、スネークキング・ダウンを起こすかも知れない。」
「分かりましたよ。ギギロ様、私は平気ですから。それとドロは要りません。
本当に何て事ないですから。犬の後でもちゃんとした手順でセットすれば平気ですよ。」
「すまない。本当にすまないガルベス殿。恩に着る。」
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結局犬パスミラ様は第1教会に帰ってこなかった。
後日、新しい犬を見て我を忘れる程大興奮し、そのまま犬を攫ってレンタイ国に帰ったとの事。
ギギロ様との約束は頭の中から消えてしまったようだ。
良かった。本当に良かった。




