騒動の理由
この物語はフィクションです。
「痛って、うーん、回復魔法はしっかり掛けたんだか、顔面の皮剥ぎは今後やめよう。
まじで痛ったいわ。俺の顔付き変わってないよね。」
「ギギロ様大丈夫です。元からの男前顔のままですよ。」
「ガルベス殿、そりゃあ、ありがとね。」
美力国の国力は緑龍災前には、ミスラ諸大陸の1位だった。
緑龍災は3年間の間、ミスラ諸大陸全土に甚大な被害をもたらした。
緑龍災の1年半後に、美力国は同日に大統領と副大統領が緑龍に殺された。
不幸な事に美力国は民主的な選挙で、直接大統領を選ぶ政治体制だった。
2大政党の青党と赤党、他は美力国の政治に影響力が無い少数政党。
青党の大統領・副大統領の死により、規定では議会の多数派議長が大統領代行となる。
都合の悪い事にその時は、赤党が多数派で大統領代行は赤党から出る事と決まった。
この時点で既に青党と赤党の対立は激しかったが、国難に対して青党は、赤党の大統領代行を認めた。
しかし、その大統領代行も4カ月後に緑龍に殺された。
その後は緑龍の混乱と政治権力闘争により、大統領代行は不在となる。
選挙をしようにも、公正な選挙管理委員会も組織出来ない状態。
政治対立が更に深まり、行政も国防も手薄になり有効な対策を打てない。
美力国は元国力1位の地力があったので、救世主様が緑龍災を解決してくれるまで何とか国がもった。
しかし、緑龍際終結後は深まった政治対立が尾を引き、選挙は出来ないままだった。
これを変えたのは最近になって、美力国の緑龍汚染地区から、最初期型の緑龍が3匹出てきた事。
それにアムトウがミスラ諸大陸全土に現れる様になった事。
国力が現在のヒキイブ教国に劣る、国力8位になっている事。
これらの状況から青党と赤党は選挙無く、一時的に大連立を組み、暫定大統領を青党から出す事で話しがまとまった。
その上でミスラ大同盟に加盟する事で、経済・軍事の安定を図った。
ミスラ大同盟の回答は、首都・美力の郊外に尻女神教会を建てる事が加盟交渉の前提条件という物だった。




