↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/1381

央海歴901年の始まり

この物語はフィクションです。

 央海歴901年1月1日


ガルベスは美力国・首都美力の第1教会にいた。


教会長は不明大司教様の側近である、ギギロ様。美力国語がとても上手い。



第1教会の総勢は64人。美力国語が問題なく話せる人がほとんどだ。


ガルベスはまったく初めての言語なので、現在勉強中となる。


最寄りの尻女神教会は亜人国東部にあり、そこから立ち上げたばかりの第1教会に支援が入っている。



 その第1教会に朝から知り合いが訪ねてきた。


「ガルベス様、お久しぶりです。犬パスミラです。お元気でしたか。」


「犬パスミラ様・・・。こちらこそお久しぶりです。以前は大変お世話になりました。


犬パスミラ様のお蔭で、ロストさん達は命を繋げました。ありがとうございました。」



 そこへギギロ様が歩いて来た。


「これはこれは、何とも美しい方ですね。初めまして私はギギロと申します。


この第1教会の教会長をしております。


ところで申し訳ないのですが、もし宜しければお美しい貴方と、掘り搾りがしたいのですが、宜しいでしょうか。」


「まあ、お上手ですね。良いですよ、ただ私これから犬と試合をしますので、その後になります。


宜しくお願いしますね。」



「犬・・・、試合・・・。ガルベス殿どういう事でしょうか。何かの比喩表現でしょうか。」


「あのギギロ様。彼女は犬パスミラ様と言います。


私が以前央海国で初めてお会いした時、彼女は犬とエックスしていました。」


「えっ、な、う、犬とエックス・・・何で・・・」


「犬パスミラ様が愛するのは犬なんです。単純な理由のようです。」


 明るいナイスガイのギギロ様が固まっている。そりゃあそうなるよ。



「申し訳ありません。ギギロ様、ガルベス様。私はこれから美力国で犯罪を犯します。」


 相変わらず犬パスミラ様との会話はスリリングだ。


「私の長年のパートナー、ガルベス様とも会ったカイ号が、カイ号が他の雌犬に寝取られたんです。


カイ号は変わらず、私ともエックスはしてくれるんですが、心は彼女の事で一杯なんです。」



「犬パスミラ様、その他の雌犬というのは・・・」


「ガルベス様、もちろん犬です。カイ号と同じ犬種で、カイ号の4歳年下。


頭も良く、躾が行き届いた良い犬です。


私は、私は・・・彼女に負けて愛するカイ号を失ったんです・・・。


カイ号を失った苦しみは、新しい犬で満たすしかありません。


私の犬レーダーがここから、15km程北部にいけば、理想の犬がいると告げています。


私はこれからその犬を攫ってきますので、後は宜しくお願いします。」



 攫ってきますからって、おいおい。


「ああ、そうだ。今はギギロ様に掘り搾りを頼まれたんでした。


ギギロ様、新しい犬とエックスした後に、掘り搾りしますから少しお待ちくださいね。


私すぐに行って帰ってきますので。」


犬パスミラ様はそう言うと、飛行魔法で飛んで行った。



 横を見るとギギロ様が、「俺は犬の後に、彼女と掘り搾り・・・」が血の気が引いて顔が引きつっている。


「ガルベス殿、一生のお願いだ。犬の後に先にガルベス殿が掘り搾りをしてくれ。


その後にちゃんとした手順でセットしてから、俺は掘り搾りをさせてくれ。


頼む、この通りだ。ドロなら払う、1万ドロ(約140万円)だ。


お願いだ。俺が犬の後だと、スネークキング・ダウンを起こすかも知れない。」


「分かりましたよ。ギギロ様、私は平気ですから。それとドロは要りません。


本当に何て事ないですから。犬の後でもちゃんとした手順でセットすれば平気ですよ。」


「すまない。本当にすまないガルベス殿。恩に着る。」



~~~~~



 結局犬パスミラ様は第1教会に帰ってこなかった。


後日、新しい犬を見て我を忘れる程大興奮し、そのまま犬を攫ってレンタイ国に帰ったとの事。


ギギロ様との約束は頭の中から消えてしまったようだ。


良かった。本当に良かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。